2016年2月29日月曜日

いいレコ発でした!


昨日はコロリダス2ndアルバムのリリース・パーティ。
いいライブでした。
少なくとも、僕が加入して以来いちばん良かった。

パーカッション宮本仁の加入がやっぱり大きいです。
僕が入ってコロリダスは変わったという声をよく耳にします。
仁さん加入でまたさらに変わるでしょう。
ここからが、バンドのスタートだと思います。

他のメンバーがどう思ってるか知らないけどね。
これは僕のブログなんで、僕の思うことを好き勝手に書かせてもらいます。
もうコロリダスは、以前とは別バンドになると思うし、僕はそうしたい。
まあ僕は今までのやり方では続けられないので、半年後に僕がまだのこっていれば、コロリダスはいいバンドになってると思うし、現状維持なら僕はどうしてるか分からない。
今のやり方では、昨日のライブが限界だし、同じことをダラダラ続けるほど無駄なことはない。

アルバムや昨日のリリパから広がる可能性もあると思います。
いいライブでしたからね。
コロリダスのことを考えると、まだまだ不満も多くて憂鬱にもなるけど、少なくともライブでここまで前向きにいい気分になれたことは久しぶりです。
嬉しいです。
楽しかった〜!だけで終わらせないようにしなくては。


それにしても疲れました。
バイユーFEST、リリパと続いたのは、なかなかしんどかった。
特別なライブは、月イチくらいにしたい。
今日はゆっくり休みます。

2016年2月28日日曜日

バイユーFEST 幸福な1日

昨日はバイユーゲイト10周年FEST。
幸せな1日でした。

GWOがここまでやれてきたのは、あの店があったから。ユウさんがいたから。
同じような気持ちでバイユーゲイトを大切に思う人たちが、集まった1日。
出演者も、お客さんも。
楽屋入りから打ち上げまで、ずっと幸せなヴァイヴに満ちていました。

バイユーゲイト、「復活」という言葉が適当か分からないけど、とにかく本当に嬉しいです!
ユウさん、ありがとうございます!


さて。
今日はコロリダスのレコ発。
これも、いいものにするぞ!
18:30から、青山の月見ル君思フにて。
お待ちしております!


Berry

ザディコ・キックス

ロス・ロイヤル・フレイムス

コージー大内

GWO

町田謙介

オイカワトモアキ

はいからさん

ROIKI

W.C.カラス

吾妻光良トリオ+1

※ほとんどの写真は千足有比古さんによるものです。


本日のおまけ写真。
一昨日のペーソスのライブより、ボーカル島本さんとのツーショット。

2016年2月26日金曜日

怖い道がいい

いよいよ明日は、バイユーゲイト10周年FEST。
すごく楽しみです。

ここ数日、SNS上で出演者、関係者、いろんな人の投稿が上がってきます。
それを目にするたびに、いちいち嬉しく気持ちが盛り上がります。
僕が繋がっていない人もまだまだいるので、イベント関係の投稿を全部合わせると、もっともっとあるはず。

FacebookやTwitterって、すごくいいと思うんです。
やらないのは、勿体無い。
こんなに沢山の人と気持ちを共有(=シェア)できるんだから。
やらない人は、面倒だから、って言います。
それ、ズバリ「人からどう思われるか」怖いだけでしょ。
そりゃ何か言われることもあるかもしれないし、ネガティヴな投稿が目に飛び込んでくることもあります。
でも、それも含めて人と繋がるってことだと思うんですよ。
人と繋がる、関わるのが面倒って言って、ネガティヴな声を避けることを優先してたら、ポジティブな声も同時に排除することになる。
それは、自分を狭めることだと思います。

「変化が怖い」という根っこが同じ感情も相まって、とにかく「怖い」から現状維持。
嫌なこともいいことも、予定外の驚きは起こらない。
そんな、ワクワクしない人生、どうなんだろう。

逆に、「怖い」と感じたら、その道は正しい。
その先には、今までと違う何かがあるっていう証拠だから。
常に「怖い」と思う道を選択していけば、絶対に後悔しない人生を送れると信じてます。
そうすると、ドキドキがワクワクに変わってきますからね。


あしたは楽しみです。
素晴らしいイベントで、素晴らしい先輩ミュージシャン達と同じステージに立てる。
こんな嬉しいことはありません。 

そうそう、こういう機会に、「怖い」とか「どう思われるか」とか考えたら、いいパフォーマンスはできない。
オレ最高!と思ってやらないと、誰に対しても失礼です。
最高の一日が待ってる。
そう考えると、ワクワクします。

2016年2月25日木曜日

2/28(日)コロリダス レコ発ライブ



今度の日曜28日に、コロリダスのアルバム発売記念ライブがあります。
会場は、青山の「月見ル君想フ」。

いままで、あまりコロリダスのライブの宣伝はしてきませんでした。
学生バンドみたいな内輪ノリで、音楽を真剣にやってない所があるので、恥ずかしくて誘えなかったんです。
もちろんライブやってても楽しくないし、僕はもうそれがストレスで、最近辞める直前までいってましたからね。

楽しんでくれるお客さんには申し訳ない発言かもしれません。
実際にはね、コロリダスのライブ、楽しいと思いますよ。
みんなでワーっと盛り上げてね。
僕も盛り上げるし、それはそれで楽しい。
でも、ただのバカ騒ぎのような楽しさであって、そこに音楽的な楽しみはなかったんです。
音楽がいい方が、見てる方も今よりももっともっと楽しめます。
コロリダスのライブは、もっと楽しくなるはずなんです。


今回のライブは、ゲストも入るし、いつもの無責任なライブとは違うものになるはずです。
僕自身、違う気持ちでやります。
アルバムも出たし、ツー・パーカッションだし、ここから先は、誰に見せても恥ずかしくないようないいバンドにしたい。
その第一歩となるライブである、という気持ちでいます。

なので、誘います。
見に来てください。 


2月28日(日) 
青山 月見ル君想フ
『「coloridas」リリースパーティ』
出演:コロリダス / 英心&The Meditationalies
DJ:Soul Bonanza

前売り¥2500 当日¥3000
18時~
コロリダスは、19時半すぎ頃から、2セットやります。

2016年2月24日水曜日

土曜は『バイユーゲイト10周年FEST』!!

