英語ができなくなった

暖かくなってきて、ようやくまた公園で練習できるようになりました。
公園で練習してると、たまに話しかけてくる人がいます。
先日は、中国系の二人組の観光客に、明治神宮への道を聞かれました。

それで、教えようとして、びっくりしました。
英語が、ぜんぜん出てこない。
ただの、道順ですよ。
ここまっすぐ行って〜みたいな。
単語が出てこない。
いやーまいった。
自分の英語力の低下に、驚きました。

4年間、ほぼ日本人のいないアメリカの大学で勉強してたのに。
夜はダウンタウンで現地のミュージシャンと演奏してたのに。
まあ、帰国して以来、英語を話すことってほとんど皆無に近かったからなー。
英語を話したのは、日本在住の友達のイギリス人と会った数回と、去年ジム・クエスキンとツアーを回った時と、あとはライブのお客さんに外国人がいて少し喋ったくらいです。
使ってないと衰える、とは聞いていましたが、自分で体感するとショックですね。


英語ができると、それだけで世界が広がったような感覚があるんですよ。
世界とつながる、とか言うけど、本当にそういう感覚。
別にそんなに日常で英語を使わなくても、です。
僕はアメリカに行くために英語を勉強したんですが、この、広がる感覚というのは予想してなかったことで、その感覚によって、英語をやって良かった、と思いました。

だから英語ができなくなったら寂しいから、ブログで翻訳もしてたんです。
それも最近は毎日の出来事に流されておざなりになってしまっている。
いけない。
まあそもそも、読み書きと喋ることは、別のスキルですからね。
英語で本読んだり書いたりしてるだけじゃ、会話のスキルはキープできないことは、ぼんやりと予想してました。

だいたい、今後また英語を使うような環境にいくことがあるのかすら、分からない。
その状態で、しかも周りに英語を話す機会もないのに、わざわざなんとかして会話力をキープしようなんて、かなり頑張らないと無理です。
そんなに英語にかけるモチベーションは、今の僕にはない。

でもなー、どうしようかなー。
英語は、単語力が勝負です。
とりあえず、洋書でも読むようにしようかな。
渡米前に勉強してた時には、英語のニュースサイトを毎日読んだりしてたな。
それだけでも違うかもしれない。
日本のニュースを英字新聞で読むというのも、いいかも。

とにかく、何か対策を考えないと、このまま英語力は落ちていくばっかりでしょう。
生きるには困らないけど、世界が狭まっていく感覚は、あまり気持ちいいものじゃないですからね。
気付けてよかった。
何か、考えます。



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