2015年6月29日月曜日

言い訳すんなよ!

音楽やってて、なんで言い訳するのかな。
「適当にやってるんでー」「いい加減なんでー」「ヘタなんでー」「練習してないんでー」とか。

人前に出るのにそんな言い訳すんなよ。
そんなセリフ聞かされて、楽しいわけないじゃん。
そんなこと言うやつの音楽なんて、聞きたくないよ。
ウザいしムカつくよ。

そんなに他人の声が気になるんなら、家で一人で演奏してればいいじゃん。
あるいは仲良しグループの中だけでやってなよ。
ビール瓶飛んできてもひるまず胸はれる覚悟がつくまで、ステージに上がんなよ。

もし、適当にやるのがかっこいいと本気で思ってるなら、音楽じゃなくたって何やってもダメだよ。
幸せにはなれないよ。
本気でそう思ってるわけじゃないでしょ?
もう大人なんだから、いつまでも甘えてんなよ。

まあね、何言っても、胸を打つパフォーマンスができれば、いいんだけどさ。
開き直れない奴の演奏なんて、たいていは見苦しいだけ。
それを受け入れてくれるのは、なあなあとした友達だけだよ。
そんなのを友達って呼ぶんならね。


あーこんなこと考えず、純粋に音楽だけやりたい!
絶対に、足を引っ張られないようにするぞ!
 

2015年6月28日日曜日

N.O.生活3 - 学校の様子

大学のキャンパスは広くありません。
30分くらいで一周できます。
学部ごとの建物と、図書館、ホール、銀行、警察、学食、体育館、があります。
ハリケーンの名残で、建物はあちこち壊れていたり、街灯がつかなかったりします。
とはいえ、名門校ではないので元々お金もないだろうし、どこまでがハリケーンの仕業でどこまでが老朽化なのかわかりませんが。

全体的に芝生が多く、公園のようです。
寮にも中庭があり、外で勉強したり寝転んでくつろいでいる生徒もいて、のんびりした雰囲気でした。
まさに南部の田舎町、レイドバック、というやつです。
うっかりすると、昼寝だけで大学生活が終わってしまいそうな。


ニューオリンズ大学は、専門学校ではなく普通の州立大学なので、いわゆる一般教養の授業があります。
数学とか物理とか生物とか。
これが、大変でした。
授業の内容だけではなく、それを英語で聞いて理解する、というプロセスが加わるからです。
慣れない英語生活ですから、朝からずっと集中してヒアリングの特訓を受けてるようなもの。
すごく疲れます。

さらに、単語の問題があります。
たとえば生物の授業。
心臓とか肝臓とか動脈とかの英語の名称を覚えなきゃいけない。
もちろん母国語でなら、誰でも知ってる単語なわけです。
でもそんな名前、英語を勉強しててわざわざ暗記しませんからね。

とにかく、ネイティヴの学生にはない負担が、たくさんある。
教科書を読むスピードも遅いし、聞き間違いや読解ミスもあるし。
かなりの時間を取られます。
遊んでるヒマなんてありません。

寮はキャンパス内にあったので、授業の合間も部屋に帰って勉強してました。
もちろん、楽器の練習もしなくちゃいけない。
留学当初はまだまだ英語力もなかったし、町に出るヒマもほとんどなく、本当に寝る間もない、という具合でした。
こうして思い出してみると、よくやってたなーと自分に感心します。


寮からいちばん近い建物の中に、音楽学部と映画学部が入っています。
二階に楽器の練習室があり、24時間使えます。
建物は0時に閉まるのですが、その前から中にいれば、追い出されることはありません
夜中もたいてい誰か練習してるので、ドアを中から開けてもらって入ったりしてました。

練習室は、全部で10部屋くらいでした。
ほとんどの学生は自宅で練習するので、練習室が全部うまることはまずありません。
全室ピアノがありますが、どれもボロボロ。
調律してないどころか、音が出なかったり鍵盤が戻らないものもあります。
部屋の中も、ゴミが散らかっていて汚い。
練習できれば何でもいいけど、飲み残したコーラのペットボトルやバーガーキングのポテトが散乱してるのには、あきれてしまいます。

