昨日のこと

昨日は結婚パーティで演奏してきました。
歓談タイムの時に、会場の隅でBGM的に演奏します。
適当に休んで、食べたり飲んだりしながら。
たまにこういうのやるんですが、今まではたいてい同世代のミュージシャンを誘うことが多かったんです。
なんとなく、同世代の方が気軽に誘えるじゃないですか。

昨日はベテラン・バンジョー奏者の坂本さんを誘いました。
いや楽しかったな。
当たり前だけど、音楽的に合うことが一番ですね。
坂本さんの音は柔らかいので、僕のクラリネットによく合います。
ライブハウスとかうるさい飲み屋では分からないと思うけど、僕の音はだいぶ柔らかいんですよ。
気張らず本来の音色とスタイルで吹けて、みんな幸せそうに聴いてくれて。
よかった。
みなさんどんどん何度でも結婚して、僕を演奏に雇ってください!


坂本さんと演奏してあらためて思いました。
色んな演奏やるけど、何がいちばん楽しいって、演奏中に自分が今までに好きで聞いてきたクラリネット奏者の音というか雰囲気のようなものが浮かぶことです。
自分の音にそういう空気感があると思えること。
ああ今その世界にいるなーと思える感覚です。
僕の好きなニューオリンズのクラリネットの世界は、特定の音色やスタイルではなくて、もう本当に雰囲気とか空気感とかいうものが大事なんです。
そういう風に考えてるプレイヤーはほとんどいないけど、僕はそう確信してます。

と考えながら、久しぶりにジミー・ヌーンをかけてます。
この人なんか、けっしてニューオリンズ・スタイルのバンドでやってたわけじゃないけど、やっぱり独特の空気感があります。
あーニューオリンズの音楽を演奏したいなー。
たまに「ニューオリンズ!」って言って演奏してる人いるけど、みんなフレーズやスタイルをコピーしてるだけなんだもんなー。
そうじゃないことがやりたい。


昨日のことを日記みたいに書こうと思って始めたら、なんかまた違う所にさまよってしまいました。
今やってる音楽、たいてい楽しいけど、やっぱりニューオリンズをやりたいんですね、自分は。
誰かやりましょう!

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