N.O.生活(渡米前)3 サンフランシスコで英語を学ぶ

サンフランシスコでは、2ヶ月間、語学学校に通いました。
それまで、僕は英語を勉強するのに、参考書を買って家でひとりで勉強していたんです。
長期渡米を考えてるわけですから、やっぱり会話もできないといけない。
そのために、現地で勉強するのはいいだろう、と思ったんです。

小さな学校でした。
クラスはレベル別に10くらいに分かれています。
僕はたしか、中級の下の方あたりのクラスだったと思います。

色んな国の人がいました。
もちろん日本人も。
ビザ取得のために籍だけ置く、という様な話も聞いてましたが、実際はみんな真面目に勉強してましたね。
英語をマスターしてアメリカで働きたい!という熱意に溢れた若者も多かったです。
みんなで集まって真剣に勉強するなんて、高校以来のこと。
新鮮でした。

普通に文法の勉強をやります。
特別なことはありませんが、授業は英語です。
教科書ももちろん英語です。
良かったのは、ネイティヴの意見をその場で聞けるということ。
あと、論文の書き方が学べたこと。
結論ファーストの文章の組立て方は、英語のコミニュケーション全般において役立ちました。


旅行以外では、初めての英語圏での生活です。
疲れます。
だって、何を喋るのにも、頭を使うんですよ。
それこそ、「よお!」ってくらいの軽い挨拶でさえ、発音を意識しないといけない。
いや本当にね、「Thank you !」って言っても、聞き返されたりするんですよ。

あまりに通じないので、これは発音をやらなきゃと思って、日本人街の紀伊國屋書店にいって参考書を買いました。
日本から輸入して売ってるので、高いです。
2〜3冊買いました。
その中で素晴らしい出会いが。

明川 哲也 著 『オバケの英語
この人なんと、ドリアン助川です。
叫ぶ詩人の会と金髪先生でしか知らなかったので、海外で音楽活動したり小説書いたりしてるとは、驚きました。
こういう人の書くものなら面白いだろう、と思ったら、案の定。
英語を勉強する過程で沢山の本を読みましたが、これは最高。
勉強してるのに感動する。
ハンカチの用意が必要かもしれません。
そしてやる気が出ます。
英語だけじゃなくて、人生を鼓舞してくれる。
特に音楽や何かをやってる人には、おすすめします。
僕の英語のバイブルです。

発音やリスニングの本で、CD付いてるじゃないですか。
あのCDの、音楽やナレーターのダサさには、うんざりします。
この本はもちろん、そこも完璧。
あまりに感動して、帰国してから明川哲也の小説も読みました。
面白かったですよ!
僕メキシコ大好きですしね。


とにかく、発音が大変だったんです。
日本にいる外国人は、日本人の発音に慣れてるので、カタカナ英語でも通じます。
アメリカでも、観光客が来る所は比較的通じます。
でも、ローカルな場所では、恐ろしい程に聞き取ってもらえません。
海外で観光以上のことをしたいなら、みんなこの本を買ってから行きましょう!

ついでに、他にお勧めの参考書を挙げておきます。

英語耳
かなり話題になりましたね。
これはいい本です。
勉強方法にまで触れています。
発音に関しては、言葉で説明するのに限界があるので、複数の本を参考にするのが良いと思います。
僕は、先の本とこれと、さらにちょくちょく本屋で他の本も立ち読みしました。

英語を聴きとるための耳ならし・口ならしリスニングドリル
会話に活かせる実践的な本です。
付属CDの質がいいです。
ドリアン助川の本と並んで読み倒した一冊です。
僕は、英語に関しては、最初に簡単な文法書を読んでから後は、ほぼこの本をやったのみです。
他にも何冊か買ったし、図書館や本屋で立ち読みもしましたが、結局この一冊で十分だったと思います。

他には単語をたくさん覚えて、あと文章を読んだりしたくらいで、特別な勉強はしてません。
サンフランシスコでの3か月間以外は、日本で自分のアパートで勉強しました。
でも英語できるようになりました。
留学後のことではありますが、TOEICは955点です。
学校なんか必要ないですよ。


とはいえ、語学留学は役に立ちました。
でもそれは、学校の内容がどうこうというより、合宿的な効果が大きいと思います。
PCもない、娯楽もない、友達もいない中で、勉強するしかないですから。
僕は日本人と遊んだりもしなかったし、ずっと勉強です。
朝起きて単語覚えて、発音練習して、本の付属CD聞きながら学校行って〜という日々です。
町の人とも普段より積極的に話すし、周りの会話にも耳をすませます。
楽器の練習以外は、ほぼ英語ばっかりでしたね。
そういう生活を1〜2か月も送れば、何でもイヤでも上達します。

コストは、かかります。
僕も滞在後半は宿に泊まったので宿泊費もかかりました。
学校だって、たしか30万くらいかかったように思います。
日本に部屋があれば、アメリカ滞在中そっちの家賃も発生します。
(ちなみに僕は、知り合いに部屋を貸したので、そこの負担は軽くて済みました。)

それでも、頑張って行く価値はあると思いますよ。
まさに強化合宿。
短期間で、高い効果が得られます。


しかし全く話が進みませんね。
書いてると、あれもこれも、となって思わぬ方向に進んでしまいます。
このままだと英語勉強法ブログになりそうなので、今日はこの辺で。

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