2015年4月28日火曜日

新メガネ

メガネを買いました。
仏Traction ProductionのBaccaraというモデルです。


表と裏で生地が違って、別の色のストライプが入ってるんですよ!
かっこいいでしょ?



僕はここ1〜2年くらい、ステージではサングラスでした。
その前の1年間、怖い女性に執着されて人前での演奏から遠ざかっていまして。
で、ライブを再開するときに、サングラスでいこう、と決めたんです。
いつ突然現れるかと、まだ怖かったものですから。

いい加減コソコソするのが嫌になり、名前を出して普通に活動するようになったのが、去年の7月。
このブログを始めた時です。

それからだいぶ経ちました。
音楽活動も広がってきて、まだまだ広げて楽しくしていきたい。
ってね、だんだん吹っ切れてきましてね。
そしてコロリダスに加入。
バンド内での立ち位置を考えます。
音楽だけじゃなくて、見た目とかも含めて。
バンドですから。

よし、メガネにしよう!

なかなかコロリダスのメンバーとしてイメージできるメガネがない中で、個性派メガネといえば表参道のLUNETTES du JURA
今回、思いつくメガネ屋を全てまわりましたけど、ここは別格ですね。
他のメガネ屋は、トレンドを抑えた上での品揃え。
でもここは、そういうの気にしてないんじゃないかな。
少なくとも、日本のトレンドへの目配せはありません。
品揃えが独自すぎます。
旧同潤会アパートの頃から、全くブレてません。
そして素晴らしい接客。
ぜんぜん気取ってないし、全て分かってる。
バイトぽい半端な店員もいないし、みんな間違いなくメガネが大好き。
こんなに気持ちよく買い物できるお店、東京には多くないと思います。


というわけで、今後コロリダスはこのメガネでよろしく!
早速、明日から東北に見せびらかしに行ってきまーす!


2015年4月27日月曜日

GWOフライヤー作りました

昨日は高円寺びっくり大道芸。
GWO初の野外演奏でした。
通りすがりのお客さんも多いので、気を許すヒマがありません。
全編に渡って全身で吹きまくって、疲れ果てました。
中身はね、良かったですよ!
昨日の相方、ペーソスのギタリスト米内山さんからもお誉めの言葉をいただきました。
また外でもやりたいですね。

で、それに合わせて配ろうと、フライヤーを作りました。
ライブのフライヤー自分で作るなんて、何年ぶりでしょうか。
ずっと昔に作りましたが、それは写真をコピーして切り貼りする、という、テリーギリアム方式。
今回は、はじめてPCを使って作りました。


どうですか!
と言っても、PCなんてできないので、同志ロス・ロイヤル・フレイムスにテンプレを借りて作りました。
それでも恐ろしく時間かかりましたよ。
いちいちネットでやり方を調べながらの作業ですからね。
コンタクト情報入れ忘れて、ギリギリで書き加えたり。
なかなか良い出来と思ってます。
また修正しますけどね、とりあえず。
やっぱり、人生はセンスです。


チラシにあるように、2本ライブが決まっています。
5/16は、ワンマンです。
3人のギタリストを呼んで、それぞれをバックに3ステージやる、という決死の企画です。
自分への挑戦です。
見届けにきて下さい!
会場はバイユーゲイト。
いよいよ今日から営業再開するそうですよ!
みなさん是非飲みに行って下さい。
1人でも大丈夫だし、いつでも僕も誘って下さい!

6/5は、なんとあのペーソスとツーマン!
しかも、長者町FRIDAY!
しかも、この日はGWO初、ピアノと組みます!
横浜だけど、来る価値大アリですよ。


詳細は後日アナウンスいたします!

2015年4月26日日曜日

音楽学校はいらない

高校出て音楽学校に行ったミュージシャンを、どうにも信用できません。
クラシックの人が音大に行くのじゃなくて、ジャズやポピュラー音楽の場合です。
ジャズでもボサノバでもファンクでも、もちろんロックでも、ポピュラー音楽をやるのに人から習うのでは、いい演奏はできないと、僕は思うんです。

ポピュラー音楽は譜面を再現するものではありません。
パターンとか定型フレーズとか、そういう細かいパーツを其々が持ち寄って、その場で混ぜ合わせて作るものです。
なので、パーツ自体に血が通ってなければ、全体としても感動は生まれません。
学校でどれだけ勉強してパーツのストックを増やしても、それだけでは心踊るポピュラー音楽はできないと思うんです。

