6/25(土)

月曜の『ムード・クラリネットの夜』に向けて、歌謡曲をさらっています。
いやー難しい!
一般的な曲と比べて、メロディーが歌詞とものすごく連動してるんですよ、たぶん。
だから、メロディーだけ取り出して考えてると、なかなか曲を把握できない。
例えば、歌詞のいわゆる字余りみたいな部分にメロディーが対応してたりします。
ほとんど同じメロディーでも、アタマや語尾に音が余計にくっついてる箇所があって、そこは毎回その音に合った歌詞がついてる。
そういうことが頻繁に起こるので、できるだけ頭の中で歌詞を歌いながら吹くようにしないと処理できない。

これが大変なんですよ!
だって、歌詞を覚えるんですよ!?
で、それを頭で歌いながら、同時に音も考えながら吹くんですよ!?
まあ、GWOのときも同じようにやってますが、サザンソウルはメロディーが曖昧なことが多いので、完璧に覚えなくてもいいんです。
一度覚えて練習しておいて、ライブでは無心に吹いて大丈夫。
でも歌謡曲は、メロディーありきです。
もちろん、メロディーをフェイクしたって成立するけど、それやっちゃったら、ジャズみたいでつまんない。
だから一生懸命覚えます。

慣れれば、もっと楽になるんでしょうけどね。
普段やらないことだから、とにかく疲れるんですよ。
昨日・今日で何時間ひたすらメロディーだけ吹いてたか、わからないくらい。
これは、もはや楽器の練習とは呼べないんじゃないか。
これ、クラリネット奏者として何か得るものあるのか。
とか、考え出したらやってられません。

面白いのは、石原裕次郎や小林旭とか、「役者」が歌ってる曲があって、歌い方が独特なんです。
ミュージシャンじゃないからか、リズムを感じてないんですよ、たぶん。
バンドの出すリズムと明らかに違うノリで歌ってる時がある。
だから、その歌のメロディーをクラリネットなぞろうとすると、どうにも体に馴染まない。
かと言って、綺麗な譜割りに置き換えてしまうと、面白くない。
解決法は、やっぱり歌詞を歌うしかありません。

ということをやっていて、思ったよりかなり大変で、苦労しています。
ライブはもう明後日です。
きっと面白いですよ。
見届けにきてください。
西荻窪の小料理HANAで、19:30からです。



夜は、町田謙介&片山広明のライブに行ってきました。
面白かった!
片山さん、なんて自由なんだろう。
(いろんな意味で)なかなか見れないだろうライブを堪能しました。
素晴らしいギターデュオ、MOTELの2人も、見に来てました。
好きなミュージシャンのライブに行ったら、好きなミュージシャンがそれを見に来てて、それがなんか嬉しかったです。

その後は、音楽仲間の山本さんと飲んで。
ライブに足を運ばなくなったらダメでしょ、とか、いろいろ話して。
疲れも吹き飛んだ、気がしてます。

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