Bulletproof Musician: 成功の秘密は失敗にある

Bulletproof Musician という英語のサイトの記事を、ランダムに翻訳するシリーズです。
ミュージシャンのメンタル面に関する内容を扱っています。
音楽をやっていない方でも、自己管理やマインドの問題に興味があるなら、是非ご一読下さい。





The Secret of Highly Successful People

http://www.bulletproofmusician.com/the-secret-of-highly-successful-people/


成功者として思いつく人物を、思い浮かべてみて下さい。
実際に会ったことのある中から、真剣に3〜5人ほど選ぶのです。

次に、やはり知人の中から、最も頭が良くて才能がある数人を挙げてみて下さい。

2つのリストは一致しましたか?
おそらく一致しなかったのではないでしょうか? 

なぜなら現実には、世界的な成功者の多くは、必ずしも才能がある人物というわけではないからです。
これは良い知らせです。
生まれつきの才能は変えることができませんが、それ以外の要素は後から獲得できるはずですから。

以前に書いたように(「クッキー泥棒」)、スポーツ心理学の大きな発見のひとつは、 自信と成功との密接な関係です。
しかし、自信だけでキャリアを築けるわけではありません。 
当然、努力も必要です。
ガイ・カワサキ(シリコンバレーの成功者)の言葉を借りれば、 “ロースト・ダックが口に飛び込んでくるのを待つなら、河辺で何十年も座っていればならない"のです

頭脳でも才能でもなく、自信だけでもない。
成功を手にするために必要なものは何でしょうか?


実は、それは何も特別ものではないのです。
それはズバリ、粘り強さです。


“ノー” に対峙する

成功者の多くは、一度や二度ならず、何度も失敗を繰り返してきています。

Charles Schultz (「スヌーピー」の作者) は、高校の卒業名鑑にいくつものイラストを応募して、すべて落選しました。

「ハリー・ポッター」の第一稿は、12の出版社に断られました。

「風と共に去りぬ」は38の出版社に断られました。

ウォルト・ディズニーは、長年の夢であるディズニー・ランド建設にあたり、302回も融資を断られました。 

ケンタッキー・フライドチキンの創始者カーネル・サンダースは、彼のチキン・レシピへの出資者を見つけるまでに1009回断られたと言われています。


統計から分かること

セールスマンの世界を見てみましょう。
業界の売り上げの8割は、上位20%のトップセールスマンによって成されていると言われます。
そこまで成績が偏るのはなぜでしょうか? 
一般的に、客に商品を売るには、最低5回は営業をかける必要があるとされています。
しかし実際には、44%のセールスマンは最初の“ノー” であきらめてしまいます。
22%が2度目の “ノー” で、14% が3度目の“ノー” で引き下がります。
つまり、あきらめが早いセールスマンの数が、全体の80% にも上るのです。

また、成功者はIQ が高いものだと思いがちです。 
しかし意外なことに、様々な研究から、IQと仕事の成績との関係は、10段階で示すと2〜3程度だということが解っています。

粘り強さ

粘り強さを身につけるには、ストレス耐性を鍛えることが効果的です。

ダメだと思ったら、いったん深呼吸をし、あきらめる前に最後のトライをしてみて下さい。
結果は重要ではありません。
無理だと思っても挑戦することによって、徐々にストレスに負けない精神力が身についてくるのです。
体を鍛えるためにジムに通い、少しづつトレーニングの負荷レベルを上げていくのと同じことです。

推薦映画
ディズニーのアニメーション『ルイスと未来泥棒』がお勧めです。
少年が、
失敗しながらも数々の困難に立ち向かっていく物語です。
“前に進み続けること”の重要さが描かれています。

・推薦本
『The War of Art』 by Steven Pressfield
※著者の推薦本ですが、日本語訳はありません。
英書のリンクを張っておきますので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。

http://www.amazon.co.jp/The-War-Art-Through-Creative/dp/1936891026

The One-Sentence Summary

“Fall down 7 times, get up 8(七転び八起き)″ ~日本のことわざ

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