お決まりの定型フレーズがあったとします。
そのフレーズは、過去にたくさんの偉大なミュージシャンによって演奏されてきたものです。
その中で、自分が特に感動する演奏が、あったはずです。
その演奏のどこが他と違うのか。
それは、本当に些細な違いで、どれだけ分析しても分からないようなことです。
で、その演奏から受けた感動を大事にしながら、自分でも演奏します。
フレージング自体は、決して同じにはならないし、そこを追求する必要はありません。
でも、感動した分析不能なエッセンスは、自分の演奏の中にも残るんです。
それが、フレーズに血が通うということだと思います。 

それは習ってできるものではありません。
たくさん音楽を聞いて感動した経験の積み重ねでしか獲得できません。

で、まだ高校を出たくらいの年齢で、本当に音楽に感動しまくって好きで好きで仕方がなくて、頭の中にいっぱい音楽が鳴ってて、それを楽器でうまく表現できなくて悩んでもどかしくて、その上で表現に必要な技術を身につけたくて音楽学校に行く、というケースが、多いはずがありません。

学校で身につくのは、技術だけです。
その結果、学校を出て技術はあるけどそれだけ、というミュージシャンの数が増えていくことになる。
そういう人達によって演奏される音楽が増えていくことになる。
日本の音楽業界はもともとそういう傾向があるので、さらに拍車がかかる。
町で耳にする音楽がどんどん薄くなる。
という循環。

昔から思ってたことです。
でも最近、音楽学校出身の若いミュージシャンに出会うことが昔より多い気がして、その度に彼らに対して同じ感想を持つんです。
例えば洗足学園ジャズ科も盛況みたいだし、実際はわかんないけど他にも音楽学校は増えてるように感じます。
それらの学校が何を教えてるかは知りません。
でも、多くの卒業生から、一様に音楽的感動の痕跡が感じられない、ということは、どうなんでしょう。
そんな音楽教育に意味があるのでしょうか。
楽器を扱える人口は増えても、音楽的な豊かさの底上げには繋がらない。
そもそも、年端もいかない少年少女を特殊な環境に囲い込んで、実社会で無用の技術だけ教えこんで、誰が幸せになるんだろう。


年配のミュージシャンがよく、ジャズは習うもんじゃない、なんて言います。
僕はジャズミュージシャンではありませんが、思いは同じでしょう。

聴いて聴いて聴いて、泣いて泣いて。
音楽にはそれも必要だと、僕は思います。

2015年4月25日土曜日

映画の宣伝

今日は映画の宣伝をします。

本日から5/8(金)まで、七里圭監督の2作品、『DUBHOUSE』と『映画としての音楽』が、新宿K's cinemaにて上映されます。

七里さんとは、もう20年くらいの付き合いです。
その監督作品のほとんどに、僕も何らかの形で関わってきました。
サントラでクラリネット吹いたこともありますし、衣装を揃えたり、撮影や美術の作業を手伝ったり、キャスティング手伝ったり脚本読んだり、撮影に部屋や小物を貸したり、出演もしました。

知り合いだからというだけで宣伝するわけではありません。
『DUBHOUSE』がね、これがもう本当に美しい映画なんです。

普通の映画ではありません。
国立近代美術館で展示された、建築家・鈴木了二のインスタレーションを撮影し、音楽をつけたものです。
セリフもなく、ただ作品を色んな角度から切り取った映像が続くだけです。

ストーリーはありませんが、十分に映画です。
とにかく映像が美しい。
ただ綺麗な映像、というのではなくて、まさに映画の美しさなんです。
僕は映画のスタイルに詳しくはありませんが、何か昔の、1960〜70年代あたりの上質なイタリア映画の質感を連想しました。

こんな風に純粋に「見る」ことを体感させてくれる映画は、なかなかありません。
映画を見る快感て、こういうこと。
僕は、こういう快感を味わいたくて、映画を見るんです。
スマホの画面ではわからない。
映画館で体験するべき映画です。

そして、同時上映の『映画としての音楽』は、僕もサントラに参加しています。
しかも、クラリネットではなくて、ヴォイスで。

ヴォイスと書いたのは、セリフを言うのでもなく、かといって歌でもないからです。
オスカー・ワイルドの「サロメ」のテキストを、色んな普通じゃない声色で合唱したものが、サウンドトラックになっています。
参加者のほとんどは、ヴォイス・パフォーマンスや特殊発声のベテランばかり。
そこに混じって、僕も必死に叫んでいます。