ただでさえ練習室を使う学生は少ないのにくわえて、クラリネットは僕しかいません。
なので、誰かに会うと、あーあのいつもクラリネット練習してる人だね、と言われるようになりました。
おまけにアジア人ですから、すぐに覚えてもらえて得でしたね。


2015年6月25日木曜日

カバー

好きな曲をカバーする。
ただ好きだからやる、というのも、もちろんいいんです。
でも、自分の看板で音楽活動をしているのであれば、それだけではどうか、とも思います。


Alfred Beach Sandal のカバーした「人魚」を聞いたんです。
曲名を見ずに聞いたので、始まってから、あの曲か!と気づきました。
あまりに良すぎて、泣いてしまった。

原曲も聞いたことはありましたが、耳に入ってきたヒット曲のひとつに過ぎなくて、特に印象に残っていませんでした。
あらためて聞き直してみても、あまりピンときません。
サウンドや、歌い方が、好みではないんです。

Alfred Beach Sandal のカバーは、素晴らしい。
センスがいいんです。
演奏もアレンジもいい。
歌いあげたりしないボーカルも、いい。
曲の良さが引き立ちます。
このカバーを聞いて、初めてこの曲の素晴らしさに気づきました。
曲もいいけど、歌詞がまたすごい!
名曲だと思います。

こんな風にカバーするなんて。
いやー嫉妬するくらいにいいバンドです。
ジム・クエスキン・ツアーで一緒だった岩見継吾くんが参加してます。
抑えた表現で、ソウルとファンクネスを感じさせ、演奏もとても聞きごたえがあります。
クールだけど肉感的で、ceroとかより全然好きですね。

「人魚」は、ミニアルバム「Honeymoon」に収録されています。

他の曲ももちろんいいです。
オススメです。


もうひとつ、印象に残るカバーがあります。
フランク・ブラックのカバーした「The Dark End Of The Street」です。

数え切れないほどカバーされてきた名曲ですが、シンガーがレパートリーのひとつして選ぶ場合が多いと思います。
その場合、大事なのはシンガーの歌であって、どんな風にカバーするかはそこまで重要でなかったりします。

フランク・ブラックはシンガーではありません。
ミュージシャン、バンドマン、ソングライターです。
さて、どんな風にカバーするんだろう、と思ったら、これがなんと直球勝負なんです。

なんのヒネリもなく、ただ歌います。
それも、いわゆるシンガー然とした歌唱とは異なる、淡々とした歌い方。
これはもうフランク・ブラックの歌です。
曲の本来の形を超えた、他のバージョンとは比較にならない感動があります。

この曲は「Honeycomb」に収められています。

ナッシュビルに行き、スティーヴ・クロッパー、レジー・ヤング、スプーナー・オールダムといった、アメリカ音楽のレジェンド達と共に制作したアルバムです。
その中であえて、ベタともいえるこの曲を取り上げ、正面から歌う覚悟。
そしてこの表現。
すごい。
何度聞いても震えます。
このアルバム自体大好きで、一時期は毎日のように聞いていました。


アルフレッド・ビーチ・サンダル、フランク・ブラック。
どちらのカバーも、素晴らしい。
原曲の良さがまずあって、それを消化して、自分の表現になってる。
それによって名曲がパーソナルな表現に変わり、また心に刺さる。
こう書くと当たり前のことですが、簡単じゃありません。
それに、そこまで意思を持ってカバーを行うこと自体が、少ないですから。

僕もGWOでThe Dark End Of The Street をカバーしています。
GWOでは、自分の内面を込める容れ物として選曲しているので、シンガーのアプローチに近いかもしれませんが、覚悟と自信はあります。
この曲を演奏するとき、ジェームス・カーと並んでフランク・ブラックのバージョンもいつも浮かびます。

「人魚」も、やってみたいと、アルフレッド・ビーチ・サンダルを聞いて思いました。
ライブも行こうっと。

2015年6月23日火曜日

Bulletproof Musician: 思い込みについての物語 - "クッキー泥棒"

Bulletproof Musician という英語のサイトの記事を、ランダムに翻訳するシリーズです。
ミュージシャンのメンタル面に関する内容を扱っています。
音楽をやっていない方でも、自己管理やマインドの問題に興味があるなら、是非ご一読下さい。




The Cookie Thief: A Poem About How Oblivious We Can Be to How Wrong We Can Be
http://www.bulletproofmusician.com/are-you-a-cookie-thief/