今週土曜は、バイユーゲイト10周年FEST。
Golden Wax Orchestraで出演します。

延焼被害から1年以上。
ようやく建物の修理も開始され、お店の存続が決定しました。
このタイミングでの、10周年イベントです。
きっと特別なものになるでしょう。


出演陣は大変に豪華です。
ヒット曲を出すような音楽をやる人はいないので、一般には名前が知られていないかもしれません。
しかし、ルーツ・ミュージック界隈では誰もが知る、素晴らしいミュージシャンばかりです。
これだけのメンツを楽しめて3500円なんて、ハッキリ言って安すぎます。


バイユーゲイトは、個人的にも大好きなお店です。
マスターのユウさんの音楽に対する姿勢が素敵なんです。
ルーツ音楽系の飲み屋って、ウンチクが多くて身内感のある店が多い。
「○○年の録音盤で○○が〜」とか固有名詞が飛び交い、しまいには「○○聞いてないの!?」なんて怒られたり。

僕はそういうのが苦手で、マニアックなお店にはあまり行きません。
でもユウさんは、違う。
ウンチクを言う前に、コレいいよね!って目をキラキラさせて身を乗り出してくる。
もちろん知識もあるけど、それよりも感動や興奮を共有したいという気持ちが、伝わってくるんです。
だから信用しています。
なかなか少ないですよ、そういう店主。


そもそもGolden Wax Orchestraだって、バイユーゲイトがなければこんなに続かなかったかもしれない。
内容は自信あるけど、編成が特異だしイロモノにも見られるから、ブルースやソウルの口うるさいシーンでは、きっと受け入れてもらえないと思うんです。
いくらソウルを込めて真摯にやっても、型からはみ出すと排除されてしまいます。
耳にフタをされてしまったら何も届きませんからね。

バイユーで何度もライブをやりました。
火事がなければ、毎月やる話にもなっていました。
営業できない、先の見えない期間にも、お店を借りて映像を撮りました。
店でライブだけでも再開することが決まったときには、最初に演奏する機会をいただきました。

火事の後、多くの人達が助けに集まり、募金もあり、色んな場所でバイユーゲイトを心配する沢山の人に会いました。
1年間、建物はほったらかしだったんです。
先も見えず、まともな営業もできず、正直誰もがもうダメかと思っていたはずです。
それが、冬のはじめ頃でしたかね、突然に工事が決まり、存続が決定しました。
ようやく、ですよ!

順調に工事は進んでいるようです。
もうしばらくすれば、また通常営業が可能となるでしょう。
嬉しい。
そういえば、火事があった時は9周年の直前で、決まっていたお祝い月間のライブも実現しなかった。
本当にいろいろあったわけです。
お疲れ様でした。

このイベントで演奏できることは、とても嬉しく、光栄です。
忘れられない日になることは、間違いありません。
そんな特別な場に居合わせる機会なんて、一生のうちで何度もあるわけじゃない。
予定が合うなら、絶対に来た方がいいですよ!
一緒に、祝いましょう!


2月27日(土)
『バイユーゲイト10周年FEST!』at 吉祥寺 club SEATA
開場15:30 開演16:30
前売3500円 / 当日3800円(+1drinkオーダー)

出演:
吾妻光良トリオ
町田謙介
W.C.カラス
ROIKI
コージー大内
はいからさん
ザディコキックス
オイカワトモアキ
GOLDEN WAX ORCHESTRA
Los Royal Flames

開演前のBarTime Act: Berry


2016年2月23日火曜日

おすすめ教則本


久しぶりに、古い教則本を引っ張り出してさらってみました。
この2冊。


改めて、どちらもすごく良い本だと思うので、紹介します。

左は、C. Baermann(日本ではベールマンと書くようです)の"Complete Method For Clarinet"。
クラリネットの基礎練習に使うもので、スケールとアルペジオの練習パターンが載っています。
この種の本は、日本では国立音楽大学の出しているものが定番でしょう。
でもね、こっちの方が断然いいです。
そもそもあの本、でかくて邪魔だし。

パターンが実用的なんですよね。

日本でもアメリカでも、色んな教則本を見ましたが、これが一番優れていると思います。

残念ながら、日本ではあまり出回っていないようですね。
検索するといくつかの通販サイトで3000円弱で取り扱っていましたので、ご興味あれば調べてみてください。


右側は、"Patterns For Jazz"という本です。
一小節くらいの短い練習フレーズが、コードやスケールごとに書かれています。
キイが変わっても臨時記号をつけて譜面に書くことをせず、自分で移調するようになってるのがいい。
全部譜面に書くなんてページの無駄だし、そもそもフレーズを移調できなきゃポピュラー音楽はやれませんから、移調の練習にもなります。

どのフレーズも12キイで練習するようになっていて、キイの並べ方も工夫されています。
一音ずつだったり、短3度間隔だったり、5度圏だったり。

タイトルは「〜for Jazz」ですが、全てのポピュラー音楽に役立ちます。
と言うか、特にJazz的な内容ではありません。
後半には ⅱ-Ⅴ パターンもありますが、それも本当に基本的なものに過ぎません。
こちらはAmazonでも買えます。
3000円弱です。


教則本はこの2冊があれば十分でしょう。
クラシックの人はエチュード集とかやるんでしょうけど、ポピュラー音楽の場合、実際の曲をどんどん人と演奏していく方が得るものが大きいと思うからです。

2冊買っても6000円くらい。
損はないですよ!

2016年2月22日月曜日

You Are Too Beautiful、街の灯、ハンナとその姉妹

You Are Too Beautiful という曲があります。
ロジャース&ハートの黄金コンビ(My Funny Valentine、Bewitched等)作曲の、スタンダード。
とても美しい曲です。

僕のいちばん大好きな映画、ウディ・アレンの『ハンナとその姉妹』の中で流れるのが印象的です。
思い出すだけで胸がいっぱいになります。
こんど坂本さんとのデュオでこの曲やろうかな、と思ってYoutubeをいろいろ見てたら、チャップリンの映画で流れてるバージョンがありました。


なんと、『街の灯』のラストシーンじゃないですか!
見たのは、ヘタしたら20年以上前です。
この曲が流れてたことなんて、全く覚えてませんでした。

ラストシーンだけでも、なんて美しい。
言ってみれば、いわゆるベタな演出ですよ。
メロドラマ的感動シーンを情緒的な音楽で盛り上げる、という。
でも、もうね、問答無用に感動してしまう。
こんなものを前にして、何も言うことはありません。


