ナイスなシンガー、モッチェ永井
土曜日に共演するモッチェ永井のことを書きます。
http://mocche.tumblr.com/
http://mocche.tumblr.com/
モッチェと初めて会ったのは、今年の1月。
渋谷サラヴァ東京でのレコ発ワンマン。
オープニング・アクトに、弾き語りの人が出るらしい、と聞いてました。
弾き語りだしサラヴァ東京だし、お洒落な人が現れて、ビートルズに通好みの味付けをした渋ポップな君と僕の曲を歌うのを想像してました。
そしたら、こんな人がやってきた。
とりあえずビジュアルからして、僕の予想をだいぶ裏切ってくれました。
そして、持ってるギターがかっこいい。
きっと古いギターなんだろう。
挨拶がてら話しかけて、最初にギターのことを質問した記憶があります。
ダイナミック・ギターという、昔の日本製のギターだという。
いい奴そうだ。
さて、どんなことやるんだろう。
おー!いいかも!
モッチェを聴いた人はみんな言いますが、とにかく声がいいんです!
とても気持ちのいい声。
上手いボーカリストなんて、いくらでも腐るほどいるけど、声質はね、もって生まれたものですから。
ずるいよ、モッチェ!
そして、いいキャラしてます。
親しみやすいビジュアルに、喋りのセンスもいい。
お客さんをリラックスして、楽しい気分にさせてくれます。
何か聞き覚えのあるメロディー。
あ、After You've Gone だ!日本語の歌詞をつけて歌ってるのか。
なるほど、カントリー・ブルース~ラグ・タイムから古いジャズの小唄をやる、よくいるタイプの人か。
うん、まあ、良いんじゃない。声いいし。
ハナレグミとかも、嫌いじゃないしね。
と、思いきや、カリプソぽい自作曲を歌いはじめます。
サビで「メント」という言葉が。なるほど!メントをベースにした曲か!
これはいいね!なかなかいないね!
そして、所々に挿入される「ラララ~」というフレーズの歌い回しから、きっとサム・クックが好きなんであろうことが想像されます。
これは友達になれるかも!
打ち上げでサム・クックの話を振ると、やっぱり食いついてくるじゃないですか。
彼もクラリネットに興味ある、ということで、まんまと友達になることに成功しました。
で、しばらくして、スタジオに入ってみませんか?とモッチェから誘いが。
軽く遊びにいくつもりで行ってみたのが、バンドの形になり、モッチェ・メント・バンドとして数回ライブをやりました。
モッチェとのライブは盛り上がるし、楽しいです。
彼がいいので、僕も遠慮なく吹けます。
自慢しますが、僕のクラリネットのスタイルは、メントにも合うんですよ。
デュオでもライブやったし、また別の編成でもやりました。
そう考えると、ここ半年くらいで一番多く共演したシンガーかもしれません。
モッチェは、もともとスカのバンドにいたこともあり、そっちの業界では割と知られた存在です。
たぶん、その世界で活動していく分には、困らないでしょう。
しかし、僕の周りには彼のことを知ってる人はあまりいません。
もったいない!
ということで、今回バイユーゲイトのライブに誘ってみました。
この文章で勘違いされないように、言っておきます。
モッチェは、スカ、レゲエ界隈のシンガー達とは一線を画しています。
あの、オーガニックでやけにピースフルな、僕がどうしても馴染めない独特な雰囲気は、彼にはありません。
モッチェからは、もっと幅広い、僕の好きなルーツ・ミュージックの匂いがします。
自作曲も、スカとかの感じがとりわけ強い訳ではありません。
ルーツ系シンガーソングライターとして位置づけると、いそうでいない個性だと思います。
その声は、体験しないと分からない。
今度の土曜は三鷹バイユーゲイトへ是非!
10/4(土)三鷹バイユーゲイト
http://bayougate.voxx.jp/
ゴールデン・ワックス・オーケストラ & モッチェ永井
19時Open 20時Start
チャージ1500円+ドリンク
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