2015年1月29日木曜日

なんで音楽って疲れるのか

あらためて気づきました。
音楽やるって、疲れます。
いや、もうそのまんまの意味です。

肉体的な疲れじゃなくて、頭というか。
集中力を使うから疲れるんです。

高橋絵実さんと演奏しました。
短いライブで、僕は全部で6~7曲しか演奏してません。
でも、ものすごーく疲れた。

絵実さんは、恐ろしく繊細な表現をする歌手です。
フレージングとかピッチとかリズムとか、そういういわゆる音楽的なこと以上の、感情面みたいな部分がものすごい。
隣で吹いていて、下手な音は出せません。
「意味」のない音は出せない。
とにかく集中しないといけない。

こんなに集中力を一度に使うことって、なかなかないです。
終わったら、どっと疲れていました。

まあ、絵実さんは、特殊なケースです。
こんなに全編通して深い所で歌うシンガーを、僕は他には一人も知りません。
そんなことしてたら、普通なら倒れちゃいますよ。

昨日はピアノと3人だけだったから、余計に集中が必要でした。
音を聞きながら、考えながら、絵実さんの感情にリンクしようとする。
正直、そのバランスが上手く取れなかった場面もありました。
僕のスキルが足りないからです。
未熟さを痛感しました。
まだまだまだまだ、足りないんですよね。

絵実さん程に集中力を使うライブはそんなにないです。
とはいえ他のライブでも、多かれ少なかれ、集中からくる疲れというのはあると思います。
演奏終わって疲れたーって思うのって、肉体的な疲労より、頭からくる疲れが大きいんじゃないか。
と、あらためて気づかされました。

集中して集中して、音楽的なことと感情と何もかもが全部ぴったり噛み合った時に、フロウとかポケットとかマジックとか言う、自分が消えてしまう感覚が発現するんじゃないでしょうか。
それを目指して、その頻度を上げるために、僕らは毎日練習してるわけですよね。

さあ今日も練習しよう。

2015年1月28日水曜日

若いからってダメな奴はダメ

「まだ若いから」って言う人がいます。
若いから仕方ないって。
僕は、そういう風には思いません。
若くても、尊敬できる素晴らしい人はいるし、年配だって至らなすぎるダメダメな人もいます。

人としての話なら、まだわかんなくもないかな。
でも、ミュージシャンの間でそうやって考えるのは、どうなの?

ダメなやつはダメ。
そして、「若いから」って言ってしまう、若くない方のミュージシャンも、ダメだと思います。

音楽は音楽だけで考えるべき。
年齢も、性別も、人種も、キャリアも、何も関係ない。
そういう表面の色に目を奪われていちゃあダメだと思うんです。
地に足をつけて真摯に音楽をやっている人は、誰かに対して「若いから」なんて言わない。


昔、高校時代かな、エリック・ロメールの映画を見ました。
タイトルは忘れたけど。
その中で、たしか10代前半くらいの女の子と中年の男が、真剣に恋愛について議論するシーンがありました。

すごく羨ましいと思いました。
フランスいいな、個人主義って素敵だな、って思いました。

子供だから、女だから、おじさんだから。
〇〇だから、っていうのは、相手を人間として見ていないことです。

若いから?
関係ねえよ、そんなの。
もっと音楽聞こうよ。
好きなら、聞くし、やるよ。



今夜は、若い歌手と演奏します。
高橋絵実さん。
若いけど、素晴らしいです。

●2015/1/28(水)●
新宿カールモール
「高橋絵実とひみつのおはなし」
open19:30
chage¥800
1ステージ20:30
2ステージ21:30

素晴らしすぎる、モダンスイマーズ「悲しみよ、消えないでくれ」

モダンスイマーズ「悲しみよ、消えないでくれ」を見てきました。



素晴らしい!
もうね、言葉がありません。
人間の奥底に流れる本質的な感情を、そのまま舞台に乗せたような。
あーあ、何か書こうと思っても、この舞台の前では陳腐な言葉しか浮かびません。

中身について書くことは、もっとプロフェッショナルな書き手に任せた方がいい。
気になる人は、勝手にググってください。


僕が言わずに、いや、叫ばずにいられないこと。
それは、最高の舞台に対して、観客があまりにも酷かった!!

はい、怒ってます。
だって、舞台上では、ものすごい感情の渦が展開されてるわけです。
なのに、多くの観客は、その悲しい深い感情には全く目もくれずに、ただ表面的なアクションの可笑しさだけで、ゲラゲラ笑ってるんですよ。

例えば、おもむろに酒をグビってあおったり、みっともなく物を投げたりするのでも、その行動の後ろには、深い複雑な感情の動きがある。
突然大声を出したり、的外れな発言をしたりするのも、全部そう。
登場人物たちは、みんな割り切れない感情を抱えて、それが表出した結果、エキセントリックな行動になってしまってる。
こんなにも人間の深い葛藤を目の前にしながら、それに全く気づかずに表面だけ見ていれるなんて、信じられない。

ジャニーズとかアイドルの舞台じゃないんですよ?
そういう、深みとは無縁のエンタメとは違うんですよ?
君ら、なんでこの舞台見にきたの?
吉本とかお笑いでも見にいけばいいじゃん。

作・演出のホウライさんは、これだけの物を作って、それがほとんどの観客に伝わっていないことを、どう感じているんだろう。
役者達は、これだけリアルな感情を提出して、それが受け止められない状況で、舞台上でどう感じるんだろう。


モダンスイマーズは、人気劇団だそうです。
ということは、何も見ずに能天気に笑ってるお客さんの中に、劇団のファンも多くいたことでしょう。
そういう、モダンスイマーズを全く理解できない人達に支えられて、活動を続けてきている現実があるわけです。
なんなんだろう。
理解不能です。


本当に、混じりけのない素晴らしい舞台でした。
無神経な笑い声は、まるで舞台に石やビール瓶を投げるようなもの。
迷惑です。
ちゃんと表現を受け止める感性とエネルギーを持ったお客さんとだけで、観たかったです。
一人で見たいくらい。

あ、でもそれじゃ赤字ですね。

素晴らしい表現がきちんと評価される未来が、いつか来るといいな、と心から願います。
モダンスイマーズ最高!


