2015年9月30日水曜日

音楽は見た目が9割

音楽は見た目が9割。
って、よく言ってます。
まあ9割は盛りすぎですが、見た目で決まる部分もあると、僕は思います。


ここ数日、コロリダスの衣装を考えています。
NEWアルバムも出すし、あらためてバンドのイメージを考えよう、ということになりまして。
自分ひとりなら、いくらでも最高のコーディネイトが考つきます。
でも、バンドではそうはいかない。
他メンバーとのバランスがありますからね。
楽器のキャラクター等も念頭において、いいポジションで収まらないといけない。
なかなか難しいです。

加入してだいぶ経ちますが、今まで全体のビジュアルをみんなで相談したことはありませんでした。
そういうバンド、多いんじゃないでしょうか。
でも、僕はそれじゃ駄目だと思うんですよね。
まあ、駄目っていうか、手を抜かずやれることはやろうよ、ということです。

音楽がいいのは、当たり前。
でも、それをステージで演奏するなら、見た目も大事。
だって、お客は目をつぶって聞いてるんじゃないんだから。
見た目がかっこ良ければ、ワクワクするじゃないですか。
いい音楽を、より楽しんでもらえる。

衣装をおざなりにするミュージシャンの中には、音楽で勝負したいから、なんて言う人もいます。
実は、面倒なだけじゃないの?
あとは、かっこつけるのが照れくさい、とか。
僕には、それは逃げに聞こえます。

ステージで行われるものは、音楽であっても何であっても、それはショウです。
どうやってショウの質を上げていくか、全力で考えるべきだと思うんです。
いい演奏して良かったね、というだけでは、けっきょく自己満足に過ぎないんじゃないか。
お客を楽しませて満足させるという意識が、もっとあっても悪くないでしょう。

自分が楽しければ見てる方も楽しいはずだ、と言う人もいます。
それは、真実だと思います。
でも、ちょっとした工夫と気配りで、さらにもっともっとお客を楽しませることができるはず。
自分と仲間が満足するだけでは、ずるいでしょ。

アイドルやビジュアル系までいかなくても、いわゆる売れてるバンドを見れば、一目瞭然です。
ある程度大きなシーンでやってるバンドは、衣装もきちんと考えてる。
かっこいいかどうかは別として、いい加減にやってるケースはあまり見られません。
あるいはもっと規模が大きくなれば、スタイリストが付いたりします。
見た目って、それだけ重要なんです。


別の問題として、ミュージシャンにはファッションに疎い人間が多い、ということがあります。
まず、服のサイズが合ってない。
そして、ディテールに目がいってない。
音楽だって、音の微妙なニュアンスなどのディテールを磨くことで、聞き手への伝わり方が違ってきます。
服だって同じこと。
例えば同じ白いシャツでも、生地や、襟型やステッチ等のディテールによって印象は変わります。
演奏以外のことでも、そこまで気を使って損はしません。

服に詳しくないのであれば、詳しい誰かに聞けばいい。
自分や仲間うちで、なんとなくいいだろう、っていうのは、ダメです。
特にバンドであれば、全員のバランスも重要になってくるので、簡単ではありませんからね。
何でも客観的な視点が大事です。
もし、仲間うち以外のシーンに出ようと思うなら、の話ですけど。


好きなミュージシャンの写真を見て、その着こなしにうっとりした経験て、誰しもあるんじゃないでしょうか。
JBのダンスだって音楽とは関係ないけど、あれも含めてJBの魅力だし。
見た目でお客の興味が失せてしまうなんて、もったいないと思います。

少なくともバンドのライブでは、衣装は音楽のオマケではない、と、僕は考えます。
まあ、服好きなんで、自分も盛り上がるし。
かっこ悪いより、かっこいい方がいいでしょ!

N.O.生活 5 - ジャズ科の授業②

引き続き、授業の話です。

コンボというクラスがありました。
生徒達でバンドを組んで、教授がそれを指導する、というものです。
誰がどのバンドに入るかは、教授が決めます。

これはドキドキしました。
まわりはみんなジャズへの熱意にあふれた若者ばかり。
それに比べて、僕はモダン・ジャズなんて一度も演奏したことありませんからね。

フタを開けてみたら、僕が入ったのはモダン・ジャズではなく、なんと、ニューオリンズ・ジャズをやるバンドでした。


ちょうど僕と同期に入学したダレンというドラマーがいました。
彼はUNO(Univercity of New Orleans) に来る前に別の大学で映像を勉強していて、一年生の時から大学内のライブやワークショップを撮影していました。
ドラムは恐ろしく下手にも関わらず奨学金をもらっていたので、普通の学生とは違うポジションだったんでしょう。
ダレンは、ウィントン・マルサリスを崇拝していて、「ニューオリンズの伝統を守る」という考えに取り憑かれていました。
それで彼が主導して大学内にニューオリンズ・ジャズのバンドが作られたんです。
僕はクラリネットなので、当然メンバーに選ばれたというわけ。

奇妙なバンドでした。
僕以外は、誰もニューオリンズ・ジャズなんてやったことありません。
教授でさえ、何も分からない状態です。
ダレンも、ある程度聞いてはいますが、それでもサッチモとジェリー・ロール・モートンとシドニー・ベシェくらいしか知りません。
何を参考に聞くべきかさえ、誰もわからない。
カオスです。

僕は、とても楽でした。
古いジャズについては詳しいし、さんざん演奏もしてきました。
他の学生は、モダン・ジャズしかやったことないので苦労してましたが、僕は逆に学ぶことはなく、ハッキリ言って退屈でした。
その分、基礎練習や英語の授業に時間を使っていました。