映画は、ちゃんとは見ていないんです。
前回の上映は見に行けず、その前はライブ上映という形で、映像に合わせて僕も叫んでいたので。
なのでサントラ版として見るのが楽しみです。


普通の映画ではないですが、僕のブログ読むのは普通じゃない人も多いだろうし、たまには普通じゃない劇場体験によって脳内の普通じゃない部分を活性化させるのも、良いんじゃないでしょうか。

新宿K's cinemaにて、連日19時からの上映です。

2015年4月24日金曜日

N.O.生活(渡米前)10 - 大学合格から渡米までのこと

留学が決まって、まわりの人に報告しました。
まだ多くの人には言ってなかったんです。
そもそも音楽留学が目的ではなかったので、落ちたら渡米のために別の選択肢を考えたかもしれないので。

反応は、主に2つに分かれました。
まず、すごいね!というもの。
なぜか、音楽でアメリカの大学に行く、となった途端に、僕の評価が上がるんです。
一方で、いい年して何やってんの?と言われることもありました。
僕は30歳すぎてましたからね。
親不幸だろう、と言う人もいました。

素直に、よかったね!って言う人は、意外に少なかったです。
たしかに、クラシックやジャズの業界ではなくて、しかも30過ぎてマイナーな音楽大学に自費留学するって、珍しい。
珍しい行動への違和感が、色んな感情を動かすんでしょう。
びっくりした反射的な反応なんだと思います。
僕は自分のやりたいことをやってるだけなので、何を言われても気になりません。
ただ、ああこの人って実はこういう人なんだな、って残念に思ってしまうことはありました。


渡米までにやることといえば、荷物の整理くらいです。
僕は実家に荷物を預けるということをしたくなくて、持ち物はほとんど処分しました。
本は数冊残して、CDは全て、売ったりあげたりしてしまいました。
CDは、残しておけば良かったと今でも思います。
あれだけ買い揃えるのは簡単じゃないし、もう売ってないものも少なくないでしょうから。
音源はデータとして持ってるけど、どこか残念な気持ちがあります。

楽器も処分しました。
クラリネット、サックス、バスクラ、打楽器、弾けないのに買ったギター2本。
コーンのソプラノサックスもありました。
非常に状態のいい、極上品。
あれはまた吹きたいなー。

身の回りの品物をほとんど手放して、あとは必要な荷物をダンボールに詰めてアメリカに送ります。
これがまた高くて、数万円かかりました。
細かい所でいちいちお金がかかるんですよね。

ビザ申請に大使館に行ったときのことも忘れられません。
年配の白人男性が担当でした。
ニューオリンズに行くんだ、と言うと、急に態度がくだけて、俺はジャズが好きでこの前もマーカス・ミラーの来日公演を見に行ったんだ〜、とか話し始めます。

こういうこと、アメリカでもよくありました。
例えば空港の入国審査でも、ニューオリンズに行くと言うと、いいね〜!とか俺も行きたいよ!とか料理が美味いよな!とか、話しかけられることがよくありました。

ニューオリンズって、そういう場所なんです。
歌でもよく憧れの地として歌詞に出てくるし、映画「イージーライダー」の目的地もニューオリンズです。
そんな町に行けるなんて、なんてラッキーなんだろうか。


そんな風にして、留学決定から渡米するまでの間は、ワクワクしながらも淡々と過ごしました。
特別なことをした記憶はありません。
別に感傷的になったりもせず、普通にいました。
確かに大きな出来事ではありますが、何がどうなるかなんて、行ってみないと分かりませんからね。



これで、渡米前の話はおしまいです。
次回からは、ニューオリンズでの話に移りたいと思います。

2015年4月22日水曜日

N.O.生活(渡米前) 9 - いよいよ留学準備

ニューオリンズに行くことは決まりました。
長期滞在するには、ビザが必要です。
ビザはいちおう各種あります。
就労ビザととか投資ビザとかアーチスト・ビザとか。
あと、宝クジもあります。
アメリカは、毎年一定数の永住権を抽選で発行してるんですよ。
日本人向けに申請代行してる会社も多数あります。
僕も調べて応募して、もちろん外れました。

現実的には、学生ビザしかありません。
最初は、やっぱり語学学校だろう、と思いました。
でも、毎日楽器も吹きたい。
音を出せる環境がないと困ります。
そうだ!
じゃあ、音楽学校に行けばいいんじゃないか!