2015年1月27日火曜日

Bulletproof Musician: 集中力を高めるスキル-「マインドフルネス」

Bulletproof Musician という英語のサイトの記事を、ランダムに翻訳するシリーズです。
ミュージシャンのメンタル面に関する内容を扱っています。
音楽をやっていない方でも、自己管理やマインドの問題に興味があるなら、是非ご一読下さい。



How to Reduce Mind-Wandering nd Be More Focused in Critical Situations
http://www.bulletproofmusician.com/is-this-the-key-to-being-less-distracted-on-stage-and-in-the-practice-room/

※今回は、「マインドフルネス」についてです。
潜在能力を引き出す方法として、欧米では数年前から注目されています。
まだ日本にはあまり入ってきておらず、上手く内容を表す訳語も定着していないようです。
「気づき」「覚醒」などと訳されています。

目の前のことだけに意識を集め、雑念を取り払う、というイメージでしょうか。
一応、日本語の書籍も出ていますし、団体もあります。
が、それらはニューエイジ・宗教的な雰囲気が濃厚で、個人的には馴染めません。
良い情報源があればお知らせください。



まずは手を洗ってきて下さい。
理由は後から説明します。
いま触っているパソコンのキイボードあるいはスマホの画面は汚れてるはずですから、ちょうどいいでしょう。

さて。
手を洗っている間、何を考えていましたか?
流れる水の感触や、汚れが落ちていく様子、タオルの質感、水分の乾き具合などを、意識していましたか?
細菌だらけの携帯電話や、どうでもいいような何か他のことを思っていたのではありませんか?

こうして思考が逸れるのは、脳の性質と言えます。
雑念に費やされる時間は非常に多く、なんと一日のおよそ47%にも上るのです。

音階練習の最中に、ランチに何を食べようか、と考えてしまうことがあります。
ステージ上で音を出していない間、誰かの香水が気になる。
テスト中、残り時間を気にするあまり、問題に集中できない。

誰でも気が散ることはあるでしょう。
そのこと自体は、大した問題ではありません。
しかし、集中力によって演奏の質が大きく左右されるのも事実です。

これまでにも、いくつかの対応策を紹介してきました (頭を使う、 ランダム・プラクティス、 目標の具体化 )。
今回は、より根本的なやり方を取り上げます。
集中力のコントロールを目的とする、「マインドフルネス」と呼ばれる方法です。



マインドフルネス

読解力を左右するのは、集中力の持続時間だ、という研究結果があります。
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究チームは、 「マインドフルネス」のトレーングによって、
a) 意識が散漫になることを防ぎ、
b) 読解力を向上させることができる、
という過程のもとに、ある実験を行いました。

まず、大学生48人にGRE (大学院進級のための共通テスト) を受けさせます。 

その後、学生たちを2つのグループに振り分けます。
「マインドフルネス」を学習するグループと、「栄養学」を学習するグループです。
当人たちには、同じような2つのプログラムを比較する、と説明しておきます。

両コースとも期間は2週間です。
その間に45分×8回のクラスに参加し、毎日課題をこなさなくてはなりません。

マインドフルネスのクラスでは、10〜20分かけて様々なエクササイズを行い、意見交換とインストラクターからのアドバイスがあります。
一日10分間の瞑想に加えて、日常生活の中でもマインドフルネスを実践するように意識します。

栄養学コースは、栄養科学の基礎と、健康的な食生活について学び、食べた物を毎日記録します。


マインドフルネスと読解力

2週間後、参加者は再びGREを受けます。
問題は異なりますが、同レベルのものです。

予想どおり、栄養学コースの学生のスコアに変化はありませんでした。
一方で、マインドフルネスを学んだ学生達は、たった2週間の期間で、平均16%もスコアを伸ばしました。 


マインドフルネスと集中力

さらに、集中力の変化を調べます。
自己申告に加え、特殊なやり方のテストを行います。
断続的にテストを中断し、その時点での集中の度合いをサンプリングしていくのです。

ここでも、マインドフルネスの効果が確認されました。
前回のテストの出来が悪かった者が、集中力の持続時間が飛躍的に向上し、スコアを伸ばしたのです。

二週間の間に行ったのは、テストの内容についての勉強ではなく、気が散ることを抑える方法です。
つまり、結果につながったのは、集中力の持続によって多くの内容を読み取ることができたからだと言えます。

ここに挙げた研究の他、スポーツの分野にもマインドフルネスは広まってきており、瞑想と同様、様々な局面において効果を発揮することが分かってきています。
もちろん音楽においても、練習から多くを吸収する、緊張状態で集中する、といった面で役立つでしょう。


マインドフルネスの仕組み

「マインドフルネス」による集中力の持続は、デフォルト・モード・ネットワークと呼ばれる脳の働き(休息時における脳の状態)を抑えるためだと思われます。
これまでの研究から、意識が散漫な状態では脳がデフォルト・モード・ネットワークにあることが分かっています。
その働きを抑えることが、意識の集中につながるのです。


マインドフルネスを身に付ける

日常生活の中でも、マインドフルネスを身につけるためにできることは多くあります。
例えば、ちょっとした動作に意識を向けるだけでもいいでしょう。
食べる動作を意識し、歩く動作を意識し、食器を洗う動作を意識してみてください。

もっと本格的に勉強したい場合には、瞑想のトレーニングが役に立つでしょう。

色々なやり方を試してみてください。


※参考書籍、参考サイトが上げられていますが、すべて英語です。興味ある方は、元記事のリンクから見てみてください。

2015年1月26日月曜日

バイユーゲイトでGWOやります!

今週土曜、ゴールデン・ワックス・オーケストラやります!
今回は、普段と違う、とてもスペシャルなライブです!


南国Barバイユーゲイト
1月31日(土)
GOLDEN WAX ORCHESTARA / Los Royal Flames
開場19:00 開演20:00 料金 2000円(+要1drinkオーダー)


場所は、先日火災にあった音楽バー、三鷹バイユーゲイトです。
バイユーゲイトは、12/7日に隣のビルの火事に巻き込まれました。
バイユーの入っているビルも被害を受け、営業できない状態になりました。
いまだ営業再開の見込は立っていません。

今までは、決まっていたライブのうち可能なものだけ、武蔵境のMISTYというお店を借りて行っていました。
今回が、火事以来初の、お店でのライブとなります。

とても嬉しいです。
火事の後、色んな色んな人が、バイユーを助けようと動いてきました。
たくさんの気持ちが、集まりました。
そうして、ようやく、店内にお客さんが入る。
その、いわば記念すべき日に、自分が音を出せること。
光栄です。

もちろん、タイミングです。
日程は、火事の前から決まっていて、たまたまこのタイミングでお店でライブが可能になった、という話。
それでも、特別に感じずにはいられません。
火事の翌日、バイユーゲイトに行きました
その時のことを、思い出します。
大好きなお店です。


ここまでは、気持ちの話。
それだけでなく、今回のライブがスペシャルなのは、他にも理由があります。

ライブ再開とはいえ、お店は万全の状態ではありません。
店内は快適な環境ではないかもしれません。
まず、エアコンがつかない。
ストーブで対応するが、寒いだろうということです。
そして、フードとドリンクも、限定されたものしか出せない、と。
火事の痕跡も、残っていると思われます。
僕もお店に行って確認したわけではないので分かりませんが、通常のライブ環境とは、異なるものになるでしょう。

そして、もうひとつ。
共演のロス・ロイヤル・フレイムスのギタリストが、今回出演できない可能性が高いです。
なので、ロス・ロイのステージは、我々GWOがバックを付けます。
この話もまだ決まったばかりで、どんなサウンドになるか、未知数です。