クラリネットは僕しかいないので、在学中のほとんどをこのコンボで過ごしました。
つまらないので辞めたい、と言っても、なかなか解放してもらえない。
他のメンツは変わっても、僕とダレンは固定。
単位と奨学金のため、と割り切ってやっていました。

ついに辞めることができたのは、4年生のときです。
そして、ジプシー・スウィング系のバンドに入りました。
ジャンゴです。
バイオリンの代わりにクラリネット、ということですね。
これは、他のメンバーもいいミュージシャンばかりで、楽しかったな。
ギター主導のバンドなので、#系のキイが多くて大変だったけど、それも勉強になりました。
僕は学外でも古いジャズしかやってなかったし、そうすると#系のキイを演奏する機会は少ないですからね。

まあ、どのコンボもいい加減なものでした。
教授の指導も適当だったので、授業として学ぶことがあったかは疑問です。
やる気のある生徒は、コンボの練習をするよりも、どんどん町に出て演奏してましたし。
ジャズ科のカリキュラムを埋めるための、間に合わせみたいなもんじゃないかと思います。
町での演奏の方が楽しかったし、よほど勉強になりました。

2015年9月26日土曜日

W.C.カラス『うどん屋で泣いた』


素晴らしい!
ここ最近聞いた新譜の中でもピカイチ。
しばらく前に買ってから、何度も聞いています。

中身は、ブルースです。
特別な新しさはありません。
正統派のブルース。
参加ミュージシャンも素晴らしく、極上の演奏が収められています。
とても質の高いブルース・アルバムです。

僕はいわゆる "ブルース・ファン" ではないのであまり知らないけど、質の高いブルースをやってる人は、他にも全国に沢山いるはずです。 
でも、それはあくまで "ブルース" なんです。
「ブルースを聞きたいな」と思う時しか聞きません。

『うどん屋で泣いた』は、極上のブルース・アルバムですが、「ブルースを聞きたい」時でなくても聞きたくなります。
演奏がいい、グルーヴがいい、といった音楽的なことを超えて、訴えてくるものがあります。

それは、歌です。
声と、言葉。
まず、ボーカルがいい!
いわゆる "ボーカリスト" という風情ではない、生々しい声です。
ボーカルの器楽的な側面をあまり感じさせないんですよね。
"ヘタウマ" とか "味がある" のとは違います。
ちゃんと歌ってるんだけど、メロディーを取ってるんじゃなくて語ってるように聞こえる。
思いつくところでボブ・ディランやトム・ウェイツとかもそうかも。

そして、歌詞が素晴らしい。
何が素晴らしいかって、歌詞カードで読んだだけじゃ普通なんですよ。
奇をてらった言葉はなく、紋切り型の言い回しもあります。
それが、歌われることで初めて深い意味を帯びてくる。
これこそが、音楽の醍醐味です。

世の中に、歌詞がいいとされている曲は腐る程あります。
でも、僕は心からは賛同できないことが実は多いんです。
なぜなら、それらの多くは "文章" "ストーリー" "詩" がメロディーに乗ったものに過ぎないからです。
いい言葉がいいメロディーでいい声で歌われるのも、もちろん心地良いです。
でも、その詩、歌わなくても成立するんじゃない?
そう思ってしまうんです。

タイトル曲なんか、歌詞の内容としては、うどん食べてて訳もなく涙が出た、というだけです。
それがあの声で歌われると、言葉では表しきれない意味を持って迫ってくる。
誰もが経験したことのある、でも言葉では説明しきれない、普遍的な感情を喚起させるんです。
こんな感動は、音楽以外ではあり得ません。


もう一つ、僕はこのアルバムを聞いて、ブルースって素晴らしいな、と思いました。
ブルースは「メロディー&コード進行&構成」で主導する音楽じゃありません。
音楽的には、起承転結が希薄です。
一般的なポップスとは聞くポイントが違うので、なかなか一般的なリスナーには馴染まないんだと思います。

このアルバムの場合、音楽的なフックが少ない部分を言葉が助けてくれるので、音楽ファンでなくても聞きやすいはずです。
W.C.カラスの声は生々しく、感情がダイレクトに伝わってきます。
歌詞をストーリーとして追わなくても、悩んで呻いて叫んでる心がそのまま見えてきて、たまらなくなる。
これは、シンプルな形式だからできること。
メロディーやコードで主導する楽曲では、ここまで直接的な感情表現は無理だと思います。

ブルースって、こういう表現のためにあるんだな。
僕はブルースが分かったような気がしました。
普段聞くブルースのほとんどは外国のものです。
歌詞のニュアンスまでは分からないので、ボーカルもたぶん楽器の一つとして聞いていて、歌モノであってもインストルメンタルのような聞き方なんだと思います。
今回のように言葉を意識したことはありませんでした。
ブルースって、言葉を伝えるためのものなのかもしれない、と初めて思いました。
感動しました。


『うどん屋で泣いた』は、"ブルース" でありながら "ブルース" というジャンルを飛び越えた、傑作アルバムです。
音楽的内容も素晴らしいけれど、それ以上に、根底に流れる感情が心に響きます。
ブルース・ファン以外のリスナーにこそ、伝わる部分が多いかもしれません。
一聴を、お勧めします!


