古道具&双六亭のライブに行きました

渋谷の喫茶スマイルに、古道具と双六亭のライブを見にいってきました。

よかったです。
どちらも、音楽をたくさん聞いてきたんだな、というのが分かります。
曲の進行やリズムや、些細なフレーズの中に、ルーツミュージックの断片が散りばめられています。

こういうライブが気軽に聞けるって、すごくいいです。
バンドだけど、音もうるさすぎないし。

ミュージシャンでも、音楽をあまり聞いてない人って、意外に多いものです。
そういう人は、何かのきっかけで楽器をやらなくなったら、音楽聞かなくなるんだと思います。

楽器というのは、テクニカルな要素が多いものです。
だから、音楽を好きじゃなくても、手が動いて、音を聞き分ける能力があれば、誰でもミュージシャンになれます。
指が早く動くだけで、仕事もあります。

でも、同じフレーズを弾いても、音楽を愛して聞いてきた人の出す音はね、違うんですよ。
何が違うのか、わかりません。
でも、間違いなく、違うんですよ。

古道具とは、三鷹のバイユーゲイトを通じて知り合いました。
双六亭も、バイユーゲイトに出てます。
昨日はお客さんの中にも、バイユー周辺で知り合った人達の顔がありました。
みんな、音楽好きです。

僕は、楽器を演奏しますが、それだけじゃなくて、音楽が好き、という気持ちを人と共有することが好きなんです。
相手が好きな音楽が、僕と同じものでなくても構いません。
音楽が好きだ、という部分をお互い交感できればいいんです。

音楽が好き、という気持ちがあった上で、さらに楽器のスキルや才能の話になるんだと思います。

僕も含めて、昨日スマイルにいた人達のうち、誰にどのくらい才能があるのかは分かりません。
でも、みんな音楽が好きなのは間違いない。
それが、心地よかったです。


なんか、最近こんなことばかり書いてる気がします。
音楽を愛してないミュージシャンに対して、嫌な気持ちが溜まっているのかもしれません。

いけないいけない。
自分のことに集中しないと。
そんな奴らのことを考えてる時間は、僕にはないんだから。

ブログ書いてると、自分がどんなことを考えてるか、分かります。
みっともないくらいに。
そういう、みっともない様な部分まで、誰かに分かってほしくて、音楽やってるんだと思います。

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