これもねー、どうするか迷ったんですよ。
金曜深夜に、ロスロイの坂口さんと会って話して。
他の対バンを探す、とか、GWOワンマン、坂口with○○のスペシャル・ユニットとか。
でも、僕は、ロスロイとやりたかったんです。
確かに、どんな選択肢でも、いいライブは可能でしょう。
ただ今回は、バイユー復活初ライブということもあり、それだけには、したくない。
ロスロイは、バイユーゲイト馴染みのバンドです。
他でもライブやってますが、バイユーにすごく合ってると思います。
GWOが初めてバイユーでやったのも、ロスロイと一緒でした。
GWOとロスロイ。
他に相応しい組合せは、見つかりません。

あくまでも、ロス・ロイヤル・フレイムスの看板でやってほしい。
それで考えた結果、僕らがバックをつけるしかないだろう、と。
はっきり言って、気持ちだけで決断しました。
おそろしく大変なのは分かってます。
だって、1週間で10曲くらい覚えるんんですよ?
僕らは、譜面を見てそのコードを弾いて、とかいうやり方はしませんからね。
曲を、体に入れるんです。
そうしないと、ロスロイになれない。
まあ知ってる曲が大半と思いますが、楽ではありません。
やりますよ!


というわけで、特別なライブです。
記憶に残るものになるはずです。

と、こうやって口に出すことで、自分を鼓舞してるんですけどね。

バイユーゲイトに、来て下さい!!
寒いかもしれないので、厚着でね!


2015年1月25日日曜日

数日いろいろ


昨日のコロリダス、楽しかったな。
渋谷のBlen Blen Blen の9周年記念。
コロリダスのお客さん達はみんな素直に音楽を楽しんでくれて、すごくいい。
こんな絶望的な文化後進国にいながらも、僕は音楽状況としてはかなり恵まれてるなと思う。
本当にラッキーなことです。


ライブ→リハ→リハ→リハ→ライブと続いて、目の回る数日間でした。
複数の音楽活動をしてるから、こうなるんでしょう。
GWO
コロリダス
高橋絵実
に加えて、クラリネット奏者としての活動も、増やしたいと思っているわけで。

スケジュールからブッキングから全部一人でやってるミュージシャンも、多いですよね。
本当にすごいと思います。
自分は、どこまでやれるんだろうか。

楽器ももっと練習したい。
色んな人のライブも見に行きたい。
知らない音楽もたくさん聞きたい。
ギターも始めたい。

ショーロやりたい。
クラシック的なクソ発表会みたいなのじゃなくて、ハートのあるやつ。
タンゴもやってみたい。
ニューオリンズ・ジャズもやりたいけど、一緒にやれるミュージシャンがいない。

けっきょく、ソウルのある、ハートのあるミュージシャンがあまりに少ないってこと。
本当にいない。
なんでなんだろう。
ずっと上の世代のミュージシャンと話すと、どうやら昔は違ったらしい。
時代そのものに熱があったんだろうか?
そんな時代を生きれたなんて、ものすごく羨ましい。

あれ?
恵まれた音楽状況にいるはずなのに、愚痴みたいになってる。

僕は、欲が深いんだと思います。
だから、まだまだやりますよ。
一人でもね。




2015年1月21日水曜日

ららばいてりぃ&さっちん

歌が聴きたい、って思う時があります。
もちろん、ライブで。
今夜がそうでした。
ここしばらく、色んなことが同時進行していて頭を休めるヒマがなく、疲れ気味だったんです。

阿佐ヶ谷チェッカーボードに、「ららばいてりぃ&さっちん」を聴きに行きました。

さっちんは、僕が心から好きなシンガーの一人です。
心を裸にして全身で命がけで歌う。
計算やコントロールなんてできないから本当に生のそのままで、上質なステージとは程遠いかもしれません。
歌い方もものすごく自由。
だから、いわゆる売れたりすることはあり得ないと思います。
脱臭不可能ですから。
本当に、不可能なんですよ。

でも本当に感動します。
なんか、一線を踏み外してしまう一歩手前のギリギリの感情を、奇跡みたいに音楽に着地させることができるんですよね。
すごいカタルシスです。
そんなの目の当たりにしたら、涙でますよ。

いい音楽を気軽に聞ける環境があるって、素晴らしいです。
こういう機会が、もっともっと増えたらいいのに。
そしたら、日本も少しは平和になるのに。
文化や芸術があるってそういうことです。

ニューオリンズは、そういう町でした。
外に出ればいつでも音楽があります。
色んな音楽が、小さなバーやレストランやライブハウスや至る所で演奏されています。
美味しいお酒や料理と同じように、いい音楽がどれだけ人生を豊かにするか。

そういう環境を一度体験してしまった身としては、日本の(って東京しか知りませんけれども)音楽状況は寂しく思えて仕方ありません。

そんな中で、毎日ではないにせよ、今夜みたいなライブが身近で気軽に聞けるというのは、すごく嬉しいです。
やっぱり、いい音楽に肌で触れることは、何物にも代え難い。
なるべく、足を運ぼうと思います。

さっちん、てりぃさん、ありがとう。


2015年1月19日月曜日

ジャズは水色

新企画のお知らせです。



今週木曜、新宿カールモールのバータイム演奏をします。
ライブとBGMの中間くらいの感じを狙ってます。
飲みに来て、演奏も聞ける、くらいで。
クラリネットとピアノのデュオで、古くてあったかいジャズをお届けします。

ピアノは、上山実。
カンザス・シティ・バンドとか色々やってます。
彼とは長い付き合いです。
お互いのバンドを手伝ったり、デュオでも何度かライブをやりました。

リズムがね、いいんですよ。
腰にくる感じ。
そういうピアノって、なかなかいないです。
特にジャズ系だとね。
僕、ジャズの人って、あんまり興味ないんですよ。
たいてい、リズムよりももっと他のことを考えてるから。
一緒にやっててもつまんない。
熱くなれないんですよね。

上山くんは、いいです。
スタイルは、僕よりもっとジャズ寄りですが、ロック魂があります。
音符だけじゃなく、グルーヴで会話ができます。
僕にとっては、遠慮なく演奏できる、数少ないミュージシャンです。

思う存分、演奏したいと思います。


カールモール、雰囲気いいですよ!
ライブというより、サロンのような感じになるかと。
気軽に来てください。
そして一緒に飲みましょう!