"The Cookie Thief (クッキー泥棒)"
by Valerie Cox

空港にて。
女がひとり、フライトを待っている。
出発までまだ数時間ある。
本を一冊とクッキーをひと袋買い、ソファに落ち着いた。

しばらく読みふけり、ふと隣を見ると、頭の禿げあがった男が座っている。

女は目を疑った。男が、二人の間にある袋から、クッキーをつまんでいる。
思わず見て見ぬフリをした。

女がクッキーを片手に時計を気にする間、男は盗み食いを続けている。
イライラが募ってくる。
“わたしが善人じゃなければ、タダじゃおかないのに!”

女がひとつ食べる度に、男も食べる。
ついに最後のひとつ。
男は、はにかんだ笑顔を浮かべ、クッキーをふたつに割った。

そして、半分を女に渡し、残りを口に入れた。
女は思う。
理解できない…この男は全くの無神経ではなさそうだ。
なのにどうして感謝の言葉ひとつないんだろう!

フライトの時間になり、ようやく解放された女は安堵の溜息をもらす。
荷物をまとめ、ゲートに急ぐ。
無礼な男には一瞥もせず、振り返りもせず。

飛行機に乗り込み、座席に座る。
読みかけの本を取り出そうとカバンを覗き込んだ女の眼に映ったのは、なんと手付かずのクッキーの袋。
息が止まった。
ということは、さっきのクッキーはあの男のもの。
彼は自分のクッキーを分けてくれていたのだ。
謝るにはもう遅すぎる。
無礼で無神経なのは、彼女の方だった。




正しいはずのことが後から間違いと分かった経験が、どれくらいありますか?
食卓の上に置いたはずの鍵がポケットから出てきたり、大失敗したと思ったテストが高得点だったり。

物事を悲観的に考えることは多いものです。
失敗を恐れチャレンジから逃げることを、“現実的” という言葉で正当化してしまう。
しかし、それは本心からではありません。
自分を下げたい人など、いないからです。
悲観的になってみても、自信が増したり、プレッシャーに強くなれるわけがありません。


未来は予測できない

先のことを考えても、たいていその通りにはいかないものです。
アーノルド・シュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事になるなんて、誰が予想したでしょう?

元NASA宇宙飛行士のJohn Glenn (アメリカで初めて宇宙船で地球一周を成し遂げた)は、“Why not?(OK!もちろん!やってみよう!できるさ!といったニュアンス)”と自分に言うことを習慣にしていたそうです。
未来に何が起こるかは誰にも分からない。
それなら、びっくりするような可能性に対して心を向けている方がいい、と言うのです

YouTube の世界的スターになれるだろうか?
Why not?

レコード会社を立ち上げたい。
Why not?

ベルリン・フィルのメンバーになれるだろうか。
Why not?


成功の秘密

スポーツ心理学の最大の発見の一つは、自信と成功の相互関係を明らかにしたことです。
自信は持続力をもたらし、それが成功につながることになります。
逆に、未来に悲観的でいると自信も持てず、すぐにあきらめてしまうでしょう。

無理だと思ってあきらめないことです。
どんな未来も起こりうるのですから。
誰だって、クッキー泥棒になりたくはないはずです。

2015年6月22日月曜日

ジム・クエスキン JAPANツアー、終了!

ジム・クエスキン&サモア・ウィルソンのツアーが終わりました。

いいライブだったと思います。
それにしても、周りからの賞賛の声に驚いています。
ツアー中も、SNS上ではいい評判が多くありました。
でもそれは、ジムのファンや、最初から肯定的なお客さんの声かもしれません。申し訳ないですが、そこまで真剣に受け取っていなかったんです。

昨日は知人も多く見に来てくれて、感想を直接聞くことができました。
みんな絶賛です。
感動した、と。

正直、そこまでの実感がありません。
いいライブではあったと思いますが、世紀の名演!というタイプのものではないし、本当に分からないんです。
どの曲が、誰が、ということではなく、全体が良かった、ライブ自体が良かったらしい。

純粋に音楽的なことでは、ないのかもしれません。
ジムの長い音楽人生からにじみ出る何かのマジックが、作用したのかもしれません。
スペシャルなライブだったことは、どうやら間違いないようです。
聞く人にそんな風に感じてもらえる演奏に参加できたことは、とてもラッキーです。