そうか、アレンは、これを念頭に「ハンナ」のラストシーンを作ったのか。
すごい。
そのことに、感動します。
「街の灯」は、いわゆる"真実の愛"に目が開く話(英語のseeは「見る」の他に「理解した」という意味もあります)です。
「ハンナ」もそう。
主人公は人生の意味について悩み、自殺寸前まで追い詰められた時、ふと入った映画館でマルクス兄弟の映画を見て救われる。
そしてラストシーンでYou Are Too Beautifulが流れ、奇跡が起こり、暗転。

アレンの映画は、過去の名作へのリスペクトに溢れています。
それが、心地よい。
一般には、オシャレでスノッブで知的なイメージがあるようですが、中身は真逆です。
アレンの映画は、暖かい。
見終わった時に残る感覚は、チャップリンの映画に似ています。
ずっとそう思ってたら、こんな風にもオマージュを捧げていたんですね。

「ハンナ」やアレンについて書き出すと止まらないだろうことは確実なので、やめておきます。
ちなみに、チャップリン感が分かりやすく味わえるアレン映画は『ブロードウェイのダニー・ローズ』だと思います。
ラストシーンがまた秀逸な、名作です。


昨晩はもう、この曲と「ハンナ」が頭の中をぐるぐると回りすぎて感動で力が抜けてしまい、何もできませんでした。
こんな美しい映画に出会えて幸せです。


"You Are Too Beautiful"

You are too beautiful, my dear, to be true
And I am a fool for beauty
Fooled by a feeling that because I have found you
I could have bound you too

You are too beautiful for one man alone
For one lucky fool to be with
When there are other men
With eyes of their own to see with

Love does not stand sharing
Not if one cares
Have you been comparing
My every kiss with theirs

If, on the other hand, I’m faithful to you
It’s not through a sense of duty
You are too beautiful
And I am a fool for beauty

Love does not stand sharing
Not if one cares
Have you been comparing
My every kiss with theirs

If, on the other hand, I’m faithful to you
It’s not through a sense of duty
You are too beautiful

And I am a fool for beauty

2016年2月21日日曜日

『八日目の蝉』は素晴らしかったけど、日本映画界は腐ってる

映画見ました。
『八日目の蝉』
面白かった!
いままで見た邦画で、いちばん良かったかも。
というのは、中身もいいんですが、映像演出のディテールが素晴らしい。
シーンの流れやムードや感情の動きを、微妙なライティングの変化やカメラワークで、本当に微妙に見せる。
見せるというより、感じさせる。
場面ごとに画面の質感も変えていたりして、それがまた効果的。
見応えがありすぎます。

役者もみんないい。
僕、日本の子役って演技ヘタクソだから大嫌いなんですが、この娘役の子はなかなか良かったです。
最後でストーリーを回収しないのも、好みでした。

でもひとつだけ問題が。
エンディング・ロールで、中島美嘉の曲が流れるんです。
これが最悪に映画をぶち壊してる。
映画用に誰かが書いた曲のようで、まるでマセた中学生のポエムか、あるいはJラップかというレベルまでに映画のストーリーを薄めまくっただけのペラペラの歌詞。
もしかしたら、曲だけ聞いたら悪くないのかもしれない。
でも、あまりに映画のトーンと違うために、もうクソ曲にしか思えない。
映画も台無し、曲も(もしかしたら)台無し、という、意味不明の相乗効果となっています。

そういえば、メジャー邦画って、たいてい「主題歌」があります。
これ、本当にやめてほしい。
アイドル映画とかならいいけど。
真面目に作られてる映画に、とってつけたように「主題歌」をくっ付ける、お金以外に全く理由の見えない仕打ち。
本当に日本映画界って腐ってるよな。

あと、同じ成島出監督の最新作『ソロモンの偽証』も見たんですが、これは普通のエンタメ大作映画なので特筆するものはないんですが、気にくわないのはこの映画、前編と後編に分かれてるんですよ。
これ、ただ2倍儲けようって以外に理由のない、どうしようもなく下世話な発想じゃないですか。

この前後編システム、洋画にもあるのかな?
思い当たらないんだけど。
まあ僕は洋画も最近のは詳しくないんだけど、少なくとも古いものだと、長い映画は途中で休憩が入るわけですよ。
休憩はあっても、一本の作品として見るのが、映画として当たり前。
それを、わざわざ2本に分ける。
公開時期もずらすから、映画館で『作品』として見ることは不可能。
で、本来は一本の映画で、2回お金を取れる。
儲かれば何でもいいのか。
何でもいいんだろうな。

他にも、洋画って下手な俳優は出ていない。
邦画は、演技もできないアイドルが平気で主役になる。
有名俳優のバーターで、同じ事務所の下手な無名俳優がキャスティングされることなんか当たり前。
そりゃ儲からないとダメなのは分かるけど、何でもいいっていうのはさ、大人としてどうなの?
映画が創作物だっていう考えは、日本映画界にはなさそうです。


そんな腐り果てた業界にあって『八日目の蝉』のような作品を作り第一線でやれてる成島出監督は、すごいな。

2016年2月20日土曜日

人の死に出会うと、考える

知り合いのドラマーが、死んでしまいました。
ミュージシャンの訃報が続きますが、やはり直接知ってる人物の死は、大きいです。

一昨日の昼過ぎ、コロリダスのリハの最中に、たまたま彼の話題が出たんですよ。
僕は全然別のつながりで知り合ったので、コロリダスのメンバーが彼を知ってることに驚きました。
そのときは、身体が良くないらしい、みたいな話をしただけでした。
で、夜ライブに行って夜中に帰宅して、FBの投稿で、死んだことを知りました。

ちょうどその昼間、思いがけず話題に出たばかりだったのに!
僕らが話していたとき、もうこの世にはいなかったことになります。
あまりのタイミングです。
ショックで、その場で何人かに電話してしまいました。


自分が歳をとれば、周りの年上の人たちも歳をとるわけです。
当然これから、知人の病気や、死に出会うことも増えるでしょう。
僕は高齢のミュージシャンと演奏することも少なくないのですが、そうすると、話題は病気や医者のことになりますし。
あ、彼の場合はまだ若かったんですけどね。


一昨日の夜ライブを見たクラリネットの小林さんは、けっこうな年齢だと思います。
打ち上げで、「医者が〜血管が〜」と話していましたが、まだまだ元気で演奏してる。
来月、ブエナビスタの来日公演に行きます。
内の何人かは、やはり高齢です。