「ジャズは水色」
近藤哲平 アルバート式クラリネット
上山実 ピアノ
新宿カールモール

Bar open 19:30
1st stage 20:30
2nd stage 21:30

900円

2015年1月18日日曜日

タンゴ、あがた森魚、二階堂和美、都市レコード


タンゴを観に行きました。
 

ウッドベースの東谷(アズマヤ)健司さんのバンドです。
東谷さんとは、何年も前にあがた森魚のところで知り合いました。
来月の高橋絵実さんのワンマンでも一緒に演奏します。
知り合って大分経ちますが、東谷さんの本職であるタンゴは、実は聞いたことなかったんです。

いやー良かった!
すごく興味深い音楽です。
全体的なリズム感が、まず独特。
特にベースの弾き方が面白い。
僕も色んなウッドベースと一緒に演奏してきましたが、今まで聞いたことない感じでした。
ポピュラー音楽のウッドベースって、指で弾くのが基本だと思いますが、タンゴはね、どうやら違うんですよ。
なんか、弓と指を行き来するんです。
というか、弓の方が基本。
弓で、タンゴ独特のリズムを出します。
でも、アタックとその減衰、ではなくて、音の終わりに向かって音圧が高まっていくような、重たい弾き方。
指も、弾ませてグルーヴを作るのとは違い、音を置いていく感じです。

黒人音楽みたいな、腰が動き出すようなグルーヴィさはありません。
でも、グルーヴとは違うけど大きなうねりがあって、そこに感情的なものが乗っかってきて、すごくドラマチック。
そう、ドラマみたい。
ピアノもパッションあふれる弾き方でかっこいい。
そしてまたバンドネオンの音色がね、いいんですよ!

タンゴやってみたい、と思いました。
僕のクラの音、合うと思うなー。
バンドネオンとやるのはちょっと予想つかないけど、ピアノとデュオとか、トリオとか。
バイオリンのポジションにそのまま入っても、いんじゃないかな。

クラリネットプレイヤーとして、ショーロと並んでやってみたい音楽かもしれません。
小平まで行った甲斐がありました。

来週、絵実さんのワンマンの初リハがあります。
東谷さんのベースでどんな音になるのか、ワクワクします。


 
その足でUFO CLUBへ。
あがた森魚。
連絡もらったのが当日で調整が間に合わず、最後の方しか聞けませんでした。
いつも通りの、独特に熱いステージ。
あがたさんは、すごい。色んな意味で。
こんな人、今ではなかなかいないです。
お客も熱くて、良かったです。
ちょっとしか聞けなかったですが。

二階堂和美。
弾き語りです。
いいステージだと思う。
歌うまいしお客を盛り上げるのも上手。
でも、グッとは来ない。

都市レコード。
初めて聞きました。
ちょっと変ぽいし面白いのかもしれないけど、いかんせん歌詞が聞き取れない。
演奏でライブでどうのこうの、ってタイプのバンドではなさそうだし、良さがちっとも伝わらない。
これで判断はできない。
でも、せっかくライブやるなら、そこでどうやってエッセンスを伝えるか考えないと、ただのファンサービスになっちゃうと思うんだけどなー。
そこそこ人気あるぽいけど、良さは全く伝わりませんでした。
知らないバンドってことで期待しちゃってたから、残念でした。


色んな音楽があって、色んなミュージシャンがいて、色んなやり方がある。
やっぱり人のライブにはできるだけ行くようにしよう、と思いました。









~お知らせ~
12月7日、三鷹にある音楽バー、バイユーゲイトが火事に合いました。
隣のビルからの出火が燃え移ったもので、被害により営業停止、いまだ再開の目途は立っていません。
大好きなお店です。
音楽を全肯定で愛する、ピュアなお店です。
少しでも、僕のことが好きだったり、興味があったりするのであれば、是非、再開支援の寄付をお願いします。
1000円でも2000円でも、未来の飲み代と思って。
そして、再開した時には、バイユーゲイトで一緒に飲みましょう。
ライブでも、お店で最高の演奏をすることを、約束します。

2015年1月16日金曜日

楽器⇆演奏スタイル


自分の演奏スタイルがどうして出来上がったのか、よくわかりません。
特定のプレイヤーの影響は少ないし、こういう時にこういう音、という風に頭で組み立てることもないし。
でもひとつ分かりました。
楽器が僕の演奏スタイルを形づくっているんです。

火曜のWashboard Wizardsのライブは、普段と違う楽器で演奏しました。
メインのクラリネットを修理に出していて、サブの楽器でライブをやったんです。
メインの楽器よりも、運指がやり易くて音も均一です。
そしたら自然と、いつもと違うフレージングになるんですよ。

サブの楽器は、音程や音色の幅が狭いので、一音に留まる時間が短くなります。
そして、運指がスムーズなので、半音とか細かいフレーズが増えます。
とはいえ、慣れてない楽器で指のポジションが掴めず、隣のキイに触ってしまったりして、その帳尻合わせで余計に半音フレーズが増える、という。

メインの楽器だと、キイの配置が悪いので、運指がスムーズにいかず、指がバタつきます。
さらに、音色も均一ではないし音程も悪いので、そのルーズさも相まって、僕のスタイルは出来上がっているんだと思います。

僕は、自分のスタイルが好きです。
昔から、ぼんやりイメージはあったんだと思います。
で、そのイメージを形にしてくれたのがアルバート式クラリネット、中でもこの古いタイプの楽器だったんだと思います。
アルバート式を吹くのは、音色で選んでいる部分が大きいと思ってたけど、演奏イメージを具現化するためでもあったんだなーと気づきました。

なので、この楽器を吹いている限り、どんな音楽をやっても、ブレずにいることができるでしょう。
嬉しいです。

こういうことって、音楽以外のジャンルでもあると思うんです。
自分の中のイメージを形にしてくれるモノと出会えた人は幸せです。
さらに言えば、自分の内面を具体化できる表現形態を見つけられた人は、幸せです。
それが上手く合致しないケースもあるし、そのことに気づかず、合致しないままガムシャラにやって悩んでる人もいるでしょう。
それは、不幸だと思います。

僕は、幸せなんだな、と思いました。

2015年1月15日木曜日

Bulletproof Musician: 一流の練習・二流の練習

Bulletproof Musician という英語のサイトの記事を、ランダムに翻訳するシリーズです。
ミュージシャンのメンタル面に関する内容を扱っています。
音楽をやっていない方でも、自己管理やマインドの問題に興味があるなら、是非ご一読下さい。


Two Things Experts Do Differently Than Non-Experts When Practicing


深夜、TVショッピングにチャンネルを合わせます。
画面の向こうでは、驚異的な短期間でダイエットに成功した人たちが、喜びを語っています。
しかし、どうしても素直に共感できません。
どこかウソくさいと思ってしまうのです。

とはいえ、私自身も、家庭用トレーニング・マシーンに心が動いたことがあります。
ジムに通う時間をもっと有効に使うためです。
ジムでのトレーニングでも結果は出ていたのですが、もっと効率的にできないか、と考えたのです。

実際には、同じトレーニング時間で私よりも結果を出せている人たちもいます。
彼らの練習は、何が違うのでしょうか。
結果に違いが出るには、理由があるはずです。


これは、楽器の練習でも同じです。
トップ・ミュージシャンたちはどんな練習をしているのか、上達に差があるのはどうしてか、疑問に思ったことはありませんか?