調べてみると、ニューオリンズには音楽学校は多くありません。
私立の学校は学費がものすごく高い。
そうすると、必然的に公立大学になります。
ルイジアナ州立ニューオリンズ大学。
ここなら、1年間は通えるだけの資金がある。

ニューオリンズ大学は、総合大学っていうんでしょうか、いろんな学部があります。
文学部、理学部、工学部、ビジネス学部、そしてLiberal Arts学部というのがあります。
Liberal Arts学部は、たぶん芸術学部に相当するんでしょう、美術と映画と音楽があります。
音楽の中では、音楽教育、クラシック、ジャズの3つに分かれています。
僕はジャズには興味ないけど、他の2つは有り得ないので、消去法でジャズ科です。
ジャズ科の教員を見てみると、現地のトラディショナル・ジャズ・シーンのトップ・クラリネット奏者、Tom Fischerの名前があるじゃないですか!
まさか!
これは楽しみだ!

国外からの応募の場合、自分の演奏を2曲、ビデオに撮って送ります。
まずは、ジャズ・スタンダードのアドリブ・ソロ。
まいったな、モダン・ジャズなんて演奏したことないよ。
悩んで、Easy Livingを吹きました。
実はこの曲、それ以前も以後も1度も演奏したことはありませんし、今後も演奏する可能性は低いでしょう。
もうひとつの課題は、ジャズのレコーディングから1曲選んで、そのソロをコピーしてオリジナルの録音に合わせて吹く、というもの。
僕はニューオリンズの地元のクラリネット奏者Tim Laughlinのアルバムから、Imaginationを選びました。
西荻窪のリンキーディンクスタジオに、夜中、カメラと三脚を持ち込みました。
昼間だと、隣の部屋の練習の音が聞こえてきますからね。
1人で黙々と撮影しました。

音楽の課題はそれだけ。
あとは英語です。
大学なので、定められたTOEFLのスコアをクリアして提出しなくてはなりません。
毎日、朝から家で勉強の日々です。
気持ちを切り替えるために、スーツに着替えて勉強したりしてました。
毎日スーツ着たのは、産まれて初めての経験でしたね。
気に入ったスーツと、ネクタイも何本か持ってたから、着る機会ができて楽しかったです。

細かく覚えてませんが、確か夏にS.F.に行って、1年後には留学してるはずですから、帰国後TOEFL受験まで数か月しかなかったんだと思います。
こうして振り返ると、けっこうがんばったな、と思いますよ。
さすがに無理かもな、と思ったのを覚えてます。
でも、僕って本番に強いんです。
なんとか大学の求めるスコアクリアできました。
ギリギリの得点でした。

あと英語の健康診断書みたいなのが必要で。
どこでも発行してくれるわけじゃなんんです。
わざわざ麻布の方の医者に行ってもらってました。
これも安くはなかった。
10000円とかしたんじゃないかな。


書類をすべて送って、あとは結果を待つだけ。
しかし、いくら待っても全然返事が来ない。
合格であればビザ発行の手続きなども必要ですし、時間がない、どうなってるんだ、と、仕方ないので電話で問い合わせました。
時差があるので、深夜に電話しないといけない。
100円玉をたくさん用意して、近くの公園いある電話ボックスから架けたのを覚えています。
寒くて暗かった。
英語で問い合わせですよ。
緊張します。
何て言おうか事前に考えて、もしかしたら紙にメモったりしたかもしれない。
電話してみると意外とスムーズに話が進んで、もうすぐ結果出るから待ってろ、とか何とか言われた気がします。

そしてそれから少しして、郵便で合格通知が届きました。
今から考えると、書類送るの、忘れてたんじゃないかな。
アメリカって、そういうことが有り得る国です。
ニューオリンズは、特に。

2015年4月20日月曜日

Bulletproof Musician: ミスは上達につながるか

Bulletproof Musician という英語のサイトの記事を、ランダムに翻訳するシリーズです。
ミュージシャンのメンタル面に関する内容を扱っています。
音楽をやっていない方でも、自己管理やマインドの問題に興味があるなら、是非ご一読下さい。