僕は若い頃、ジム・クエスキン周辺の音楽を聞いて、そこから遡っていくことで音楽にハマっていきました。
自分が昔から繰り返し聞いた曲を、録音した当人と一緒に演奏するわけです。
演奏しながら、頭の中にはオリジナル録音も流れてきます。
Richland Woman では Maria Muldaur の、Wild About My Lovin' では Geoff Muldaur の歌声が浮かびます。
そしてさらに、お客さんも同じく原曲を共有している。
こんな体験はなかなかありません。
それは、とても感慨深い、幸せな瞬間でした。
自分は本当に恵まれていると思います。

いいツアーでした。
参加できて、良かった。
ありがとうございました。


最後に、ツアー後半の写真をまとめて。

岡山 城下公会堂

岡山 打ち上げ

にんじんホイッスルを吹くジム

尺八を吹くサモア

岡山の夜

移動中

福岡 ゲイツセブン

ご機嫌なバンド、マドカプレイボーイズと一緒に。

京都 拾得

曙橋 バックインタウン




2015年6月20日土曜日

金沢の夜

ジム・クエスキン・ツアーも終盤です。
昨日は金沢の名店もっきりや。

山小屋のような雰囲気。
クラリネットの音もよく響いて、気持ちいいライブでした。
ツアーに出て10日ほど経ち、バンドの一体感も増してきたと思います。
お客さんも盛り上がってくれて、楽しかったな。

オープニングアクトは、W.C.カラス。

ずーっと見たかったブルースマン。
僕の周りでも噂はさんざん聞いていて、でもタイミングが合わずなかなかライブに顔を出せなかったんです。
こんな形で会えるとは!

そしたら、なんと向こうもGWOの動画を見ていて、会うのを楽しみにしていたって。
いやー嬉しかったです。

そして、カラスさんの脇でバンジョーを弾くのは、安達孝行。
ずーっと昔、初期バンバンバザールに在籍してた頃のライブを、たしかジロキチで見たことがあります。
素晴らしいプレイで、とても印象に残ってます。
次にバンバンバザールを見たときには脱退していて残念に思ったものです。
安達さんとも、こんな形で会えるとは!

久しぶりに、渋いブルースをじっくり聞きました。
やっぱり僕はこういう音楽が好きなんですよねー。
聞いてると気持ちよくリラックスしてきて、思わず笑顔になります。
カラスさんの曲は、歌詞がいい。
またちゃんとライブ見に行こう。

終演後、色んな話をしました。
2人とも僕のクラリネットをすごく気に入ってくれて。
嬉しかったです。
好きなミュージシャンに自分の演奏を気に入ってもらえるのは、とても嬉しい。
なんだか、自分は間違ってなかったんだな、って思えるんですよ。
僕はわりとそういうチャンスに恵まれていて、すごくラッキーだなと思います。

打ち上げでは、麻田さん達と色んなマニアックな音楽話で盛り上がりました。
トムズキャビンは、僕の好きなミュージシャンをいっぱい召喚してますからね。
麻田さんも、クラリネット奏者の口からキャプテン・ビーフハートの名前が出てきて驚いていました。
音楽談義は尽きません。
いい夜でした!


W.C.カラスとツーショット

安達孝行とジム・クエスキン 


さて、明日はいよいよツアー最終日です!
いいライブにしますので、是非お越しください!

Jim Kweskin & Samoa Wilson Japan Tour 2015
料金:前売6000円/当日7000円(税込)

6月21日(日)東京・曙橋 バック・イン・タウン
1部 開場13:00/開演14:00 
2部 開場18:00/開演19:00

2015年6月17日水曜日

初心



ジム・クエスキン・ツアー、半ばも過ぎました。

ジムは、思っていた通りの人でした。
とにかく音楽が大好き。
楽器があれば色んな曲を弾き始めて、この曲のオリジナルは誰々で誰々の録音したバージョンが〜と話し始めます。
例えば移動の車中でも、この録音知ってるか?と、iPhoneでYoutubeに上がっている古い録音を聞かせてくれます。
この部分のドン・レッドマンのボーカルがいいんだよ!
とかなんとか言って、次々に動画を探してくるんです。
若い頃も、仲間と古いレコードを買って聞かせ合ったりしていたそうで、その音楽への情熱は今でも冷めていない。