一流選手  vs 二流選手

City University of New Yorkの研究者2人が行った実験があります。
バスケットボール選手を対象に、フリーシュートの成績上位選手(成功率70%以上)と下位選手(55%以下)の練習内容の比較を行ったものです。

その結果から分かった相違点は、主に2点に集約されます。


相違点 #1: 目標の具体性

上位選手は、何を達成するか、何を意識するか、といった目標が具体的です。
シュートを打つ前に、
 “10球すべて成功させる”
 “肘を内側に入れる”
といった具体的な内容を考えています。

これに対して下位選手は、 
 “決めるぞ!” 
 “いいフォームで”
などと、目標が具体的ではありません。


相違点 #2: 原因の特定

どんな選手でもミスショットはあります。
上位選手は、ミスの原因を、“膝の曲げ方が不十分だった”というように、技術的な点に求めます。

それによって、反省を次のシュートに生かすことができ、練習の目的も明確になります。
“チクショウ!”
“ダメだ!”
と悪態をつくより、はるかに役に立ちます。

対照的に下位選手は、失敗の原因を技術面で考えず、
“ペースがつかめなかった”
“集中が足りなかった”
などと考えがちです。
それでは、問題が改善されることはありません。


知識の使い方

これは、技術面に関する知識の差と思うかもしれません。
上位選手が意識している内容を、下位選手は知らないのではないか、と。

そこで研究者たちは、フリースローの知識に関するテストも行いました。
しかし、選手達の知識量に違いは見られませんでした。

つまり、下位選手の多くは、知識を実践に生かせていないということになります。
上位選手は、知識をもとに考え計画を立て、練習時間もより生産的に使っているのです。


Take action

技術的な練習をする際には、まず目標を具体的にするべきです。

そして、重要なのは、ミスをした時の態度です。
悪態をつく時間とエネルギーを、ミスの原因の究明に使ってください。
技術的な面にフォーカスしなくては、上達はありません。


The one-sentence summary

“考えなしの行動は役に立たないが、考えるだけでは無意味である"
~アブー・バクル

2015年1月14日水曜日

手帳なくしました

iPhone の手帳アプリを誤操作により消してしまい、スケジュールが分からなくなってしまいました。
僕と約束がある方、ご連絡お願いします!!

必死に思い出してますが、来週以降の予定に自信がありません。
2月以降のライブ予定とか、不安です。

昨日も、お昼に楽器修理のアポイントを入れていたのを忘れていて、お店から電話がかかってきてしまいました。

なんでそんなことが起きるのかって?
わかりません。
知らないうちに、はずみで、画面のアイコンを長押し、さらに再タップしてしまったのだと思われます。

実は、カレンダーアプリが消えたのは、2度目なんです。
他のアプリも並んでる中で、なんでいつもカレンダーばっかり消えるのか。
しかも、前回の経験から、中身をクラウドに同期できるアプリを選んだのに、意外に手順が面倒で放っておいたという始末。

もう懲りました。
紙の手帳に戻ることにしました。


愛用のFreitagの手帳。
これ自体はメモ用にずっと持ち歩いてるんですが、スケジュールだけはiPhoneで管理してたんです。

この手帳、ベルギーのATOMAというファイリング・システムを採用してます。
ページを自由に簡単に入れ替えられて、すごく使いやすいです。

フライターグのカバーを外したところ
こんな風に、簡単に紙を外せます。

ただ、このATOMAシステム、日本では全然売ってない!
いちおう丸善で取り扱いはありますが、Aサイズのみ。
この手帳は、B6サイズなんです。
フライターグではリフィル売ってるけど、確か4000円以上します。
そのリフィルのデザインもすごくカッコいいんですが、やはり値段が。

なので、カバーだけ残して中身を他のB6サイズの手帳に入れ替えることにしました。
微妙にサイズが合わず、調整が必要でしたが、まあ問題なく使えそう。

ATOMAシステムすごくいいので、次回は丸善でAサイズのATOMAノートを買って、裁断して使おうかな。

まだ使い始めたばかりだけど、紙の手帳を使うって考えただけで、なんだかいい気分になります。
なんでだろ。

気に入って買った手帳ですからね。
スケジュールいっぱい書き込みます!

2015年1月13日火曜日

ジャズ・ブランチやりました

昨日いいライブができた。
渋谷にある benci というお店で、ジャズ・ブランチ&高橋絵実ライブ。
といっても実際には、16~20時という、ブランチよりもだいぶ遅めの時間でしたが。

三田さんの料理は、いつも驚くほど美味しい!
美味しいっていわれるお店はたくさんあるけど、三田さんの料理には驚きがある。
他と比較できない。

お店自体の雰囲気もいい。集まる人もいい。
いいお店です。
が、今月25日で閉店してしまいます。
三田さんは、海外やら東京以外やら含め、次の展開を色々と考えているようです。
具体的に発表されたら、僕のブログでも書きたいと思っています。


生演奏をBGMに、美味しい料理を楽しむ。
これ、すごくいいですよ!
料理も美味しくなるし、お酒も進む。
音楽を聞いてても、聞いてなくてもいい。

日本でこういうのを楽しめるお店は、多くはないと思います。
パッと思いつくのは、新宿のバガボンドくらいかな。
でもあそこは、たまにピアニストがダサい自作曲とかも歌っちゃうし、いわゆるベタな営業ぽいジャズスタンダード寄りだからな。
アレクセイがラグタイム弾いてる日とかはいいけど。
他にもピアノ1台でやってるお店はあるのかと思いますが、クラリネットで古いジャズを聴くのは、また格別ですよ!

すごく好評だし、こういうの、もっとやりたいです。
が、Benciは閉店してしまうし、なかなか共感してくれるお店はないよなー・・・認知されてないものだから。
説明も難しいし。
体験すれば、絶対みんな気に入るんだけどな。
もっと写真や映像でも撮っておけばよかった。


写真、ある分だけ。
こんな感じでした。





絵実さんのライブは、ギターにペーソスの米内山さん。
初共演でした。
いいギター。
とても新鮮。
絵実さんは、どんな人とやっても柔軟に合わせてくる。
そして自分の色も全くぶれない。
昨日は、体調万全とは言い難かったようですが、歌いだすと別人のよう。
いやーすごい人だなー。


今日は毎月やってるWashboard Wizardsのライブです。
ゆっくり風呂につかりたい。

2015年1月12日月曜日

宴の終わり

ポーキーズが終わった。
久しぶりのワンマン。
すごくいいライブだったと思う。

またやってよ!という声も多くて、それはすごく嬉しいです。
でも、確かに解散ではないんだけれども、当分やるつもりはありません。

ポーキーズは、「バンド」であって、他の音楽活動とは全く別物です。
個人的には、やりたい音楽活動も今いくつもあるし、そもそもワンマンやるって決めたのも、今後は当分集まれないだろう、という事情があったからで、一度区切りをつける気持ちでのぞんだライブでした。だから、楽しいからやります!という風にはなれないです。