僕も、そのうち病気になったりするんでしょう。
いつまで楽器をやれるんだろう。
音楽面で言えば、年輪を重ねて見えるだろう光景はすごく楽しみですが、年齢からくる不具合や制約も、当然あるわけで。
今の所まだ肉体的には何も変わったことも、衰えたと感じる部分もないけど。
いつまでこうしていられるのかな。


ぼんやりしてるヒマは、ありません。
早く、もっといいミュージシャンになりたいです。

2016年2月19日金曜日

昨日のこと

毎月デュオで演奏させてもらっている、バンジョー坂本誠さんのライブを見に行きました。
クラリネットは小林淑郎、チューバは井桁賢一。
小林さん、井桁さんも、もちろん知ってるんですが、フェスティバルの時にすれ違ったりという程度で、きちんとお客として演奏を聞いたのは、実は初めてでした。

いいに決まってる、という予想を上回るくらい、何も言うことのない極上の演奏でした。
音数は少なく、音の行間・隙間を聴かせてくれます。  
いいライブって、東京中で毎日たくさんやってますが、こういう種類のものは、滅多にありません。


何が素晴らしいかって、考えたんです。
出てる音そのものじゃなくて、個々のミュージシャンの頭の中に鳴ってる音が聞こえてくるからだと思うんですよね。
音の鳴ってない瞬間の方が、それがよく聞こえたりします。

頭の中の音は、メンバー全員で共有してなきゃいけないんだけど、それでも出音は完全一致はしない。
だって同一人物でじゃないから、個人差が出るに決まってる。
そうすると、タイミングやアーティキュレーションが完全に同じになるのは、不自然だと思うんです。
個々人の音の個性の、合わない部分が混じり合う様子、その押し引きのうねりが、僕にとっては音楽の醍醐味なんです。

例えばホーンセクションがピタッと完璧に合いまくってるのは、僕は気持ち悪く感じてしまいます。
NYの最先端のモダンジャズのビッグバンドとか、すごい複雑なパッセージが機械みたいにピタっと合ってる。
すごいなーと関心して拍手はするけど、そういうのに感動したことは全くありません。
だって、つまんないもん。打ち込みでいいじゃん。
高度なテクニックに驚くために音楽を聞くのは、僕にとっては時間の無駄です。
誰かの演奏を聞いて、上手いな~!って感想を言うようなミュージシャンとは、もう根本的に違う。
おなじ音楽を聞いていても、聞こえている中身が別なんだと思います。

そんなことを考えさせてくれるライブでした。

2016年2月18日木曜日

やっぱニューオリンズはいいな

けんた宅でコロリダスのリハでした。
終わってからApple Music でいろいろ聞いてて。
確かオマーラ・ポルトゥオンドの初期録音をかけてた時かな?
どれもいいんですが、中でも、始まった途端に「おお!すげーかっこいいじゃん!」って特別に反応した曲があったんですよ。
リズムがいい!
他の曲もよかったけど、これは特に重心が低くてゴツゴツしてる。
と思ったら、オマーラじゃなかったんです。
間違えてApple Music側からのお勧めアーチストが再生されてたんですよ。

それはなんと、ニューオリンズの伝統を継承する最後のクラリネット奏者、マイケル・ホワイトのアルバムでした。
なんてチョイス!
オマーラ聞く人にマイケルを勧めるなんて!
クラリネットが入った瞬間に「え!これマイケル・ホワイトじゃない!?」って分かりました。
そのマイケルの個性が、すごい。
一聴して聞き分けられるクラリネット奏者なんて、現代ではマイケルくらいだと思います。

そして、知らずにオマーラだと思って聞いてたのに、ニューオリンズのリズムに即座に反応してしまった俺!
なんか嬉しかったです。
ニューオリンズのリズムが、合ってるんですよ、やっぱり。
身体に染み込んでる。
あらためて確信しましたね。


コロリダスやってるんで、いろんなラテンの音楽を聞きます。
かっこいいものも沢山あります。
でも、ニューオリンズは別格。
もう、趣味嗜好の話なんだと思います。
バナナが好きかリンゴが好きか、みたいな。
ブルーが好きかピンクが好きか、みたいな。
もう体がニューオリンズに反応するんだから、しょうがない。

ラテンやってると、基本リズムがこれで〜とか、色々と確認する意識が必要です。
慣れればその部分は減るのかもしれないけど、頭を使わずに感覚でやれるようになるとしたら、たぶん10年かかる。
幸運なことに、僕はニューオリンズ音楽をそうやって時間をかけて体得してこれました。
頭で分析して勉強するというやり方じゃなくて、ひたすら聴いて演奏して。


コロリダスの曲に取り組む過程で、参考になるジャンルの音楽を聞いて、フレーズやタイミングを練ります。
でも、そうやって特定のラテン音楽を参考に演奏した中にも、たぶんもうどうやってもニューオリンズ臭がしてきてしまう。
そういう確信があります。

だから逆に、どんな曲を吹いても大丈夫。
ああ嬉しい。
マイケル・ホワイト最高!


いまから、一緒に毎月やっているバンジョーの坂本誠さんのトリオを、聞きに行ってきます。
楽しみです!

2016年2月17日水曜日

昨日のこと

昨日はJANISに行くつもりでいたら、コロリダスけんた君から連絡があり、急遽予定変更、一緒に渋谷タワレコへ。
コロリダスのアルバムの状況視察に行きました。
発売日は今日なんですが、タワレコでは前日から売るんですよ。

5階に試聴コーナーが作られていて、サインもしてきました。
フロアでも流してくれて。
久々に聞きましたよ。
仕上げの過程でさんざん聞いたので、完成してからは全く聞くこともなかったですからね。
なかなかいいかも。
3/20(日)にはインストア・ライブもやりますよ!