そんなジムと一緒にいて、自分は最近リスナーとしてのインプットが減ってるなーと思いました。
楽器を練習したり、演奏内容に関連したものを聞く時間の方が多くて、純粋に聞きたいものを掘り下げて聞くことが少なくなってきています。

これじゃ本末転倒です。
僕は楽器のヴィルトゥオーゾになりたいと思ったことは一度もないし、超絶技巧に感動したこともありません。
音楽が好きだから楽器を演奏してるし、ジムやジェフや、ライ・クーダーやロニー・レインやボブ・ブロズマンや、音楽への情熱が溢れた人の音に感動してきました。
ジムが未だに目を輝かせて音楽に接しているのを見て、ああ初心に戻らなくちゃ、と思わされたんです。

今後どんな所でどんな音楽を演奏するとしても、どんなに忙しくても、情熱を持って音楽を聞くことを大事にしていこう、と改めて思いました。
それができなくなったら、楽器やってる意味がありません。
70歳も過ぎてまだ音楽を聞いてワクワクできるなんて、素敵なことです。
そうなれたら、どんなに幸せだろうか。
ジムと一緒にやれて、良かった。


と、まだツアーは続きます!

Jim Kweskin & Samoa Wilson Japan Tour 2015
料金:前売6000円/当日7000円(税込)

6月18日(木)京都 拾得
開場18:00/開演19:00

6月19日(金)金沢 もっきりや
開場18:30/開演19:30

6月21日(日)東京・曙橋 バック・イン・タウン
1部 開場13:00/開演14:00 
2部 開場18:00/開演19:00

2015年6月14日日曜日

まりこふんバンド

群馬県太田市で演奏してきました。
まりこふんバンド。
話題の古墳シンガーです。
古墳をテーマに、歌ったりイベントしたり執筆したりしています。
メディア露出も多いので、見たことある方も多いんじゃないでしょうか。

昨日は、まりこふん初のバンド編成ライブ。
東京から群馬まで、みんなで車で向かいます。
バンドメンバーとスタッフ合わせて8人。
のんびり、小旅行気分です。

途中で、塚廻り古墳という群馬県の古墳に寄りました。

古墳て、教科書で読んだくらいで、ちゃんと見たことないかも。
初古墳かもしれません。
これがまた小さな古墳で。
ハニワがなければ、ただの公園にしか見えません。
しかも畑の真ん中にポツンとあるんですよ。
わざわざ訪れる人は、さすがにものすごく少ないでしょう。
のどかでシュールな時間でした。

古墳にはそれぞれ歴史があるわけで、そのストーリーも楽しみながらの古墳探訪は、なかなか悪くないかもしれません。
実際、まりこふん主催のはとバス古墳ツアーもやってます。


ライブは、太田まちおこしの会の企画です。
会場は市のホールで、中ホールくらいの大きさが、ほぼ満席。
お客さんは年配の方が多いけど、みんなノリがいいんです。
ルーツ寄りロックのバンドサウンドに合わせて、手拍子やコール&レスポンスもバッチリ。
予想をはるかに超えた盛り上がりでした。

ライブ後の物販コーナーも大人気で、サイン待ちの列がなかなか終わらない。
まりこふん、すごいなー。

僕はほとんどの曲でソプラノ・サックスを吹きました。
最初はクラリネットで全部やるつもりだったんですけどねー。
ソプラノはまだ買ったばかりで思うように吹けなくて、ツアーの移動の車内でも運指の練習をしていました。
夜行バスの中でも曲覚えてたし、苦労しましたよ。
会心の出来とは言いがたかったですが、みんな喜んでくれたから良しとしましょう!

いろんな意味で、なかなかレアなライブでした。
バンドの音も良かったし、楽しませてもらいました。

次回は、もっと準備して余裕もってやれたらいいな。



さて、今夜は岡山。

ジム・クエスキン&サモア・ウィルソンです!


Jim Kweskin & Samoa Wilson Japan Tour 2015
料金:前売6000円/当日7000円(税込)

6月14日(日)岡山 城下公会堂
開場18:00/開演19:00

6月15日(月)福岡 ゲイツセブン
開場18:00/開演19:00

6月18日(木)京都 拾得
開場18:00/開演19:00

6月19日(金)金沢 もっきりや
開場18:30/開演19:30

6月21日(日)東京・曙橋 バック・イン・タウン
1部 開場13:00/開演14:00 
2部 開場18:00/開演19:00

2015年6月13日土曜日

ツアー順調です!