2015年9月24日木曜日

音量と音楽は関係ないでしょ

昨日はポーキーズのライブでした。
会場は、吉祥寺のBGというライブハウス。
久々に、爆音のライブハウスでした。
リハの段階で音のでかさに耐えられず、自分の番が終わったら早々に店を出て、耳栓を買いに行きました。
本番でも音は爆音のままで、けっきょく耳栓をしてライブを見る羽目になりました。

音楽聞くのに、耳栓ですよ!?
耳栓してライブ見たのなんて、生まれて初めてです。
それで音量はちょうど良くなりましたが、どうしても音がこもって聞こえてしまう。
せっかくバンドがいい演奏してても、気持ちよく聞くことができない。
やっぱり、できれば耳栓なんて使いたくありません。

なんであんなに音がでかいんだろう。
意味がわからない。
僕は、音楽と音量は関係ないと思っています。
音量は、ただの肉体的な刺激に過ぎない。
僕はいい音楽をいい音で聞きたいだけで、音量による刺激なんていらない。
耳鳴りがするだけだし、そんな負担を耳にかけたくない。

まあ、さすがに今時あそこまで爆音のライブハウスは、めったにありません。
でも、もうひとつ、思うことがあります。
それは、たいていのライブハウスでは、ボーカルが聞き取れない、ということ。
メロディはかろうじて聞き取れても、歌詞までちゃんと聞こえることって、驚くほど少ない。
これも理解できません。
歌詞がないなら、まあいいのかもしれない。
でも、歌詞があるんであれば、それ聞きたいじゃん。
歌ってる方だって、内容が誰にも聞いてもらえない状況なんて、嬉しくはないでしょう。
特に、歌詞に重きを置いてるバンドなら、ライブやる意味も半減します。

でも、同じ店でも担当PAによって違うし、こっちが注文つければちゃんとボーカルを上げてくれます。
だから、きっとそれはPAの人の好みなんでしょう。
そう考えると、PAって音楽をちゃんと聴いてない人が多いんじゃないの、って思っちゃう。
音楽って、歌詞もグルーヴも演奏のディテールも、音のバランスが良くないと全部聞き取れない。
爆音なんてもっての他です。
そんなの、もう音楽じゃない。

ちなみに、過去に爆音として覚えているのは、2度。
まずは15年ほど前に行った、三軒茶屋Heaven's Door。
そのときはガレージ・パンク系のライブで、家に帰っても耳鳴りがしていました。
もうひとつは、2~3年前に行った渋谷Last Walts。
フリージャズのライブで、とにかく高音がうるさすぎて耐えられず、席を立って隅の壁の後ろにずっと避難していました。

どちらの店も、後に出演することがありましたが、その時は音も普通でやりやすかったです。
たまたま最初に行った時のPAが悪かっただけなのかもしれません。
でも、最初の印象が悪ければ、もう行きませんからね。
実際、出演することがなければ、どちらの店も二度と行くことはなかったと思います。

吉祥寺GBも、悪いけどもう行きません。
木村充揮なんかも出るようですが、あんな爆音ではせっかくのいい音楽も台無しですからね。


ちなみに、音環境を除けば、ライブ自体は最高でした!
それだけに、もったいない。
あ、でも、最後になるにつれて音が良くなっていきましたね。
お客さんの感想でも、トリ前のポーキーズの時には音量も気にならなくなってたらしいですし、最後のスマート・ソウル・コネクションは僕も耳栓なしで聞けました。
おかげで、スマコネの相変わらず最高すぎるステージを心おきなく楽しむことができました。
前半に出たアナコンダとダンス天国は、可愛そうだったな。
もしかしたら、お客として後半から見に来たとしたら、こんな感想持たずに普通にライブを楽しめたのかもしれない。
それってどうなのよ、GBさん


2015年9月23日水曜日

『アメリカン・スナイパー』を見て考えた


『アメリカン・スナイパー』を見ました。
いい映画でした。
イーストウッド作品は、どれも間違いない。
過度な演出も自己主張もなく、丁寧に作ってある。

9.11後の戦争での1人の狙撃手の生活を、淡々と描きます。
見終わってから映画に関する情報をネットで調べてみました。
驚いたのは、戦争礼賛だ、という批判があったということ。

映画には、何の主張もありません。
ただ戦争という特殊な状況下での感情の動きを、丁寧に描写するだけ。
実話ベースの映画、ということも一因なのかもしれません。

いい映画です。
戦争を扱った映画で、それがいい映画だというだけで、戦争礼賛だ!という思考回路の人が、きっといるんでしょう。
なぜなら、その人達にとって、戦争とは何を置いても糾弾されなくてはならないものだから。
戦争は完全な悪なので、それを描いた映画を見て、戦争反対!以外の感想が出ること自体が、許せない。
それこそ思考停止です。
そういう人は、状況が違えば簡単に殺す側に回ります。
残念なことです。 

まあ、タイムリーだったということもあるでしょう。
例えば今、安倍晋三の映画が作られたとします。
そこでは彼の行動を美化も糾弾もせず、苦悩や悩みや家族といった、普通の人間としての喜怒哀楽を丁寧に描きます。
そんな映画がもし今公開されたら、多くの人から、戦争礼賛!とか言って糾弾されるんじゃないかな。

僕はこの戦争が開始された瞬間、アメリカにいました。
ニューオリンズのスタジアムで、フットボールか何かの試合を見てました。
突然、試合が中断されて、スクリーンに映像が映り、これから戦争を始めます、という宣言が出されたんです。
その瞬間、会場は大歓声で包まれました。
ほとんどの人達が、立ちあがって拍手したり喜びの声を叫んだりしています。

