アコーディオン祭り

すごいライブに行ってきました!
『スクイーズ・ボックス・ナイト』。
スクイーズ・ボックスとは、アコーディオンのことです。
アコーディオンを使ったバンドを集めたイベントで、東京と大阪とで交互に開催されているそうです。

会場は、目黒のリトルテキサス。
テキサス愛に溢れたお店です。
愛の量が、すごい!

出演は、東京からLos PeriquitosとZydeco Kicks、大阪からConjunto Jの3組。
音楽ジャンルとしては、ルイジアナの「ザディコ」と、テキサス~メキシコの「コンフント」。
どちらも、地域の音楽という色の濃い、まあマイナーなジャンルです。

で、そのマイナーな音楽を好きな人が集まるわけです。
そんな機会はそうはありませんからね、そりゃ盛り上がりますよ!
少し遅れて行ったら、居場所がないくらい満員で、もう最初から掛け声も飛びまくり。
正直、ここまで盛り上がるなんて想像してませんでした。
僕は、普段なかなか聞けないジャンルのライブだから、ということで行ったわけです。
それが、本当にお祭りみたいでビックリ。

マニアックな音楽って、どうしても発表会みたいな空気になりがちで、知らないお客さんが馴染みにくかったりします。
昨日は、そうじゃなかった。
こういうライブこそ、ザディコやコンフントを知らない人が聞いたらいいと思います。
とはいえ、知らない人をマニアックな音楽のライブに誘うのは、躊躇してしまうんですけどねー。

お客さんもそうだけど、どのバンドもみんな楽しそう。
やっぱり、好きでやってるわけですから。
好きな音楽を仲間と演奏する。
これ以上楽しいことはありません。
たぶん、このレコードいいよね〜この曲やりたいね〜とか言い合ったり、演奏しながらその音楽の気持ちいい「ツボ」をみんなで探り合ったりしてるんだろうな。
うらやましい。


もともとアコーディオンは好きなんですが、やっぱりライブで見るとグッときますね。
アコーディオンやりたい!と思いました。
それも、ザディコ・キックスの由武さんが使ってる、ケイジャン・アコーディオン。
音色がいいんですよー。
複数のキイには対応できないし、色々と制約のある楽器みたいですが、やりたい!

クラリネットは、単音楽器だから、コードが鳴らせません。
今までも、コード楽器やりたいなと思ってギター買ってみても、熱中できなかった。
それはきっと、音色なのかも。
ギターも、いい楽器でいいコードを鳴らせば、美しく響きます。
でも、声や管楽器と違って音を伸ばすことはできません。
発音したあとで音色自体を変化させることができないから、一音で聞かせるのが難しい。

アコーディオンは、できます。
それが、クラリネットの感覚に通じるような気がするんです。
音色自体も、リードをビビらせた雑味のある感じが、僕の好みだし。

さすがに今すぐ買う予算も練習する時間もないけど、いつか。
数年以内には、やります!
完全に趣味として、マイペースでね。
老後は家でずっと好きな曲をケイジャン・アコーディオンで弾いてれば、幸せだろうと思います。

そんな風に思わせてくれるライブに行けて、良かった。
次回東京でやるときは、こういう音楽に馴染みのない人を誘ってみようかな。


ロス・ペリキートス

ザディコ・キックス

コンフントJ

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