せっかくタワレコ行ったから、試聴もしてまわりました。
G Love の新譜が良かった!
だいぶロックな感じで、はじめ別のCDかけちゃったかと思ったくらい。
結成20年だそう。
ゲストには大好きなルシンダ・ウイリアムスの名前も。
すげーいいいなー吹っ切れたみたいにかっこいいなー。
買わなかったけど。


そのあとは宇田川町のロス・バルバドスへ。
アフリカ料理って珍しい。
どっかで食べたことあったかな?初めてかもしれない。
意外にクセもなく美味しい。
かかってた音楽が、Olu Daraの1stに入っている愛聴曲、"Your Lips"に似ている。
Ferre Golaというコンゴのミュージシャンだそうです。
オル・ダラのアルバムが出たとき、アフリカ・ルーツについて言われていました。
タジ・マハルが引き合いに出されたりして。
これだったのか!と思いましたよ。
オル・ダラ最高。
Ferre Gola、ちょっと調べたけど、やっぱり情報が少ない。
この情報量では、なかなか買うのは躊躇してしまうなー。


次はMILLIBARへ。
ここもいいお店。
ガンボが美味いんですよ!
昨日はもう食事済みだったのでパスして、飲みながらバンドのことなど話しました。
途中から、パーカッション英心も合流して。
これからどういう方向でやろうか、みたいなこととか、けっこういろいろ話したな。
コロリダスは現状、バンド感が薄いんですよね。
メンバーのつながりが、薄い。
やっぱり、バンドは音を重ねて密度を上げて、出来上がっていくものだと思います。
学生時代からの人間関係とか、俺は知らんちゅうの。
最初のコンセプトが云々なんて言って、頭で話しても時間の無駄。
音でやろうよ、音で。

やっぱり、バンドは仕事じゃないですからね、「熱」がないと。
ぬるくやってても、つまんない。
ぬるいのが好きな人もいるかもしれないけど、僕は無理です。
今月のレコ発でひと区切りの感もあるし、そこからは次のステージに行きたいな。

二人は次の店に。
僕は帰りました。
有意義な夜でした。



さて、今夜は新百合ヶ丘Chit Chatでライブです!

コロリダス
chacha mambo trio (ワダマコト、小西英理、森俊也)
1500円+オーダー
open19:00 start20:00



2016年2月16日火曜日

”平成歌謡” ペーソス!


昨晩はペーソスのライブに行ってきました。


僕のブログを読んでてまだペーソスのライブに行ってない人はいないと思うんで、説明は不要でしょう。
現代最高の、奇跡のような哀愁歌謡バンドです。

久々に見たけど、いやーやっぱりいいわ。
音楽はこういうもの、みたいな色んな先入観を飛び越えて、センスと味だけ抽出したような。 
管楽器奏者として、末井さんのサックスには敵いません。
誤解を恐れずに言えば、例えば仮に渡辺貞夫あるいは北村英二にはなれても末井昭には絶対になれない。
シャグスの衝撃に近いかな。


バンドとしては、ダニエル・ジョンストンの感触だな。
だって、曲がいいし。


飲み屋の思い出についての歌とか、僕はその店なんてこれっぽっちも知らないのに、胸に響く。
島本さんの歌と佇まいがいい。
伊原さんのMCもいい。
MCなんて、純粋に音楽的には不要なんだけど、ペーソスには不可欠なんですよね。
米内山さんのギターワークも、あまりに絶妙・絶品すぎて思わず聞き流しまう。
つまり、僕なんかが音楽面でどうのこうの分析できるような次元のバンドじゃないんです。

去年は100本ライブやってるし、ボーイズバラエティ協会に加盟してて寄席にも出てる。
ボーイズって、あきれたぼういずとかそういうやつですよ、コミック・バンドの。
でも、ペーソスは決してコミック・バンドとも違うんですよね。
まさにワン&オンリー。
まあ皆さんそれぞれ異なるフィールドですごいキャリアを積んできた人達なわけで、まあそりゃすごい。

僕も毎日楽器を練習したりね、一応やってますけど、やっぱりペーソスを定期的に見ることは、楽器の練習や音楽的向上とは別のベクトルで、必要なんだなーと改めて思いました。
ペーソスも、Youtubeで見ても全く良さの伝わらないバンドだと思います。
なんか僕の好きなバンドって、そういうのが多いな。

次回はいつ行こうか。
楽しみです。


2016年2月15日月曜日

標準語と訛りと

音楽の話です。

マヌーシュ、広義のいわゆるジプシージャズを得意とするミュージシャンと飲んでた時のことを、書き留めておきます。

彼は、アドリブと取るとき、スケールは弾かないって言うんです。
アルペジオ(分散和音)じゃないとマヌーシュの雰囲気が出ないらしい。
そっち系の音源をいろいろ聞いてみると、確かにスケール・ランニングに依存してはいない。
そして、独特の「訛り」みたいなフレージングがある。
そのフレージングについては、一聴しただけじゃ仕組みが分かんないけど、なんかある。

ニューオリンズジャズに、似てます。
やっぱり基本はアルペジオです。
スケールが増えると、ディキシーやスイング・ジャズになってしまう。
ニューオリンズの伝統を守るクラリネット奏者マイケル・ホワイトにも、スケールは吹くな、と言われましたよ。
アルペジオも、基本は3和音でテンションはほぼなし。
テンション・リリースとかやると、もう雰囲気が違ってきてしまう。
そして、やっぱり独特の「訛り」みたいなものがある。
この「訛り」は、膨大な量のリスニングを経てようやく体得できるものです。
自然に訛れるようになると、すごく気持ちいい。

でも「訛り」は、他のジャンルに持ち込むと上手く混ざらないことが多々あります。
そういうときは、どうしてもスケールやコード分解みたいな論理的なアプローチに寄らざるを得ない。
でも、普段「訛り」に乗せて感情表現をしてる身としては、ロジカルなアプローチだと楽しさが半減してしまいます。
訛りたいけど訛れない。
慣れないジャンルの音楽をやる時は、そのバランスのせめぎ合いがどうしても起こります。

そう考えると、ジャズのアプローチは汎用性が高い。
スケールを基本とし、非常にロジカルで「訛り」もない。
もちろんジャズ的なフレージングはあるけど、それもロジカルに構成されてるので、そのままで大抵のジャンルにも合いますからね。
ロジカルだから優劣がつけやすいし、分かりやすく上達が測れるので、やり甲斐もある。
だからジャズ人口は多いし、応用力の高さから、他のジャンルよりも偉いとされてるんだと思います。
ジャズ以外のミュージシャンの中にいても、「彼はちゃんとジャズを勉強してる」とか言うのをよく聞きますからね。


言葉に例えると、世界を旅したいなら、英語か、地域によってはスペイン語が役に立つでしょう。
でも、どっかのアフリカの小国の言葉の響きを好きになってしまったら、それはもう仕方ないわけです。
日本でも、標準語は便利だけど、各地方のいわゆる方言には独特の響きがあります。
それぞれに魅力がある中で、標準語は汎用性が高いというだけのこと。
そう考えると、"標準"語っていう言い方自体が妙に思えてくるけど、まあ仕方ない。

それに倣えば、ジャズは"標準"音楽って言えてしまう。
そうすると、ジャズがいちばん偉いように思えてくる。
実際、ジャズは偉いとみなしてる人、すごく多いしな。
僕はジャズはできないので分かんないけど、別に偉くはないと思うな。
偉いとか優劣とかじゃないと思うんだよな。
皆さんどうですかね?