衝撃でした。
そして、理解しました。
多くのアメリカ国民にとって、戦争は他人事なんですよ。
だって、アメリカは土地が広い。
道がもう広いし、町を歩いてても、閉塞感がない。
この国は大丈夫だ、という漠然とした安心感があります。
頭で考えるんじゃなくて、体で感じるんですよ。
僕は、感じました。
そこが、日本とは全く違う。

彼らは、深く考えていません。
あのワールド・トレード・センターの映像を見て、ただ一時的に感情が動かされただけ。
それは、『アメリカン・スナイパー』でも描写されています。
主人公は飛行機が突っ込む瞬間の映像をたまたまテレビで見て、軍隊に志願します。
悪い言葉で言えば、バカで単細胞。
いい言葉で言えば、純粋。
だから、自分の行動を疑うことをせず、国を守る、という思想に全てを還元することができる。

この映画は、戦争を賛美も糾弾もしてない。
ただ、1人の人間の感情を描写するだけです。
僕は戦地に行ったことはないけど、自分の今まで経験した色んな感情が、動かされます。
戦争に対する考え方ではなくて、もっと個人的な感情です。
それによって、色んなことがリセットされ、自分に正しく生きよう、と改めて思います。

映画や音楽ができるのは、そういうことでしかないと思います。
この映画だって、他の映画だって、同じこと。
何を題材にしているか、という違いだけです。
これを見て、主張がどうのこうのと言い出す人は、信用できない。


と、全く映画の感想じゃない内容になってしまいました。
いい映画でした。
いい映画や音楽に接することは、僕にとって救いです。
イーストウッドってすごいな。

2015年9月21日月曜日

勝手にウッドストック



バンバンバザール主催の野外フェス『勝手にウッドストック』に出演するため、相模湖に行ってきました。
キャンプ場貸し切りで、2日間に渡って開催されます。
詳しくはコロリダスのHPを。

前から噂は聞いてましたが、行くのは初めてでした。
野外フェスと言っても手作りの小さなもの。
バンドもお客さんも常連が多く、アットホームな雰囲気です。
いいっすね〜、このユルさ。
アメリカのフェスの雰囲気を思い出します。

色んなバンドが出ます。
けっこう選りすぐりだと思いますよ。
久々に会うミュージシャン友達も多くて、そりゃ夜は酒も進みます。

こちらはロッキン・エノッキー。
見て下さいこの特注ギター!

カッコ良すぎる!
しかも、ライブでは短い方のネックは全く使いませんでした。
この無駄さ!
相変わらず最高です。

エノッキーさんは、GWOや他の活動で顔を合わせることはありますが、コロリダスの僕を見るのは初めて。
お誉めの言葉をいただきました。
しかもコメントもさすがにポイントをついてる。
信用してるミュージシャンに言ってもらえるのって、すごく嬉しいです。


出演者の中で個人的には、小島麻由美が良かった!
3枚目まではリアル・タイムで大好きでしたからね。
歌詞がいいんですよね〜。
今回は、何よりバンドとしてすげーかっこ良かった!

ドラムがハッチですからね。
ディキシー・ド・ザ・エモンズ時代から、一番好きなドラマーの一人です。
相変わらずの熱いドラミング!
こういうスタイルのドラマーって、他になかなかいないと思います。

そしてギターは塚本功!
カセットコンロスの和田さんと並んで、日本で一番好きなギタリストです。
この日は特にロックなプレイで凄かった。

この二人のグルーヴが、もうカッコ良すぎて。
ヘルプのベーシストも抜群に良かったな。
これだけグイグイ迫ってくるバンド、そうはないと思います。
小島麻由美、昔聞いてたなーって人、ライブ行ってみた方がいいですよ!

奇妙礼太郎も良かった!
ライブ見るのは2度目です。
どちらも弾き語り。
声がいいだけじゃなくて、テンションの高さ、むき出し感が半端ない。
素晴らしいミュージシャンです。

そして、塚本功率いるネタンダース!
日本で一番好きなバンドかもしれない。
デビューアルバム『MooDoo』は、今でも聞きます。
ベースの吉川は、実は20年近くの古い友人です。
久々に会えて嬉しかったなー。
塚本さんが酔ってかなりものすごいライブになりました。
賛否あるだろうけど、僕は大好きです。
塚本さん、色んな意味ですごいや。

いいミュージシャンを見ると、こっちもやる気出ます。
そういうのって、すごく嬉しい。
楽しかったし、刺激になりました。
もっといい音楽やりたいな。
やるぞ!



2015年9月18日金曜日

レコーディング終了!!

昨日はコロリダスのレコーディング。
数曲の歌入れとコーラスと、追加のパーカッションを録りました。
前回の山中湖の録音で残っていた分です。

僕のパートは何もありません。
みんなに意見を言ったり、なだめたりすかしたりするだけ。
でもね、演奏しなくても、真剣です。
バンドですから。
自分のパートをこなしてハイお終い、というんじゃないんです。
バンドは、みんなで音を作るもの。
お互いの演奏はもちろん、意見や感性まで全部、可能な限りすくい上げていく作業が醍醐味です。

だから、楽器を吹かなくても、集中するし頭を使います。
昼にスタジオ入りして、みんなの演奏を聞いてあれこれ言ってるうちに、気づいたらもう夜も遅くなっていました。

レコーディングするとバンドは成長する、とよく言います。
本当にそうだと思いました。
自分の演奏も、メンバーに関しても、普段気づかないような細部にまでとことん向き合わなくてはならない。
誰が何をやってるのか、意外に把握してないことに気づかされる瞬間もあります。
録音が進むに従って、曖昧さがなくなっていくんですよね。
いやー楽しい!
モノを作りあげる快感もあるし。
ライブとは違う充実感です。


これで録音は終わりました!
ここから完成へ向けて、ミックスなどの調整作業に入ります。
いいねいいね!

