6/27(月)『ムードクラリネットの夜』




昨日は『ムードクラリネットの夜』でした。
ほぼ思いつきで決めたライブだったので、「これは面白い!」という気持ちと、「大丈夫だろうか?」という気持ちと、正直言って半々だったんです。
準備できた曲数も限られていたし、なんとか間に合わせた、という感じも、正直ありました。

結果、良かったんじゃないでしょうか!
いままで蓄積してきた奏法を全て注入し、この日のために新たな技も開発しました。
1時間半のステージで、時間も不足ない。
初回でこの内容なら、悪くないでしょう。
お客さんに助けられた部分も大きいですけどね。
歌謡曲に関しては、僕よりずっと詳しい方が多くて、逆に気負わずやれました。
悪くないお披露目ライブだったと思います。

今回は、準備にかなり労力をかけました。
もともと、歌謡曲なんてあまり聞いてこなかったし、ぜんぜん詳しくありません。
だから、ネタ集めに始まって、曲をピックアップしたあとも、その曲の成立過程や時代背景や、歌手についても調べました。
本も何冊も読みましたよ。
そして、ライブ前の数日間は、実際に曲を覚えることにかなりの時間を使い、鏡の前で片手吹きや横吹きなどの新技も練習しましたからね。
ひとつのライブのためにこんなに準備したのは、本当に久しぶりです。

ライブをやってみて思ったのは、やはりいい曲を吹くのは楽しい。
メロディを吹いてるだけでも楽しいし、それがギターと混じって響くと、さらに気持ちいい。
米内山さんのギターワークは絶品ですからね。
そうやって、演奏しながら、ああいい曲だなーと思えることは、他のライブでももちろんあります。
でも歌謡曲の場合は、歌詞や曲の情景も浮かんできて、それがまたいいんです。
一曲ごとにちゃんと勉強しておいてよかった。

いろいろ雑多な音楽をやってきたけど、これはまた新境地だと思います。
演奏も、そして見せ方も。
音楽だけでも、フィーリングだけでもない、ステージに立つ「演者」としての力量が問われます。
これは鍛えられるわー。
まだまだ可能性がある。
また、やります!


こんな曲をやりました。

・夜霧よ今夜もありがとう
・ブランデーグラス
・女を忘れろ
・新宿の女 
・星の流れに
・東京の屋根の下 
・おんな占い
・氷雨
・黄昏のビギン 
・夢芝居
・京都慕情 
・アカシアの雨
・時の流れに身をまかせ

酔狂な試みを見届けてくれた皆様、ありがとうございました!!


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