ブルース・バーでナマズを食べた

Blues Bar Terraplaneにライブを見に行きました。
出演バンドは二組。
ザディコキックスとロックンロール・ガンボ。
しかも!
ナマズ料理が出るっていう!
他にも気になるライブがあったけど、ナマズが決めてで渋谷へ行きました。

ナマズ=キャットフィッシュね、大好きなんです。
ニューオリンズではよく食べました。
白身魚みたいな感じで、すごく美味しいんですよ。
どう調理するのかと楽しみにしてたら、僕の好きなフライド・キャットフィッシュでした!
ナマズ食べたのは1年以上前、札幌のDixie Roux以来です。
おいしかった!
写真撮っとけばよかったなー。

ザディコキックス

飲み屋で見るのも、いいですね。
いやーいいバンドだなー。
ザディコやりたいなー。
飛び入りコーナーでラブボード叩きました。
LoveじゃなくてRubです。
こする板。
金属製ウォッシュボードって感じですかね。
ザディコでしか使わないと思います。
一曲やったら、すげー腕が疲れた。

ロックンロールガンボは初めて見ます。
ニューオリンズ音楽をやってるということで、存在は知っていました。
メンバーにはバスドラム担当もいるらしい。
ずっと気になってたんです。
ニューオリンズ音楽やってるバンドって、なかなかいませんからね。

東京のニューオリンズ音楽って、ディキシージャズとブラスバンドしかいない。
そんで彼らはそのジャンルに特化していて、他のニューオリンズ音楽はあまり聞かないし、ブルースとかの他のルーツ音楽には興味がない。
みんな内輪の研究発表会みたいで、つまんないんですよね。
ブルースやファンクを聞かないから、ニューオリンズのうねるグルーヴとはかけ離れてるし。



プロフェッサー・ロングヘアの曲とかやってました。
そういうの、久々に聞きましたよ。
懐かしい。
ニューオリンズ時代を思い出すだけじゃなくて、そこらへんの音源自体も最近は聞いてなかったですからね。
フェスとかスヌークスとか、また聞こう。



ここ数日、ニューオリンズジャズを聞いてます。
いわゆる「リバイバル」と呼ばれるものや、あとジョニー・ドッズとかも。
あらためて、ぜんぜん「ジャズ」じゃないんですよね。
テンション・ノートは使わないし、そもそもリズムも「スイング」してない。
もっと、プリミティブな太鼓のような、ドンドンドン、っていう祝祭的な感じなんですよね。
これに比べると、ジャズのリズムって軽くて一定に聞こえます。

こういう感じは、ジャズよりもブルースに似てると思います。
スイングより、ブギ。
日本のミュージシャンはジャズ寄りでスムーズだから、ニューオリンズのエグ味のあるグルーヴが出ないんですよ、きっと。
そこはもう好みの問題ですからね。
ブルースやそこからつながるルーツ系音楽が好きじゃないとニューオリンズ感は出ない。
あのルーズでいなたくてウネるリズムは、ジャズ系の感性にはないと、つくづく思います。

ロック系の人でニューオリンズ音楽好きは多いのに、やる人はいない。
なんでなんだろう。
ボガンボス以降、いないんじゃない?
誰がやる人いないのかなー。
生まれ変わったらドラマーになりたい。
そしてニューオリンズのヤクザなグルーヴを叩きたい。
だって、誰もやらないから。

あ、日本じゃなくてニューオリンズに生まれればいいのか!
そうしよう!

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