サックスもっと吹いたらいいよ!とも言われます。
でも、ポーキーズでしか吹きません。
サックス奏者じゃないんで。
僕があれだけステージで解放されていられるのは、楽器をやってる意識がクラリネットの時と比べて薄いからかもしれません。

まあね、昨日はやりきりましたよ。
最後のBring It On Home To Me あたりでは、もう限界で倒れるかと思ったくらい。
ステージ上で全部出し切ってそのまま死ねたら幸せかもなーとさえ、たまに思います。
それは「音楽」とはまたちょっと違うことで、僕は純粋なミュージシャンではないのかもしれない。
もっと、突き抜けるとか伝えるとか魂とかいうことの意識が強いかも。

ポーキーズでやってるようなことを、クラリネットでもやりたい。
Dr.ジョンの自伝に、ジェイムス・ブッカーがバンドにいると、どんどん高みへ高みへと登っていけた、みたいなことが書いてあった。
そんなミュージシャンになりたいと思う。
音符の再現には、興味がない。


そんなことを考えながら、今日は高橋絵実さんとのステージ。
彼女は、僕がやりたいことが、できている。
今日も楽しみです。
そして、バンジョーとのデュオでジャズ・ブランチ演奏。
リラックスして好きなようにやらせてもらいます。

いってきます!

2015年1月11日日曜日

旧友と飲み。写真のこと。

古い友人の栗原論くんと飲みに行った。
彼は写真家。
昔、中山うりバンドで知り合って、僕がいるニューオリンズにも遊びに来て一緒に過ごしたりもした。
帰国後、連絡していなくて、会うのはたぶん5年ぶりくらいかな。
だって、4才の子供がいるっていうんだもん。
前会ったときは子供つくる気配もなかったのに。

いろんな写真を撮ってるけど、音楽が好きで、ミュージシャンの写真もたくさん手掛けてる。

音は撮れない、って言う。
そりゃそうだ。
音の背後、音を出してる人の内面、気配、そういったものを、撮りたい、って言う。

音楽の背後には、演奏してる人の弱さや勇気や愛やら色んなものがもちろんあって、でもライブ見てても、そこに思いをはせることは、そんなにないかもしれない。
それを、取り出して、定着させる。
何か思いがあって音楽をやってて、それを音に込めようとするけど、それは抽象的なもので、でもぼんやりとでも聞いてる人に伝えたくて、上手くいく時といかない時があると思います。
その、いちばん元々の、ステージに上がる前の、何かの思い、うすぼんやりとしか表面には出てこないようなものを、写真は抽出して提示することができるのかもしれない。
すごいな。
と、思いました。
そんな風に撮られたら、嬉しいだろうな。
ちょっと恥ずかしいかも、しれないけど。

しかしこれはお酒の席での会話を翌日思い出して書いてるので、僕の妄想かもしれない。
言ってたことと違ってたら、ごめんよオサムくん。

彼は昔、僕のことを「エモい」って言ってた。
エモーショナルの略。
写真て、音楽みたいに、エモーショナルなことを身体を使って直接には表現できない。
面白いな。

そして、僕とサシで飲んでるような人は、きっと金持ちにはなれないだろうと思った。
でも、幸せにはなれるよ。
きっと。

そういえば、お店にペーソスのチラシが張ってあった。
明日はペーソスのギターの米内山さんと一緒にライブをする。
なんて偶然だろう。


さて!
今日はポーキーズのワンマン!
絶対、すごいライブになると思う。
僕は、僕の全部を、全部ステージで見せます。
朝から、神妙な気持ちですらあります。

2015年1月9日金曜日

続・ポーキーズのこと

昨日は夕方からコロリダス・トリオで演奏。品川区長が来てた。インストが多くて、クラ吹きまくり。
その後ポーキーズのリハでワンマンの通し。こんなに体力使うバンドはない。
サックスとクラ担いで自転車でトータル2時間くらい移動したし、恐ろしく疲れて帰宅。
そしたらトラブルの知らせが。
クタクタの中、急遽12日のミュージシャンの手配に追われ・・・。

遅めに起きて、散歩してきました。
さて、ブログ書こう!


前回のブログで、コミットメンツを見てポーキーズを始めた、と書きました。


初期衝動、ってやつです。
ポーキーズは、今だにその部分が失われていません。
だから、やってます。

は、音楽をやる上でも、感動を大切にしています。
そういうミュージシャンて、多くはないです。
いや、綺麗に言い過ぎた。
少ないです。
音楽を聴いて涙があふれたり、立っていられなくなったりした経験がないのに、なんで音楽やってるのか。
やらずにいられない!という強い衝動なしに、やってて楽しいのかな。
まあ「音楽」の解釈が、僕とは全く違うんでしょう。

ポーキーズは、ソウル・バンドです。
魂、ありますよ。
とにかく、ソウルでもR&Bでもブルースでも、魂のないバンドがあまりに多いことに嫌気がさしてる、という、若い頃の僕みたいな人に、見て欲しい。
踏み絵のようなバンドです。
これ見て心の動かないミュージシャンがいたら、音楽やめた方がいいと思う。
やってても幸せにはなれないから。

また長くなってしまった。
前回の続きです。
メンバーを探す話でしたね。


最後まで見つからなかったのがドラムです。
数ヶ月して、ギターの山本さんが連れてきた女の子になんとか落ち着きました。
彼女も良かったのですが、数年して、渡米することになり脱退してしまいます。
いいドラマーって、少ないです。
ザ・トランプの鈴木やすし氏に叩いてもらったり、しばらくはヘルプを頼みながら活動していました。

ポーキーズは、今は無き高円寺のパル・スタジオでずっと練習していました。
古~いスタジオです。
2部屋しかなくて、恐ろしくレイドバックした、アットホームなスタジオでした。
若い今どきのバンドはあまり出入りせず、利用してるのは似たような趣味のミュージシャンが多かったです。
そのスタジオに、僕はドラム募集のチラシを張りました。
MG'sの写真に、「3連バラードを笑顔で一晩中叩ける人希望。目標はSTAX入りです。」とか何とか書いたように記憶しています。
みんなに、そんなマニアックなチラシ張っても電話なんか来ないよ、と言われました。

増田さんから電話がかかってきたとき、僕は新宿のタワーレコードにいました。
チラシを見て電話した、僕らのことを知っている、と言います。
パルスタジオを使っていて、部屋から僕らの演奏が聞こえてきていた、と。
同じような音楽が好きで、気になっていた、と。
パルスタの人にも勧められた、と。

さっそく一緒に音を出してみて、音楽の話をして、それからずっと一緒にいます。
もちろん、STAX入りは、かないませんけどね。
ちなみに、電話があったのは、増田さん一人だけです。


そして増田さんがコーラスを連れてきました。
ユミ&ナホ。
コーラスで、しっかり「メンバー」と呼べるようになったのは、この二人からです。
それまでもコーラスはいましたが、入れ替わりもあったし、正直、個人的にはそんなに重要視していませんでした。
なんでかって、ソウルが好きなんじゃなくて、ただ歌える場所として参加してるんだもん。
本当はいらないけど、コーラス欲しいっていうメンバーもいるし、邪魔じゃないからいいか、って思ってました。
今の2人も、最初はそうでした。
だから、僕もコーラスパートについては何も言わなかったし、そこには壁がありました。

