”平成歌謡” ペーソス!


昨晩はペーソスのライブに行ってきました。


僕のブログを読んでてまだペーソスのライブに行ってない人はいないと思うんで、説明は不要でしょう。
現代最高の、奇跡のような哀愁歌謡バンドです。

久々に見たけど、いやーやっぱりいいわ。
音楽はこういうもの、みたいな色んな先入観を飛び越えて、センスと味だけ抽出したような。 
管楽器奏者として、末井さんのサックスには敵いません。
誤解を恐れずに言えば、例えば仮に渡辺貞夫あるいは北村英二にはなれても末井昭には絶対になれない。
シャグスの衝撃に近いかな。


バンドとしては、ダニエル・ジョンストンの感触だな。
だって、曲がいいし。


飲み屋の思い出についての歌とか、僕はその店なんてこれっぽっちも知らないのに、胸に響く。
島本さんの歌と佇まいがいい。
伊原さんのMCもいい。
MCなんて、純粋に音楽的には不要なんだけど、ペーソスには不可欠なんですよね。
米内山さんのギターワークも、あまりに絶妙・絶品すぎて思わず聞き流しまう。
つまり、僕なんかが音楽面でどうのこうの分析できるような次元のバンドじゃないんです。

去年は100本ライブやってるし、ボーイズバラエティ協会に加盟してて寄席にも出てる。
ボーイズって、あきれたぼういずとかそういうやつですよ、コミック・バンドの。
でも、ペーソスは決してコミック・バンドとも違うんですよね。
まさにワン&オンリー。
まあ皆さんそれぞれ異なるフィールドですごいキャリアを積んできた人達なわけで、まあそりゃすごい。

僕も毎日楽器を練習したりね、一応やってますけど、やっぱりペーソスを定期的に見ることは、楽器の練習や音楽的向上とは別のベクトルで、必要なんだなーと改めて思いました。
ペーソスも、Youtubeで見ても全く良さの伝わらないバンドだと思います。
なんか僕の好きなバンドって、そういうのが多いな。

次回はいつ行こうか。
楽しみです。


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