ジム・クエスキン&サモア・ウイルソンのツアー、3本目まで終わりました。

ジムのステージは、リラックスしてる反面、スリリングな部分もあってたまりません。
ジムも打ち合わせと違うことやるし、僕自身、タイトルを言われても曲が思い出せなかったりして、次に何が来るかわからない。

思ったより知らない曲が多いです。
カーターファミリーとかカントリー系の曲は、あまり詳しくないんですよね。
そっち系の曲って、コードは少ないけど、構成が難しい。
曲のフォームが、歌詞をベースにしてるからか、4小節・8小節単位じゃないんですよ。
いつコードが変わるか、次のパートに移るのか、どうにも覚えきれない。
ジムの演奏の気配から次の展開を察知しなくてはなりません。
なので、とにかくライブ中はジムから目が離せない。
なかなか緊張感あります。

それでも回を重ねるごとに余裕も出てきて、演奏のやり取りもどんどん楽しめるようになってきました。
マンドリンの井上太郎、ベースの岩見継吾。
二人とも遊び心のあるプレイヤーで、演奏してて楽しいです。
まだまだ楽しくなるでしょう。
京都のライブからは、ハンバートハンバートの佐藤良成がフィドルで再び合流します!

あと、なんとスプーンもやってます!
1年半前に、長時間叩きすぎて指を痛めて、それから封印してたんですけどね。
今回は1〜2曲だけだし、指にテープを巻いてクッションにしてるので大丈夫です。
まさか、ジム・クエスキンのバンドでスプーンやることになるとは。
人生って、分からないもんです。

移動は車で。
全員でひとつの車に乗って、まさにツアー、って感じがします。
今日はオフで、明日から岡山、福岡と続きます。
この先も、楽しみです!


オフですが、僕は群馬で別のライブがあり、夜行バスで東京に戻ってきました。
今夜はまりこふんバンド。
ソプラノ・サックスをメインで吹きます!
お近くの方も、近くない方も、是非!

【まりこふんトーク&ライブ】 
太田市学習文化センター視聴覚ホール
18:30開演  1,000円


最後に写真を。

横浜サムズアップ
オープニングアクトは、ムーニー&ケニー井上!

名古屋TOKUZO
オープニングは吉村瞳


大阪アナザードリーム
オープニングは、ラグパパス・ジャグバンド

大阪の居酒屋

Jim Kweskin & Samoa Wilson Japan Tour 2015
料金:前売6000円/当日7000円(税込)

6月14日(日)岡山 城下公会堂
開場18:00/開演19:00

6月15日(月)福岡 ゲイツセブン
開場18:00/開演19:00

6月18日(木)京都 拾得
開場18:00/開演19:00

6月19日(金)金沢 もっきりや
開場18:30/開演19:30

6月21日(日)東京・曙橋 バック・イン・タウン
1部 開場13:00/開演14:00 
2部 開場18:00/開演19:00 


2015年6月9日火曜日

マウスピースの構造2 -

トム・リドナー氏の記事の翻訳の続編です。
前回の記事と合わせて、マウスピースの構造について分かりやすくまとまっています。


UNDERSTANDING THE MOUTHPIECE INTERIOR
by Tom Ridenour
(※翻訳後にHPが新しくなり、元記事がなくなってしまいました。責任者の了承は取ってありますので、約したものはそのまま残します。)




マウスピースの内部は、ボアとチェンバーの2つの部分から構成されます。
さらにチェンバーは、バッフルとサイド・ウォールとの2つの部分に分けられす。
それぞれの役割を理解するために、ひとつひとつ順番に見ていくことにしましょう。 


ボア

一般的なフレンチ・クラリネットのマウスピースの場合、ボアは円錐形で、バレル側に向けて内径が広がっていきます。
ボアサイズを比較する際は、通常、バレル側の端の一番広い部分を測ります。