毎週土曜の夜にナチョスを食べ続けて、数ヶ月経ちました。
町でいちばん美味いナチョスを探すためです。

チリ・ナチョス、チキン・ランチェロ・ナチョス、テキサス・ナチョス、ナチョス・グランデ。
 いつも悩むのは、美味かった店をもう一度選ぶか、それとも新規開拓の旅を続けるのか、ということです。

土曜ごとに、実力店と未知の挑戦者の間での選択を迫られるわけです。
挑戦者を切り捨てれば、どこかにあるはずの史上最高のナチョスに出会うことは叶わないでしょう。
とはいえ、いつまでも続けていたら、週末にナチョスを食べ続ける空しさから脱け出すことができません。


このジレンマは、音楽の場合にも当てはまります。


手の中の鳥か、遠くの二羽か

これは、"探索と活用のバランス"と呼ばれるものです。

スキルアップを行うには、ふたつの方法があります。
結果の分かった従来のやり方(例: 慣れたフィンガリングで演奏する=活用)か、新しいやり方(例: 新しいフィンガリングを試す=探索)か。
後者の場合、結果の保証はありません。
成果が出ないかもしれませんし、逆に飛躍的な上達に繋がるかもしれません。


言い換えると、安全圏に留まるか、可能性に挑戦するか、ということです。
もちろん多くの挑戦は、思ったような結果にならないでしょうし、単なる失敗に終わるかもしれません。


しかし、楽器のテクニックと身体細部の動作についての可能性を探ることで、何が良くて何が良くないのか理解が深まることは間違いありません。

それは、いつも通らない路地を歩いてみる様なことです。
迷ってしまうかもしれませんし、行き止まりにぶつかる場合もあるでしょう。
しかし、続けるうちに多くの細い路地を知り、より効率のいい、楽な道順が見つかる可能性もあるのです。
長い目で見れば、その方が行き帰りを楽しめるはずです。

これに対して、”練習でのミスは本番でも起こりうる”という考え方もあります。
失敗や判断ミスはそれ自体マイナスであり、自信を失ったり悪い癖に繋がる、というものです。


不安定さのメリット

シェフィールド大学の研究チームが、オンラインゲームAxonの利用者を対象に、学習プロセスに関する研究を行いました。

いくつかの発見の中で特に注目すべきは、最初のうちスコアが不安定だったプレイヤーほど、後から高得点を出す可能性が高いということです。
これは、以前に同チームが行った別の研究でも同じ結果が出ています。

さらにもうひとつ、興味深い発見があります。
10ゲームを24時間以内に終えたプレイヤーよりも、それ以上かかったプレイヤーの方が、7.3%も高いスコアを出したのです。
この結果から、長時間に渡って練習するよりも、休憩を入れながら数回に分けて行う方が、学習効率が向上するのだと考えられます。


Take action

これらの研究は、練習で(そしてステージ上でも)新しいアプローチを試すことにも繋がると言えます。
パフォーマンスが不安定なことがあっても、単純に実力不足とは言い切れないのです。

そもそも音楽の場合、常に “完璧な” 演奏をする必要がありません。
新しいことに挑戦しミスをすることも、許されます。
逆に、ミスを避けるあまり可能性を制限してしまうのは、もったいないことです。


練習の際は、どんどん新しいことを試してみるべきです。
例えば、同じフレーズを、あえて“間違った”やり方で演奏してみます。
極端なテンポを試したり、力の入れ方や指の位置を変えてみましょう。
可能な限りの異なるアプローチに挑戦してください。

それによって、何が良くて何がダメなのかについての、“地図”が広がっていくのです。

練習中のぶざまな演奏を他人がどう思うかなどと考えないように
そうしていれば、必ず新しい発見があるはずですから。

アインシュタインが言ったように、 “失敗の経験がないのは、新しいことに挑戦してない証拠なのです。”


2015年4月17日金曜日

フルート五里霧中

フルートを始めました。
なかなか難しい。

まず、音が出ない。
ネットで吹き方を調べて、片っ端から教本に目を通してみても、いまいちよく分かりません。
何を見ても、口の形はみんな違うから自分で探ってポジションを見つけて下さい、と言うんです。
それでもなんとか中音域は鳴るようになりましたが、なんで鳴るようになったのかも分かりません。
もう、勘ですよ。