2015年9月17日木曜日

サックス新境地

どうやらサックス演奏法の新たな地平を俺は切り開いてしまったようだ。


クラリネットの頭部をアルトサックスに合わせることで、前人未到の音色が獲得された。
それはクラリネットであってサクソフォンでもあり、そしてそのどちらでもない。
管楽器の一つの到達点であるかのもしれない。




と、昨日はポーキーズのリハでした。
サックス吹くのは、前回のポーキーズのライブ以来。
スタジオで楽器ケースを開けると、なんと!マウスピースが入ってない!
どういうことだ!?
何が起こったんだ!?

無い物は仕方ない。
そして、バンドはいつでも真剣勝負。
トラブルを前に引き下がる訳にはいきません。
まず、受付に行って誰かのマウスピースの忘れ物でもないか聞いてみます。
あるわけない。

クラリネットも一緒に持ち歩いていたので、いっそクラでやろうかとも思いました。
でも、バンドと致命的に合わないことは分かってます。
クラは音が丸いので、こういう編成ではどうしてもエッジが立たずに物足りないんですよね。

この時!アイディアが降りてきました!
クラのマウスピースをサックスに付ければいいじゃん!
合わせてみると、サイズが合わずにはまらない。
それなら!
テープで貼っちゃえばいいじゃん!

クラのマウスピースを、ガムテープで貼り付けました。

ちゃんと音出ましたよ!
まあ、息は漏れてるので、驚異的に吹きづらいですが。
そして、ピッチもヤバい。
全体のピッチが半音くらい下がってしまいました。
それも、平均的に下がるんじゃなくて、低音域と高音域のバランスも酷い。
頭の中でキイを半音ずらして変換しながら、しかもピッチを大幅に音域ごとに修正しながら吹きました。

まあね、なんとか音は出る、というレベルですよ。
音色も、クラリネット寄りのすげー微妙な感じだし。
マウスピースでここまで変わるものか。
しかも、吹いてるとマウスピースがグラグラして、だんだんガムテが緩んできます。
どんどん吹きづらくなる。
本当、しんどいです。

しかし!
また思いついてしまった!
クラのバレル部分から差し込めばいいんじゃないか。
それが、この形です。

でもこれ、普通は無理なやり方です。
クラのバレルは内径が狭くて、サックスのネックが入る大きさじゃないんです。

僕のバレルは、特注品です。
アルバート式は楽器の内径が広いので、内径の狭い現代のマウスピースとのバランスを取るために、バレルの中を一度くり抜いて、特殊な素材と形状のパーツを差し込んであります。

そのパーツを外すと、バレルは内径がだいぶ広い状態になり、サックスのネックがはまるんです。
少し緩いので、ネックにガムテープを重ねて巻いて調整して。

これでかなり改善されました。
とは言え、ピッチと音色と息の入りづらさは基本的には変わりません。
息の入れ方をすごく意識しないと音が出ないし、ずっと半音上の指使いをしてなきゃいけないし。
今まで体験したことのない感覚でした。
正直言って、これで2時間のスタジオはキツかったです。

メンバーにも、もちろん好評なわけありません。
でも、僕は考えます。
バンドの一番の敵は、マンネリズムです。
今回のトラブルによって生まれた緊張感は、バンドを活性化するカンフル剤としての効果もあったんじゃないか。

と、リハ後の飲みで話したら、一笑に付されて終わりましたとさ。

2015年9月16日水曜日

映画音楽をやってみた

昨日は銀座「月のはなれ」でライブでした。
念願の!映画音楽を演奏しました。

懐かしの名曲とか、大好きなんですよ。
だっていい曲多いから。
ただ、映画音楽もイージーリスニングも好きですが、過度なオーケストレーションの編曲がうざったいケースも多々あります。
曲が聞きたいだけなのに、大仰なイントロがくっついてたり。
ジャズ系の人はとにかく曲を崩すし、シンプルに演奏したものって、意外と少ない。

それで、自分でやってみたんです。
今の自分のスタイルなら、メロディーだけでいけるんじゃないか、と思って。

結果、難しかったー!
アドリブはしない、フェイクもほぼなしで、メロディーをそのまま吹くだけです。
それでも何とか一曲4〜5分やらないと、ステージがもたない。
ひたすらメロディーをリピートする中で、どれだけ欲を捨てて淡々と演奏できるか、という勝負です。

月のはなれは音量も出せないので、音の強弱の幅も限られます。
高音域も控えて、中低音域のみ。
クラリネットとギターだけなので、アレンジに頼ることもできません。
そんな限定された環境で3セットやるのは、なかなかの挑戦でした。

しかも、この手の曲って、メロディーもコードも緻密に練り上げられているので、気が抜けない。
1音違っただけで流れが崩れてしまうので、細部まで覚え込まないといけないんです。
なので頭も使うし、集中します。

ギターはペーソスのギタリスト米内山さん。
コード感を大事にするプレイヤーなので、凝りに凝った原曲のオーケストレーションを、かなりの部分までギターで再現してくれました。
助かったと同時に、曲がそもそも練られていて隙間がないので、メロディーの語尾を少しずらすだけで、ギターの予想外の音とぶつかってしまったりもします。
それで、お互いに慌てたり。