マウスピースの設計上、最もピッチを左右するのがボア部分です。
楽器自体のピッチだけではなく、レジスターキイを挟んだ12度の音程にも大きく影響します。



ピッチへの影響

ラージ・ボアのマウスピースを使用すると、全体的にピッチが低めになり、スモール・ボアの場合は反対にピッチが高くなる傾向があります。
加えて、ラージ・ボアは高音域が高めになり、スロート・トーンが低めになります。
スモール・ボアの場合はこの反対です。



音色への影響

ボアの形状は音色や響き、吹奏感にも大きく左右します。
ラ-ジ・ボアの場合、柔軟性のある深く暖かい音色になり、スモール・ボアの場合は、はっきりした明るい音色になります。


チェンバー

音色と音質に大きな影響を与えるのがチェンバーです。
部分ごとに見てみましょう。


音色への影響:バッフル

音色を左右するのは、バッフルの形状とチェンバーの容積です。
バッフルには様々なタイプがあります。
基本的な傾向としては、バッフルがストレートで幅が狭いと、音色は明るくなります。
逆に凹んで幅の広いバッフルの場合、ダークな音色になります。


音質への影響: サイドウォール

チェンバーのサイドウォールは、音質に関わってきます。
サイドウォール間の幅が狭いと、芯のある密度の高い音になり、幅が広い場合は、柔軟で広がりのある音になります。
また、この両方の性質を取り入れて、サイドウォールを円錐形に設計した、Aフレームと呼ばれるタイプもあります。

いちばん最後に考慮するべき部分が、バッフルの幅です。
柔軟性を持たせたい場合には幅を広げ、音をフォーカスさせたい場合には幅を狭めます。

しかし、どれだけ音色や柔軟性が向上するしても、チェンバーの形状は、音量の問題からどうしても限界があります。
チェンバーとボアの設計によって音量を得ようとすると、チューニングが狂ってきてしまうのです。
これはクラリネットの楽器としての性質上の問題であり、マウスピースの設計にはどうしても限界があるのです。



ボアとチェンバーの組み合わせ

クラリネットの音程と音色は、ボアとチェンバーの組み合わせによって決定されます。
ラージボアと、深くくぼんだチェンバーとの組み合わせからは、深みのある響きが得られます。
これは多くのプレイヤーにとって魅力的ですが、同時に楽器全体の音程が低くなることにも繋がります。

音程の問題は、短いバレル(65mm程度)を使うことで解決される場合もあります。
また、逆テーパード型のMoennigバレルも有効ですが、それでも音程を高くすることは簡単ではありません。

スモール・ボアと平坦なバッフルを組み合わせ、サイドウォールを広めに取ることで音に深みを出す方が、通常は良い結果を得られます。
この場合、ピッチは高めになり、67~68mmのバレルが必要になることもあります。

Moennigのような逆テーパード・バレルは、このタイプのマウスピースには合いません。
ボアが小さいほど、バレルの内径はストレート型が適しています。


以上が、ボアとチェンバーに関する基礎知識です。
これらを知っておくことで、目的に合うマウスピースを的確に選ぶことができるようになるでしょう。 


2015年6月8日月曜日

ジム・クエスキン・ジャパン・ツアー

ジム・クエスキン&サモア・ウィルソンの来日ツアーに参加します!


ジム・クエスキンといえば、やはりジャグ・バンド。
60年代アメリカのジャグ・バンド・リバイバルの中で、最もクリエイティブで商業的にも成功したのが、Jim Kweskin Jug Band です。
メンバーのその後のキャリアからして、スーパー・バンドと言って良いでしょう。
Jim Kweskin Jug Band がなかったら、ジャグ・バンドというスタイルがここまで広く認知されることはなかったんじゃないか、とさえ思います。


20代のはじめ頃に聞いていました。
どうやってたどり着いたのかは覚えていません。
戦前ブルースやノベルティ音楽の流れで聞いたのか、フォーク・ミュージックからか、あるいはジェフ・マルダー経由だったか。

ジム・クエスキンのバンドは、ジャグ・バンドの形態の中にも様々なアメリカン・ルーツ・ミュージックが溶け込んでいます。
戦前ジャグ・バンドのリバイバルというよりは、その楽器編成でルーツ・ロックをやる、という印象です。
ジェフ&マリア・マルダーという2人の素晴らしいボーカリストがメンバーだったことも手伝って、ジャグ・バンドという枠を超えて聞きごたえがありました。
しかし逆に、バンドとしてのサウンドが目立つので、ジム・クエスキン個人があまり浮かび上がってこない。
ジェフ・マルダーが大好きだったこともあり、僕の中ではジェフのいたバンド、という位置づけでした。