ほとんどの教本は、音楽の初歩知識や、世界の名曲のような簡単な楽譜にかなりのページを割いています。
いやいや、コンドルは飛んでいくとかオーバーザレインボーとかジブリとか、別に吹きたくないし。
そもそも吹きたい曲なんて人それぞれなんだから、吹きたくなったらコピーするし、あるいは別で楽譜集にまとめればいいじゃん。
そのページを、楽器の実践的なアドバイスに使ってよ。

しかし、そういう内容が多く書かれているということは、大人になって楽器を始める人の大半が、音楽未経験だということなんでしょう。
知識も経験もなく、熱心なリスナーでもないのであれば、楽器だけあっても何をしていいか分からない。
それは、頭の中にやりたい音楽があって、その音楽を演奏するために特定の楽器を手にする、というのとは全く違います。
「音楽」ではなく、趣味や習い事の選択肢のひとつとして、「楽器」があるということだと思います。

それはそれで、いいんです。
楽器の演奏は楽しいですから。
聞いたことあるメロディを自分で吹けたら、嬉しいと思います。
でも、僕みたいな人だって一定数いると思うんですよ。
他の楽器をやっていたり、あるいは、ものすごい音楽ファンで、頭の中にすでにイメージがあったり。
そういう人が、さあ吹いてみましょう!と言われて、オルゴールに入ってるような曲の楽譜を出されても、ぜんぜんやる気出ませんよ。

色んな教本があっていいと思うんだけどな。
他の人は、どうしてるんだろう。
習いに行くのかな。
でも、ぜんぶ最初から習うなんて、無駄が多すぎる。
教わるのって、わかんない部分があったり行き詰った時にするものだと思ってます。

クラリネットの教本は、いいのあるんですよ。
といっても、思いつくのは2冊くらいですけども。
サックスの場合も、ジャズやりたい人が多いからだと思いますが、色んな教本があります。
なんでフルートはないのか。
たまたま出会わなかっただけなのかもしれませんけども。

というわけで、暗中模索のまま、とりあえず毎日吹いています。
そのうち最高のフルート奏者になったら、教本書こう。
僕が書いたら、きっと売れますよ。

2015年4月16日木曜日

GWO撮影&録音


GWOの録音&撮影を行いました。
パーシー・スレッジが亡くなった翌日です。
場所は、三鷹バイユーゲイト。
バイユーでやりたかったんです。
元教会だからか、音がよく響くんですよ。
店への思い入れもありますしね。
やっぱ、気持ちって音に出ますから。

今回、録音用にメンバーを集めました。
GWO初のトリオ編成です。
ギターに、イグノランツの上村秀右
掛け値なしに素晴らしいミュージシャン。
一緒に録音できて光栄です。
ベースに、的場慎太郎。
たぶん世界一好きなベーシスト。
国内外で色んなベースとやってきましたが、こんなにマジックのある人はいません。お互いの考えてることも全部わかるし。
このメンツ、僕にとっては夢のようです。

撮影には、古い付き合いになる映画監督の七里圭と、カメラマンの高橋哲也。
録音に、やはり七里さんの現場で知り合った、西村直晃。
なんて贅沢。

それぞれ多忙の中、限られた時間での撮影です。
全部で7曲。
トリオで4曲、ギターとデュオで1曲、クラリネットのソロで2曲です。
ソロはいいとして、やはり3人となると時間がかかります。
なんたって、十分にリハやったわけじゃないですからね。
構成やコードを確認しながら進めます。
演奏しながらお互いのノリを探ったり、なかなか1発でOKとはいきません。


結局、終わったのは時間ギリギリ。
いいのが撮れたと思います!
素晴らしいミュージシャンに囲まれて、思い切り吹きました。
もっと細部を詰めることは可能でしょうけど、GWOでやろうとしてる「ソウル」の部分は捉えられたと思います。
そのために、このメンツを集めたわけですから。
この人選をした俺、最高!


しかし疲れた。
ライブより疲れたかも。
自分の仕切りだし、色んなことに意識を使いますからね。
自分自身の演奏よりも、他に考えることがたくさんある。
もちろん自分のパフォーマンスが半端になっちゃ意味がないし。
それはそれは集中します。

さて、どんな仕上がりになるか。
早く見たい!
もうすぐGWOのHPも出来上がり予定です。
合わせて、お楽しみに!


そして5月16日(土)バイユーゲイトにてGWOのライブやります。
詳細は後日!