「メンバー」と思えたのは、ようやく数年前、ポーキーズが解散の危機にあった時からです。
その時、僕はユミさん、ナホちゃんと、初めて1対1でそれぞれ話をしました。
バンドに対しての考えを確認し、僕にも壁があったことを謝りました。
初めて、ソウルの音源を渡したりもしました。
あの時解散せずに済んだのは、彼女達の力も大きいです。
ありがとう。


ここまで挙げたメンバーは、長いです。
誰も替えは効かないし、大きな個人の事情でもない限り、不動のメンバーだと思っていました。

それが、1年前、ボーカルの大山が辞めました。
彼は数年前に大事故を経験したりと色々あって、考え、自分のメインのバンドと並行していくのは限界だという判断をしたのです。

バンドのボーカルが辞めるというのは一大事です。
フロントマンですから。
しかも僕らはソウル・バンド。ボーカルの存在感は大きいです。
でも、解散することは誰も考えませんでした。
とりあえず、しばらくは色んなボーカリストを呼んでライブをやってみよう、ということになりました。


最初に声をかけたのが、ベテラン・バンドでやはりパル・スタジオを使っていた、ミサイル兄弟のケンちゃん。
とりあえず一回ライブやってみよう、というのが、お互い気に入ってそのまま加入となりました。

ミサイル兄弟も、やはりメンバー変わらず長いことやっている、最高のロックンロール・バンドです。
そんな最高のバンドを長くやってるだけあって、ケンちゃんはバンドマンとしてのスピリットが素晴らしい。
大山とは全くカラーの違うボーカリストです。
ケンちゃんになり、ウチらの出す音も変わったと思います。
具体的に言うのは難しいですが。
最高です。


ケンちゃんが入ってから、ライブの本数も増え、またどんどん楽しくなりました。
いろんなイベントからの誘いも増えました。

そんな矢先の、活動休止です。
事情は、いろいろです。

ポーキーズは、何も考えずに好きな音楽をやる場。
他の色々がある中での、ホームみたいなものです。
なくなることは、解散することは、この先もないでしょう。
とりあえずの、活動休止です。


休止前に、久しぶりに、ワンマンやります。
しばらく休んでいたサックスの大曽根も、この日はステージに立ちます。
大山も来ます。
最高のライブになるでしょう。

是非、お越し下さい。
僕のサックスも、当分聞けなくなりますからね!


ザ・ポーキーズ ワンマン・ショウ
1月11日(日)
高円寺 Show Boat
open18:00/start18:30
¥2100(Dr別)
〜オープニングゲストバンド〜
『深水龍作 DEEP MOUTH』








~お知らせ~
12月7日、三鷹にある音楽バー、バイユーゲイトが火事に合いました。
隣のビルからの出火が燃え移ったもので、被害により営業停止、いまだ再開の目途は立っていません。
大好きなお店です。
音楽を全肯定で愛する、ピュアなお店です。
少しでも、僕のことが好きだったり、興味があったりするのであれば、是非、再開支援の寄付をお願いします。
1000円でも2000円でも、未来の飲み代と思って。
そして、再開した時には、バイユーゲイトで一緒に飲みましょう。
ライブでも、お店で最高の演奏をすることを、約束します。

2015年1月8日木曜日

トリオのこと、ジャズ・ブランチのお知らせ


昨晩は近藤哲平トリオでした。



お客さんにも恵まれ、いいライブができました。
年始の平日ということで、お客さんに来てもらえるか、心配してたんですけどね。

別の所で僕のライブを見た人が、わざわざ調べて、聞きに来てくださって。
そんなの、すごく嬉しいです!
前とは全く別内容のライブです。
それで中身がマズかったら、がっかりさせてしまう。
本当に、いいライブしかやれないな、と思います。
そして、それがやれてる自分の環境に、感謝します。

このトリオは、いいです。
僕が、クラリネット奏者としてやりたいのは、まさにコレ。
僕のルーツであり、真髄です。
ニューオリンズ・クラリネット。
なかなか、こんなの一緒にやれるミュージシャンは見つかりません。
幸せです。
だいぶ渋いですが、聞いたらきっと気に入りますよ!

あまりに良いので、またやることになりました。
次回は3/12(木)です。



ニューオリンズでは、ジャズ・ブランチと呼ばれるライブ(?)があります。
レストランやホテルで、小編成のジャズの演奏を聞きながら、料理を食べてゆっくりする、というものです。
リラックスした演奏が響く中で、食べて飲んで話して。
これがいいんですよ~。
まあ、僕は演奏する側ばっかりで、お客だったことはないんですけどね。

音楽って、じっと座って(立って)静聴するばっかりじゃないと思うんです。
海外でライブに行くと、みんなガヤガヤしてるじゃないですか。
飲んで喋って、ステージに話しかけたり。
そういうの、すごく好きです。
ライブってね、もっと気軽に聞いていいものだと思うんですよ。

ジャズ・ブランチは、いろんな所でやってます。
高級ホテルのレストランでも、やります。
そういうのは、日本でいえば、ホテルのラウンジでのピアノ演奏、とかに近いかもしれません。
でも、僕が好きなのは、もっとこじんまりしたの。
町のレストランの中庭でやるような。

そういう場所には、クラリネットは最適です。
ギターとデュオか、ベースを入れてトリオでやるくらいが、ちょうどいい。
音を張り上げたりは、しません。
柔らかく、ゆったりと、空気を満たすように演奏します。
そうすると、お客さんは大抵みんな気分良さそうで、こっちもすごくリラックスして、いいヴァイブレーションがどんどん広がっていくんです。

ジャズ・ブランチ、すごく好きだし、僕の演奏はピッタリだと思うので、やりたいんですよ。
昨日のトリオとか、合うだろうなー。
でも、日本ではなかなかやれるお店がない。
まあ僕も積極的にお店を探してるわけではないんですが。
(やれるお店あったら、教えてください!)


で、12日の連休最終日、渋谷で、そういうの、やります。

1/12(祝)
高橋絵実&近藤哲平
16時〜20時
4500円(食べ飲み放題)
会場 : Benci by MIDWEST CAFE
渋谷区 神南1-6-1 4F

渋谷にある、BENCIというお店です。
料理がものすご~く美味しいです
ビルの4階(最上階)で、オープンテラスもあって、雰囲気最高。


ビュッフェ形式の食べ放題・飲み放題。
僕がバンジョーとデュオでニューオリンズ・ジャズを演奏する中で、連休最終日の夕方をゆっくり過ごす、という。

実は、前に一度やったことあるんですよ。
それがね、すごく良くって。
その時も確か5000円くらいだったけど、来た人はみんな大満足してくれました。

今回はさらに!
高橋絵実さんのスペシャル・ライブもあります!
というか、実はもともと、絵実さんのライブをやってそこに僕も参加する、という話だったんです。
それだけでも、料金以上の内容に間違いありません。
でも、せっかくだから僕がBGM演奏しますよ!
ということに、昨日、決まりました。

はっきり言って、メチャクチャ贅沢ですよ!
ライブハウス〜居酒屋コースの出費の100倍の満足度を保証します。
ライブの内容だけじゃなくて、全部がいいですからね。
こんな最高の企画、日本じゃなかなかお目にかかれませんよ!