そもそもリハだってしてないし、二人とも完璧には曲をマスターしてない。
当然、間違いますからね。
その状態でこんな緻密な曲をやるんですから、スリリングさは半端ないっす。
普段と違う緊張感でした。

いやーいい経験になった!
ライブもそうだし、「名曲」がいかに緻密に練り上げられているか、ということにも改めて驚かされました。
まだまだ勉強すること、たくさんありますわ。

やり遂げた、乗り切った、という感じです。
昨日はBGM的な演奏なのでいいですが、これをライブとしてちゃんと成立されられないものか。
機会があればチャレンジしてみたいな。


これでようやく落ち着きました。
今月で長くやっていたウォッシュボードのバンドも辞めたし、だんだん音楽活動が整理できてきました。
これからは、絞った活動の中で、それぞれで要求されるスキルを磨いて質を上げていく、ということに集中していきたいと思っています。


昨日やった曲を最後に。

ムーランルージュ
Till
エデンの東
Cheek To Cheek
セプテンバーソング
ムーンライトセレナーデ
魅惑のワルツ
Over The Rainbow
As Time Goes By
星に願いを
ムーンリバー 
I'm in the Mood for Love
煙が目にしみる
Sleep Walk 
スマイル
Always Look On The Bright Side Of Life
Take Me Home
オギヨディオラ
Love Me Tender
Please Send Me Someone To Love
Tennessee Waltz 

2015年9月13日日曜日

今夜は公園に行くしかない

またしても追い詰められてる。
明後日、また新しい形態のライブをやるので、その準備に追われてるんです。

映画音楽をやります。
しかも、アレンジもアドリブもなしに、淡々とメロディーを吹くだけ、という。
まあイージーリスニングみたいなやつですね。
曲も、ワゴンセールや通販で売ってる『懐かしの映画音楽全集』辺りに入ってそうなものを選びました。
"エデンの東" とか "ムーランルージュ" とか。
ずっとやってみたかったアイディアなんです。

アドリブなしって、難しいです。
だって、メロディーをきちんと覚えないといけないから。
しかも、映画音楽のメロディーって凝ってるのも多い。
あらためて音を取ってみて感心しますよ
特に、コード進行がシンプルだと、ついメロディーも手癖や気持ちのいい音を選びがちなんです。
そうするとオリジナルと違ってしまったり。
それでも成立しますが、今回はメロディーをそのまま吹くことがテーマなんですよ。

20曲くらいピックアップして、メロディーを覚えています。
知ってるつもりの曲でも、Bメロが思い出せなかったりします。
例えばムーンリバーだって、吹いてみたら後半のメロディー出てこなかったし。

譜面見ながらじゃなくて覚えて吹きたいんです。
譜面があると、それを読む方に意識が取られて耳も鈍るし、何より気持ちが入っていかない。
まあ、慣れてないこともあるんでしょうけどね。

しかし覚えきれる自信が、ちょっとないかも。
だって曲が多い。
これ全部を何回も繰り返し吹いて体に入れるには、さすがに時間がない。
最悪、間に合わなかったら、譜面書いてそれ見ながらやりますよ。
でも間に合わせたいな。
曲が体に入ってた方が、吹いてて気持ちいいしな。


やりたいことは山ほどあるし、新しいアイディアもどんどん出てきます。
でも、全部はできない。
分かってるんだけど、やっちゃうんですよね。
それでいつも準備に追われてしまう。
今回だって、前から準備してれば良かったのに、けっきょくギリギリになってしまった。

これは良くない!
と、最近つくづく思っています。
余裕をもって準備した方がいいに決まってる。
基礎練ももっとやりたいし。
難しいな。


さて、この後は夜中まで公園かな。
できるだけメロディー覚えるぞ!

ROIKI

新橋ARATETSUへ、ROIKIのライブを見に行きました。


いやー良かった!
素晴らしく生々しいブルース!
こんなライブが気軽に見れるって、実はとても恵まれた環境だよなーとつくづく思います。

ロイキさんを知ったのは、たぶん5〜6年前。
某歌手のレコーディングで顔を合わせたのが最初だと思います。
いや、どっかで飲んだのが最初かな?
どちらにせよ、そんな現場でブルースの人と会うことなんてあまりないので、嬉しかったですね。
気さくな人だし、初対面から勝手に親近感を抱いてしまいました。

でも、そこではギタリストとして参加してるわけで、ロイキさんの本領は分からない。
その後しばらくして、ソロのライブに行ってみたんです。
そしたら!素晴らしかった!
こんなナチュラルなブルースをまさか日本で生で聞けるとは!

音楽が、体の一部になってるんですよね。
フォームに頼らない、自由自在な演奏。
昔のミシシッピ辺りのブルースマン達は、きっとこんな風だったんだろうな、と思わせます。
まったく日和らない、ブルースに満ちたパフォーマンス。
圧巻でした。

その後ロイキさんは大阪に移住してしまい、東京で見れる機会がなかなかありませんでした。
たまに来ても、タイミングが合わずに。

やっと、久しぶり見れた!
相変わらず、いいライブでした。
小さいお店で贅沢に堪能させていただきました。

2ステージやって、最後はギターを置いてアカペラで締めくくりました。
これがまた良かった!
揺すぶられました。

またね、使ってるギターが2本ともカッコいいんですよ!