続きは今度飲んだときに。

2016年2月13日土曜日

TシャツはPleaser Storeで!


Tシャツを買いました!
この時期に?って思いますよね。

こないだ演奏した大阪のイベントに、「Pleaser Store」というショップが出店してたんです。
そこで売ってるTシャツがあんまりクールだったので、オーダー製作をお願いしたんですよ。
一週間ちょいで、届きました。
早い!

かわいいでしょ!
いや、僕じゃなくて、Tシャツね。
かわいいだけじゃないんです。
一味違うのは、"New Orleans" "Bourbon Street" の文字。
僕はニューオリンズ大好きですから、町の名前やキーワードの入ったグッズがあれば、素通りはできません。
でも、足を止めることはあっても、実際に購入したことはなかったんです。
だって、ダサいから。

ニューオリンズ・グッズのデザインは、どうしようもなく安易なものばっかりです。
なんたって世界三大カーニバルの一つであるマルディグラの町で、お祭りのイメージが強い。
だから、とりあえず派手なフォントにして、マルディグラの仮面かワニかザリガニのイラストを入れて、紫と緑(マルディグラ・カラーです)を使っときゃいいでしょ、みたいな。
現地で売ってるものに至っては、基本的に観光客向けのお土産品なので、デザインを良くしようという発想すらない。

もう軽く10年以上、僕の厳しい基準をクリアする上質なニューオリンズ・グッズにお目にかかったことはありません。
まあ、熱心に探してたわけじゃないんですけどね。
そんな中で出会った、このTシャツ!
即買いでしょう!

プリントに、刺繍が手縫いされています。
Tシャツの色を何十種類もある中から選んで、プリントと刺繍の色も指定できるんです。
僕の場合、お店のAZUさんと相談して色を選んで、刺繍はお任せにしました。
これ、写真だと分かりづらいけど、ピンク地にグレーのプリントなんですよ。
刺繍がポップでいいアクセントになってる。
さすが!

僕はニューオリンズ・シリーズを買いましたが、その他のデザインもクールですよ!

バッグもあります。

全国のニューオリンズ好きの方、音楽好きの方、クールなTシャツ好きの方、これは「買い」でしょう!


なんか、例えばスカ好きの人とかって、オシャレなグッズが沢山あって羨ましいんですよ、僕は。
それに比べてニューオリンズ界隈のダサさ。
ヒップホップみたいな格好してる人までいる始末。
ニューオリンズ好きも、ファッション面から裾野を広げていったら、もっと楽しくなると思うんですよね。

ちなみにニューオリンズ現地では、オシャレな若者が多いですよ。
古着を組み合わせた、ポップで個性的なファッション。
「地下鉄のザジ」とウェス・アンダーソンとエミール・クストリッツァを混ぜたような。
”ラスティック”が近いかもしれません。
ニューオリンズという町が本当に好きなら、ファッションも意識してほしい。
NFLのユニフォームやヒップホップ・ファッションは、町のごく一部しか見てない、ただの勘違いだから。
日本にいる外国人が、漢字のロゴTシャツや浴衣を着て町を歩いてるようなものです。


でも!
そんな勘違いしてた貴方も、プリーザー・ストアのTシャツを着れば、もう大丈夫!
え?ユニクロに比べて高いって?
いやいや、愛と情熱と自尊心はね、1000円じゃ買えないんですよ。
大人なら、わかるでしょ?

プリーザー・ストアのTシャツorスウェットを着て僕のライブに来てくれた人には、もれなく一杯おごりますよ!
さあ、みんなで買おう!


大阪のイベント会場で、AZUさんと。

2016年2月10日水曜日

すごいクラリネットを見つけました!

すごい楽器を見つけましたよ皆さん!
セルマーのセンタード・トーン(CT)!
でも、ただのCTじゃない。
見てくださいこの彫刻!
こんなの見たことありません。

さっき、新大久保のDACにリードを買いに行ったんですよ。
買い物を済ませて楽器のコーナーを見たら、こいつが目に飛び込んできました。 
すげーかっこいい!
何かと思ってよく見たらCTじゃないですか。
即、試奏ですよ!

吹いてみたら、メチャクチャ鳴る!
ヤバいですね、これ。
僕はボエーム式はまともに吹けないので、操作性やピッチなどの細かい点については全く分かりません。
でも、とりあえず鳴る!
これぞラージ・ボア!という音のでかさ。
CTに限らず、ヴィンテージのラージ・ボア・クラリネットはかなりの本数を吹いたことがありますが、この鳴りは群を抜いていると思います。
僕のアルバート式の方がおとなしく思えるくらい。
まあ、音は開き気味ですけど、このワイルドさは他にない。
クラシック以外のボエーム式奏者がこれを吹くのを、聞いてみたいなー。

値段は、40万円以上。
彫刻も珍しいし、仕方ない値段です。
あ、あとケースも信じられないくらい綺麗です。
昔のセルマーによくある、グルッと一周ジップになったタイプですが、リペアしたんじゃないですかね?綺麗だし、ジップもスムーズ。
これは、いいですよ!


で、実はもう一本試奏しました。
これも珍しい。
なんと、Connのアルバート式の、しかもA菅!
さすがにアルバートのA菅は、指の感覚が広すぎて難しいですね。
ニューオリンズのTom Sanctonの所でも吹いたことあるけど、僕より手のでかいトムも、上手く吹けないって言ってました。
こっちは4万円。
アルバートはダメダメな楽器も多いけど、これはさすがにConn、普通に鳴ります。
思わず買いそうになりましたよ。

僕の楽器と並べた写真を、載せておきます。
ローラーがついてる方が、A菅です。


DAC、最近ヤバいですね。
しばらく前にもセルマーのNシリーズのいいやつが置いてあったし、Connのメタルのダブル・ウォールもある。
ダブル・ウォールって、メタルクラリネットの珍しいやつで、ボディが二重になって、間に隙間があるんですよ。
たぶん、外気にピッチが影響されるのを防ぐためだと思います。
これも、かなり珍しい。
他にも、Nシリーズの前の、シリアルMから始まる55モデルも置いてありました。

こういったヴィンテージ楽器は、クラシックには不向きです。
クラリネットって、クラシック系の人がほとんどだし、需要があるのか心配になります。
DAC、すごいなー嬉しいなー。
まあ、僕はボエーム吹けないから関係ないんですけど、でも嬉しい!