その後、ジム・クエスキン名義の「CLUB47」というアルバムを聞きました。


リラックスしたライブ盤で、ギターとジャグで古い小唄やフォーク・ソング、伝承曲などを歌っています。
その頃、僕はもうニューオリンズ・ジャズの世界に足を突っ込んでいて、ニューオリンズのスタンダード曲が取り上げられているのに驚きました。

当時のアメリカのフォーク〜ロックのミュージシャン達は、古いナンバーをよくカバーしていました。
それこそジェフ・マルダーやウッド・ストック周辺の面々、もちろんライ・クーダー、そしてレオン・レッドボーンもデビューしていた頃だと思います。
僕は彼らのアルバムを聞いて、アメリカ音楽のルーツを辿っていました。

アルバムに古い曲のカバーが入ると、いいアクセントになります。
意外な選曲をしてみたり、オリジナルの雰囲気をあえてヒネってアレンジしたり。
あるいは、レオン・レッドボーンのように明確にコンセプトを定めて曲をチョイスする場合もあります。

ジムのアルバムからは少し違った印象を受けました。
選曲に、特別の意味や主張がないように感じたんです。
コンセプトも特にない様で、フォーク、ラテン、ニューオリンズ、といった区別を感じさせず、どの曲もごく自然に並んでいます。
まるで、その場の思いつきで曲をピックアップしていったらこうなった、という感じです。
雑多感としては、ダグ・サームあたりに近い気がします。


日本で洋楽を聞くということは、勉強みたいな側面があります。
小さい頃から自然と耳に入っていた音楽ではないですからね。
大人になってから、自分で調べて探して聞いて、それを整理してまた辿って、という作業の繰り返しです。

なんとなく、アメリカの若いミュージシャン達も同じだろう、と思っていた部分がありました。
実際、古い曲を調べてレパートリーに加えていって〜みたいなエピソードもありますし。
でも、「CLUB47」を聞いて、いや待てよ、と思ったんです。
アメリカの人達は、やはりこういう曲を子供の頃から雑多に聞いて育ってきてるんだろう。
曲の出自がどこで〜といった知識もなく、何となく耳に入ってくる。
もちろん物心ついてから、それらを整理したり掘り下げたりするんだろうけれど、その前に原体験としてインプットされているんじゃないか。
これは、後にアメリカで過ごして確信したことでもあり、その通りだと思うのですが、この頃はまだぼんやりと想像していたに過ぎませんでした。
それが、このアルバムを聞いて、あらためて音の面から考えが強まったんです。

僕にとって、ジム・クエスキンは、革新的な、あるいは圧倒的な感動を与えてくれるタイプのミュージシャンではありません。
でも、音楽に対する愛のあるスタンスと、出てくる音楽の暖かさが、好きなんです。
俺が俺が!というのではなく、音楽が大好きな人なんだと思います。
とても共感します。

「CLUB47」は、その自然な雰囲気が好きで、よく聞きました。
そう、よく聞いたんですよ。
若い頃よく聞いたミュージシャンと、一緒に演奏できるわけです。
こんな嬉しいことはありません。
ハッキリ言って、僕ほどジム・クエスキン周辺の音楽を聞いてるクラリネット奏者は、そうはいないと思いますよ!


まだリハも入ってないし、一緒に組むベーシストとは初対面だし、どんなことになるのか分かりません。
とても、楽しみです!

Jim Kweskin & Samoa Wilson Japan Tour 2015
6月10日(水)横浜 サムズアップ
6月11日(木)名古屋 TOKUZO
6月12日(金)大阪 アナザードリーム
6月14日(日)岡山 城下公会堂
6月15日(月)福岡 ゲイツセブン
6月18日(木)京都 拾得
6月19日(金)金沢 もっきりや
6月21日(日)東京・曙橋 バック・イン・タウン

ジム・クエスキン
サモア・ウィルソン
井上太郎(マンドリン)
岩見継吾(ba)
近藤哲平(cl) 

※詳細は上記リンクのトムズ・キャビンHPにて確認ください。