いわゆるビザール・ギター。
白いのは、メーカー不明の日本製。
チューニングが悪すぎて普通には弾けないそうです。
そして赤いのは、エレキじゃなくてアコースティック・ギターなんですよ。
なんとプラスチック製。
すげーカッコいい!欲しい!
本格的な音楽スタイルで、ギターはビザールっていうのが、クールです。


もっとみんな見に来ればいいのに。
最近、他のミュージシャンと話してたら、人のライブはあまり見に行かないって言う。
見に行かないよね〜、って話で盛り上がってるんです。

それ、どうなのよ?
なんで行かないの?
ライブ行かないで、代わりに何してるの?
どうせ家でビール開けてテレビ見るか、良くてもCDかけてダラダラとギターを弾くでもなしに音出してるくらいじゃないの?

まあ、それは別にいいけど。
やっぱりライブは特別。
そこでしか得られないものが絶対にある。
それに、知ってるでしょ?
みんな体を削って、妥協のないパフォーマンスをしてる。
そんな生活は楽じゃない。
それをさ、仮にも音楽やってる者同士が軽んじてたら、ダメじゃない?

音楽ファンなら、そして自分も人前で演奏するのであれば尚更、ライブ行こうよ。
ライブでしか分からないこと、伝わらないことが絶対にある。
そしてそれは、小さい会場の方がいい。
いい演奏、とかいうだけじゃなく、演奏者自身のもっと生の部分が、響いてくるから。

そう、でかい会場じゃね、わかんないんですよ、いろんなことが。
音楽って本当はすごく生々しくて、ミュージシャンの心の深い部分と直結してるもの。
でかいPAシステムでは、そこまで再現できないんですよ。

偉い人の壇上のスピーチを大講堂で聞くのと、Youtubeで見るのと、その人とサシで飲むのとじゃ、全然違うでしょ?
たぶんそのくらいの差がありますよ。


というわけで、話が逸れましたが。
ROIKIはいい!
みんなライブに行こう!

2015年9月12日土曜日

昨日のことなど

昨日は晴れていた。
久々に自転車に乗って気持ちよかった。
久々に公園で練習したら、地面は落ち葉やらがまだ湿ってて快適とは言い難かった。


夜は西荻窪でライブ。
ミントンハウスのマスターのバンドへ、ゲストとして出演。
マスターも他のメンバーも、ずっと楽器をやってた人達ではありません。
だから、ものすごいシビアな音楽的やり取りとかは起こらない。

でも、いいんです。
みんな音楽が好きで、純粋に楽しむために集まってるバンド。
ある意味、理想的。

そういうシチュエーション、端的に言えば自分より音楽的スキルのない人とやるのを嫌がるミュージシャンも多いですが、僕は平気です。
アタマで入れなかったり拍がずれたりしても、全然オッケー。
ストレスに感じません。

なんだろ、自分の中で分けてるのかな。
音楽的なシビアにやる場所では、僕もシビアになるし、やっぱり色々と気になります。
たぶん、ミュージシャン寄りの楽しみ方と、音楽ファン寄りの楽しみ方とがあって、それを切り替えてるのかもしれません。

昨日のバンドの場合、やる曲がいい。
いわゆるコテコテのニューオリンズ・ジャズ。
そんなの、日本はおろかニューオリンズでも誰もやりません。
やっぱり好きな曲をやるのは、楽しいですからね。
やってないと忘れるし。
いい機会です。

僕はミュージシャンである前に音楽ファンなんですよね。
昨日は同じ音楽を好きな者同士で音を出したわけで、それはいつでも楽しいです。
その楽しみ方ができなくなったら、たぶん僕はダメでしょう。

と、書いてるうちになんだか整理できた気がします。
ブログ効果。
音楽ファンで良かった。

2015年9月11日金曜日

できることはやらない

昨日は新宿カールモールで『ジャズは水色』でした。
ピアノ上山くんとのデュオです。
上山くんとは、何も遠慮なく演奏できる。
加えてお店の雰囲気もあって、だいぶ自由にやらせてもらってます。

昨日も好き勝手に吹き散らかしました。
ニューオリンズ・ジャズではありますが、もはや全くジャズではない境地に届いていると思います。
キャプテン・ジョン・ハンディのライブとか、こんな感じだったんじゃないかな。

ニューオリンズのスタイルとしては、なかなかいい感じの演奏ができるようになってきています。
この容れ物なら、感情の赴くまま自由にやれる。
ただ、前にも書きましたが、今後ジャズ系のライブは減らしていくつもりです。
こんなに自由にやれるようになった所で、正直名残り惜しい気持ちもありますが、仕方ない。
時間は有限です。
やりたいこと全部はできません。
それに、今できてることはいつでもまたできる。
同じ場所に留まっていてはいけない。
どんどん捨てていかなくては。


『ジャズは水色』はしばらくお休み。
というわけで、昨日は特別ゲストにコロリダスのぽんと、ポーキーズの山本さんを呼びました。
二人とも、他でさんざん一緒に演奏してます。
でも、もっと他の顔が見てみたいと、ずっと思ってたんですよね。
いい機会でした。
面白かった!
ぽん、山本さん、ありがとう!

いつもと違うフィールドでは、誰でも緊張します。
普段は得られない感覚。
そして、その感覚を自分の音楽に持ち帰ったとき、気づきがあります。

僕は幸運にもそうした機会に恵まれてきました。
それが糧になることを知っています。
なので、スキあらば周りのミュージシャンを違った場所に引っ張り出すようにしています。


色んな所で色んな人とやった方がいい。
できることだけやってても、未来はない。
と思います。


上山くんとの自由すぎるライブは、しばらくはありません。
ニューオリンズ・ジャズについては、渋い系のものを断続的にやっていくつもりです。
よろしくお願いします!