近くのサックス・ショップ、サウンド風雅にもヴィンテージのクラリネットが少しあるし、いやー大久保、熱いです!
吹けない僕がこんなに盛り上がるんだから、ポピュラー系でファンキーな楽器を探してるクラリネット奏者がいたら、卒倒しちゃうでしょう。
試奏に行くときは、ぜひ誘って下さい! 


今これを総武線で書いてます。
この後は西荻ミントンハウスでライブです。
やばいな、ライブ直前にこんな興奮してて大丈夫かな。
さて今夜はどうなるか。
行ってきます!

2016年2月9日火曜日

訃報が続く

ダン・ヒックスが死んだそうです。
FBのタイムラインに沢山の投稿が流れてきます。
デヴィッド・ボウイの時と同じくらいの量です。
でも、一般にはあまり知られていないミュージシャンのはず。
たぶん、僕の周りにダン・ヒックスのファンが極端に多いんでしょう。

70年代のアルバムを愛聴していた時期もありますが、新譜もチェックしてなかったし、正直、もう10年以上聴いてなかった。
どこかの店でかかってて耳にしたような記憶も、なぜかありません。
あらためて聞くと、いい。
来日してたけど、行かなかったなー。
FBに投稿された映像を見ると、ライブはかなり面白かったみたいですね。
来日公演に行っておけば良かったと思います。
手遅れです。


もうどんどん死にますね。
自分が若い頃聞いて感動してきたミュージシャンが、次々といなくなる。
単純に、ロックの第1世代と言えるミュージシャンが高齢になっただけなんで、何も驚くことじゃないんですが、訃報に接する度に、ああまた!と思わずにいられません。

僕はアメリカにいたおかげで、日本には来ないミュージシャンを死ぬ前に見る機会がありました。
昔のように動けなくても声が出なくてもとても大事に扱われてて、そのことに感激しました。
ニューオリンズでは、伝統を受け継いできた高齢のミュージシャンと実際に接して一緒に演奏することができた。
やはりそれは、何にも替え難い思い出です。

日本でも、ニューオリンズ・ジャズをやっているおかげで、60〜70代のミュージシャンと演奏する機会に恵まれてきました。
年取ってるからすごい、って言うつもりじゃないんですが、やっぱり長い経験からくる何かが、あるんですよ。

若いミュージシャンがシーンの最前線でバリバリやってる最先端の音楽より、音も枯れてたぶんテクニック面ではピークを超えた年配のミュージシャンの音楽の方に、惹かれます。
スーパーテクニカルな超絶演奏より、地味で味のある演奏が好きなんです。
これはもう、好きなんだから、仕方ない。

ニューオリンズ「リバイバル」ジャズ、50年代からのプリザベーション・ホールに代表される音楽が、正にそう。
もっと分かりやすい例は、ブエナビスタ・ソシアル・クラブでしょう。
あの音、若いミュージシャンには出せないんですよ。
なんでなのか、本当に分からないけど。

そういえば、去年はジム・クエスキンとツアーも回りました。
ジムもたしか70才だったな。
まさか日本で、自分の聞いてきたアメリカのミュージシャンとやれるとは夢にも思いませんでしたね。
歳をとったミュージシャンと、何か縁があるのかもしれない。


明日、坂本さんとのデュオをやるので、つらつらとこんなことを考えてしまいました。
坂本さんは、まだ60半ばだけど、普段一緒にやってるミュージシャン達と比べたら、ぜんぜん年上です。
そして、他の60代のミュージシャンと比べても、すごく味がある。
こんな人と毎月やれることは、もうなかなかないかもしれない。
嬉しいことです。
明日も、色んなことにリスペクトを込めて、演奏します。

2016年2月8日月曜日

変人のいない町には住みたくない

渋谷の道玄坂を登った辺りを歩いてたら、後ろからすげーファンキーな音楽が聞こえてきたんです。
音のする方を見ると、なんとタクシーじゃないですか!
運転席の窓が開いてて、オルガン・ファンクが大音量で流れてます。
ドライバーは、スキンヘッドの男性。30〜40才くらいと思われます。
間違いなく音楽好きでしょう。
音楽がかっこよくて、思わずフラフラと引き寄せられそうになりましたよ。

しかし驚きました。
あんなタクシー見たことないもん。
外国なら、何てことない光景です。
ロックやヒップホップや、みんな好きな音楽を大音量でかけてることは当たり前。
ニューオリンズでは、ものすごい重低音が鳴るように改造してあって、車内ではシートも振動するしまともに会話なんてできないタクシーもありました。

でもここは日本ですよ?
タクシーに乗って音楽が流れてた記憶は、ありません。
業務連絡の無線が入る以外、ラジオさえ流してなんじゃないかな?
流れてたとしても、印象には残っていません。

個人タクシーじゃなかったんですよ。
よく見る大手の黄色いタクシー。
業務時間外で帰宅途中とか?
でも「空車」の表示出てたしな。
音楽流していいんなら、それは嬉しいニュースです。
タクシーがもっと楽しくなる。
好みの音楽じゃなくてもいいんですよ。
ハードロックでもアニソンでも、あるいはラジオでも、なんか流れてた方がリラックスして、タクシーに対して親しみがわくじゃないですか。

いいな、あのタクシー。
全く乗る用事のないタイミングで、残念でした。



よく通るマンションの前で、管理人とおぼしき年配女性が掃除をしてるのを見かけることがあります。
ゴミをまとめたり水を撒いたり。
で、その人、すごいファンキーな格好してるんですよ。
服も派手だし、デカいサングラスして髪にスカーフ巻いたりしてます。
あんな派手な格好でマンションの掃除してる人なんて、見たことない。

ビルの管理人て、たいてい地味な格好してるじゃないですか。
予想するに、派手で目立つとと苦情来たりするんじゃないですかね。
今時のお母さん達って、すぐ苦情言うみたいだから。
何にせよ、ちゃんとした家族向けのマンションの管理人が、髪染めてたりピアスしてたりするのは、あまり想像できません。