オススメします!
来られる方、念のためご連絡くださいませ。

2015年1月7日水曜日

ポーキーズのこと

来週の連休に、ポーキーズのワンマン・ライブを行います。
そして、このライブの後、しばらく活動休止となります。


ザ・ポーキーズ ワンマン・ショウ
1月11日(日)
高円寺 Show Boat
open18:00/start18:30
¥2100(Dr別)
〜オープニングゲストバンド〜
『深水龍作 DEEP MOUTH』



僕が唯一サックスを吹く、ブルース・ブラザーズみたいなバンドです。

ギター2本に管楽器、コーラスもいる9人編成のバンドで、主に60年代ソウルのカバーをやります。
15~6年以上、ほぼメンバー変わらずに続いてます。
僕がアメリカにいた4年間も解散することなく、夏に帰国する度にワンマンライブをやっていました。


21、2歳くらいの時に、ベースの的場さんと始めたバンドです。
その頃、的場さんから、ソウル・バンドやろうよ、と何度か言われてたんです。
でも、まだ若くヒヨッコの僕からしたら、的場さんは年上で憧れの人で、当時20後半か30歳くらいだったんじゃないかな。
とてもじゃないけど、と思っていました。

そんなある夜、家で「コミットメンツ」を見ました。
ソウル・バンドを作ろうとするアイルランドの若者たちを描いた、音楽映画の名作です。


感動しました。
感動のあまり、見終わったその場ですぐに的場さんに電話をしました。
ソウル・バンドやろう!って。
それで、始まりました。


ギターは、今ではGWOでも一緒にやっている山本さんを誘いました。
山本さんの好きなザディコやCoockie&Cupcakesをやるバンドです、と偽ってスタジオに呼びました。
「マチルダ」(という曲)やりましょう!とか言っておいて、未だにたった一度もやったことありません。
今では笑い話です。


ソウル・バンドなのでホーンが僕一人では格好がつきません。
でも、ジャズや吹奏楽あがりの人は絶対に誘いたくなかった。
彼らとは、グルーヴの感覚を共有できないから。
そもそも、大抵の管楽器奏者は、自分の楽器の入っていない音楽をあまり聞きません。
だから、ロックや、ましてソウルなんて聞かない。
ホーンセクションの入ったソウルバンドがあっても、ソロになった途端に、ジャズのフレーズが飛び出す。
僕はそれが大嫌いなんです。
その音楽が好きじゃないなら、リスペクトがないなら、やるなよ。ジャズだけやって死ねよ。それは先人に唾を吐く行為だよ。
そういう、上手いスタジオ上がりのおっさんが高円寺ジロキチとかでやってる魂のない形だけのバンドに、ケンカを売りたかったんです。

そんな時、レコード屋かどこかに張ってあったバンドメンバー募集のチラシの中に、趣味の合いそうなものがありました。
確かベース募集とかだったと思います。
とりあえず電話して呼び出して、高円寺の今は無き喫茶店、琥珀で会いました。
2mくらいの身長のギタリスト、大曽根くん。
音楽の話が合ったので、サックスやってみない?と強引に誘いました。
もちろん、大曽根くんは管楽器未経験です。
どう話したのか覚えてないけど、僕は「縦笛と同じだよ!」と言ったそうです。
本当に覚えてないけど、よく彼はOKしたな、と思います。

さっそく友達を当たって楽器を調達して、渡しました。
最初は大変でしたし、お前もっと練習しろよ!とか怒ったりもしました。
軽いノリで誘ったくせにね。
でも、確信があったんです。
こういう音楽は、テクニックじゃなくて、リズム感。
どれだけグルーヴを共有できるか、ということだけです。
それに、同じ音楽の話ができない奴とはバンドなんてやりたくないし。
結果、大成功でした。
大曽根は、サックス奏者としては決して上手くありません。
それでも、彼以上にポーキーズの音楽に貢献できるサックスは、今後も現れないでしょう。


大曽根が、ジョー・コッカーみたいな暑苦しい風貌のボーカルを連れてきました。
ギタリストで、歌うのは初めてだと言う。
でも、見た目と声質だけで、すぐ決めました。
最初は、ギターを持たずにステージに立つことで緊張したりしてて。
大山克幸。
ソロでもやってるし、DAI Oh JO! というバンドもやってます。


もう一人、誘いたい奴がいました。
僕が最初にバンドというものを始めた時から一緒にやっていたギタリスト。
エディと呼ばれています。
いくつかのバンドを一緒にやって、二人であがた森魚のバンドに加わりました。
あがたさんとエディと3人で、メキシコにも行きました。
ちなみに、僕はそれが初の海外旅行でした。

あがた森魚バンドにはもう一人ギタリストがいて、エディはマンドリン担当でした。
エディはとてもセンスのあるギタリストです。
しかし当時は、緊張して萎縮して実力が出せないタイプでした。
バンドにはスタジオ・ミュージシャンの人もいたし、色んな人と交流する機会もありました。
そんな中でエディは緊張し、のびのび楽しんで演奏できるには程遠くいました。
そもそもギターじゃなくて、マンドリンだし。
エディはその頃に結婚もして、悩み、そして音楽をやめました。

それから半年か1年くらいは経っていたでしょうか。
このバンドなら、ポーキーズなら、気軽な気持ちでどうだろう?
ダメ元で電話してみると、OKの返事が!
嬉しかったです。
色々と吹っ切れたのか、ポーキーズで初めて、解放されて自由にギターを弾くエディを見ることができました。
素晴らしいギターです。
こんな風に弾くのを、ずっと見たかったんだよ!
それまでの彼の葛藤を知ってることもあるし、ライブでもスタジオでも、エディのギターで何度も泣きそうになります。
誘って良かった。


と、まだメンバー半分で長くなりそうなので、続きは次回。








~お知らせ~
12月7日、三鷹にある音楽バー、バイユーゲイトが火事に合いました。
隣のビルからの出火が燃え移ったもので、被害により営業停止、いまだ再開の目途は立っていません。
大好きなお店です。
音楽を全肯定で愛する、ピュアなお店です。
少しでも、僕のことが好きだったり、興味があったりするのであれば、是非、再開支援の寄付をお願いします。
1000円でも2000円でも、未来の飲み代と思って。
そして、再開した時には、バイユーゲイトで一緒に飲みましょう。
ライブでも、お店で最高の演奏をすることを、約束します。