2015年9月9日水曜日

『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』がゴールなのかもしれない

先日のコロリダスのレコーディングの、ラフ・ミックスが届きました。
まだ歌を入れてない曲もあるし、バランスも粗いのですが、バンドっぽくてなかなか良い予感です!
早く完成させたい!

ある箇所で『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』を連想しました、というか、レコーディング直後のプレイバックの時に、『ブエナ・ビスタ~』みたいだね!ってみんなで話したのを思い出しました。

それで、久々に聞き直してみました。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』

あー素晴らしい!
力が抜けてくるし、笑顔になるし、涙が出る。
ずっと聞いていたい。

初めて聞いた時の感動を覚えています。
ライクーダーの新譜として聞いたので、こんなサウンドは全く予想もしませんでした。
驚き、震えました。


聞いた途端に動けないほど感動した音楽が、いくつかあります。
ブリジット・フォンティーヌ『ラジオのように』、
タジ・マハール『ミュージック・ファ・ヤ』、
ライ・クーダー『紫の渓谷』のラスト・ナンバー「自警団員」、
そして、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。

「自警団員」は、スライド・ギターという楽器に魅了された部分も大きいです。
他の3つのアルバムは、どれも名盤中の名盤ですね。
僕の場合、幸運なことに、どれも全く予備知識なしに聞くことができたのが良かった。
タジ・マハールなんか、近所の図書館で適当に借りて聞いたら、あの音楽ですよ!
その時の驚きと感動ったらもう!


『ブエナ・ビスタ~』は、本当に究極の音楽です。
こんな音楽がやれたら、もう何も他にいりません。
ギターの、コーラスの、ピアノの音色に、何度も涙が出ます。
最近ボブ・グリーンについて書きましたが(続けた先にあるもの)、たぶんこの人達もみんなそう。
やり続けることで欲もなくなり、自我が消え、ついに音楽そのものになってしまったんじゃないか。
聞いてる方も、自分が音楽の中に溶けていくような感覚になります。
魔法のようです。
音楽って素晴らしいなーと、心から思わせてくれます。

当時、キューバ音楽をもっと聞いてみたいと思い、色々と調べました。
しかし、本などの文字情報はあるのですが、自分で音源を手に入れるには、やはり資金的に限りがあります。
周りにキューバ音楽に詳しい人もいなくて、自分で買うしかなかったんですよ。
いくつかのアルバムを御茶ノ水のJANISでレンタルし、数枚CDを購入し、そこから先には進めませんでした。

それが今、何年も経ってから、『ブエナ・ビスタ~』を連想するような音楽に参加することになるとは。
決して自分でそれをやろうと思ったわけではないのに。
不思議なものです。

僕はけっきょく『ブエナ・ビスタ~』からラテン音楽に行くことはありませんでした。
フレーズをコピーすることもしませんでした。
それでも、今の自分の演奏には、『ブエナ・ビスタ~』を聞いた体験が活かされてると思います。
そこから得た感動を、音楽に変えることができていると思います。

コロリダスのアルバムからどのくらいそれを感じてもらえるか、出来上がってみないと分かりませんが。
仕上がりが楽しみです。

2015年9月8日火曜日

iPhone解約しました

7月末にiPhoneを解約しました。
理由は、高いから。
電話はYmobileにして、iPhoneは持ち歩いてWi-Fiがある場所でネット用端末として使います。
家にPCあるし、最悪出先でネット使えなくても困らないだろう、と。
リアルタイムでの連絡は、電話番号のショートメールも使えるし。

2ヶ月近く経ちますが、大して不便じゃないです。
googleマップが使えないのが面倒かな。
出かける前に、行き方を調べておかなきゃいけない。
あと電車の時刻検索もできない。
終電の把握が必須です。
まあ、何とかなりますよ。

意外に不便なのは、SMSの文字入力。
スマホのフリック入力に慣れてるので、ボタンをカチカチ押して文字を送りながら打つのがもう面倒で仕方ない。
けっきょく、ネットの繋がる場所でiPhoneを使って連絡をすることが多いです。

で、新宿や渋谷ならWi-Fi飛んでるだろうと思ってたら、意外にそんなことなくて。
外でWi-Fi繋がる場所って全然ないんですね。
コンビニはたいていWi-Fiがあるので、ネットやるときはコンビニに入るようにしてます。

ニューオリンズもけっこう町中でWi-Fi繋がってたし、ニューヨークだってそう。
東京は大都市にしてはそこ遅いんだなと思いました。
まあ、オリンピックが本当に来るようなら、それまでには整備されるんでしょうけど。

お店でもWi-Fiないところも多いです。
今のところ信用できるのはスタバとマックかな。
でも、マックも店舗によってはないし、スタバは別に行かないし。
けっきょくコンビニがいちばん間違いない。
メールや連絡のチェックをするのに、とりあえずコンビニに入ります。

一応それで不便なくやれています。
そりゃiPhone普通に使えた方が便利ではありますが、なくても大丈夫。
そのちょっとした便利さのために毎月7〜8000円とか払うのは、今では勿体無いと思います。

ふと空いた時間にネット見ちゃうこともないし。
音楽聞いたり何か読んだり考えたりした方が、生産的に思えます。

というわけで、当分はこのスタイルで行きます。
LINEやメッセンジャーの返信が遅れることもありますが、よろしく!