個人的には、その人を見る度に嬉しくなるんですよ。
だって、オシャレして楽しそうじゃないですか。
周囲に気を使ってへりくだって日陰にいるように振舞ってるより、他人の目を気にせず好きなようにしてる人の方が断然に魅力的です。
そういう人を見ると、こっちも楽しい気分になります。


僕は、変な人がたくさんいる町が好きです。
変わり者のいない、人畜無害なクリーンな町なんて、絶対住みたくありません。
なんかウソっぽいじゃないですか。
人か集まれば、みんな違うのが自然なはず。
なのに、一つの枠の中に収まるようにみんな気を使って、これをしたら変だから、悪く言われるから、っていって優等生ぶって暮らしてるなんて、すごく不健全に思えるんですよね。


タクシーから色んな音楽が聞こえてきて、みんな派手な格好して思い思いのやり方で歩いてる町。
日本でも、どっかにないかな、そんなとこ。

2016年2月7日日曜日

御茶ノ水JANIS!!


JANISに行ってきました!!
御茶ノ水にあるCDレンタル屋。
たぶんハタチ前くらいからですかね、ずーっと何年も通いました。
僕が音楽にハマって今も続けてるのは、この店のおかげです。
大げさじゃなくて、本当にそう思ってます。

最初の数年は、ほとんど毎週通ってました。
5枚で一週間借りられるんです。
週に一度、JANISに行って、そのあと神保町まで歩いて古本見たりして、そこからバスで渋谷に行って(この路線は今はありません)、タワレコで試聴して、電車乗って新宿のタワレコでも試聴して、高円寺に帰る、ということを毎週やってたんですよ。

当時の僕の手帳には、聞いてみたいミュージシャンの名前がびっしり書き込んでありました。
誰かと話してて知らない名前が出てくると、それを手帳にメモって、次回JANISに行く時に探すんです。
そして、借りたCDのライナーから、また新しいミュージシャンの情報を仕入れて。

何でもありますからね。
インディーズものや、限定生産で今は手に入らないような貴重盤もある。
CDがズラッと並んだ棚を見てるだけでワクワクします。
それぞれに、ちょっとした紹介文も添えてあったりして。

試聴も、できるんですよ!
ちょっと聞いてみて、趣味じゃないものは棚に戻して、そうやってる内にすぐに1時間以上経ってしまう。
最高に楽しかったなー。
こうやって思い出すだけで、楽しさが蘇ってきて、いま書いててすごい幸せですもん。


当時はまだiTunesもYoutubeも、なかったと思います。
借りたCDを、初期はカセットテープに、途中からはMDに落として聞いていました。
で、渡米するときにそれをPCに取り込もうとしたんですが、アナログ作業なので、取り込んでから曲を切ったり編集しなきゃいけないんですよ。
だから面倒でほとんどは破棄しました。
定番ものは欲しければいつでも手に入るし、希少盤も、最悪またJANISで借りれるし、と思って。

飽きるほど聞いたのに今は手元にない音源が沢山あります。
それで帰国して以来、またJANISに行きたいとずっと思っていました。
でも、御茶ノ水だし、面倒な気がして先送りにしてたんですよね。
そしたら、こないだ友達といた時に、彼の口からJANISの話が飛び出したんです。
通ってるって言うんですよ。
もう嬉しくなっちゃって、行きたくなってしまって。


行ってきました!
御茶ノ水駅から10分くらい、楽器屋街を歩いて明治大学を過ぎて。
以前と同じ場所にありました!


Alpenの上。
変わってない。
エレベーターを開けると、懐かしい店内。


変わってない!
なんか本当に嘘みたいに変わってなくて。
店内の感じも、CDの並べ方も、ジャンルの分類の仕方や配置までが、変わってない。
懐かしくてうれしくて、感動しました。


まずは会員登録をし直そうとカウンターへ。
そしたら!
店員も変わってない!
その日は4~5人いたかな?
少なくともその内の3人は、昔からいた顔です。
毎週通ってたんだから、覚えてます。
レンタル店で、10年20年と店員が変わらないって、すごいことです。
みんな、よっぽど音楽とこの店が好きなんでしょう。
いい店なんでしょう。

会員カードを作ってもらいます。
そしたら、カードのデザインも変わってない!
あんまり嬉しくって、思わずレジ越しに話かけずにいられませんでした。
昔ずっと通ってたんですよ、変わってないですね~。
すると、何年前ですか?情報お調べしますよ。と言うんです。
退会してから7~8年は経ってると思うし、以前の住所や電話などの登録情報も覚えてない。
それでも調べてくれて、新規ではなくて再発行扱いにしてくれました。

そういう対応も含めて、やっぱりすごくいい店。
音楽好きは例外なく善人なんじゃないかと勘違いさせられてしまうような、グッド・ヴァイヴ。
ネットで音楽を聴ける時代にあって、お客さんも音楽好きしか来ないでしょうしね。


棚を眺めて店内を歩いてるだけで、幸せです。
でも、後の予定があり、あまり時間がありません。
とりあえず、5枚選んで借りて、また一週間後にゆっくり来よう。
しかし、目移りしちゃって興奮して落ち着かなくてなかなか選べない。
そこで、渡米時MDを手放す際に、また借りなおすつもりでメモしてあったリストを出し、その中からピックアップして借りました。


この中で、オル・ダラは比較的どこでも聞けると思いますが、他のはかなりマイナーです。
JANIS以外では、聞けないんじゃないでしょうか。
嬉しい。
帰り道も、もう嬉しさがずっと消えなくて。
なんて最高の店だろう!


このご時世、CDレンタル店なんて、けっこう大変だろうと想像するわけですよ。
音楽をネットで手に入れるが当たり前になって、appleやgoogleのストリーミング・サービスもあります。
レンタル料金も、決して格安ではありません。
一週間レンタルだと1枚370円です。
駅直結でもないし。
スマホでYoutubeで音楽が気軽に聞ける時代にあって、敷居が低いとは言い難い。
でも!
僕は決めました!
通います!

やっぱり、わざわざ時間を作って足を運び、あの店内で1枚1枚選ぶという行為は、特別なものです。
それに、JANISは僕を育ててくれた店。
少しでも、お金を落としたい。
毎週5~6枚、時には多めに借りたら、月に1万円くらいになります。
それだけ払う意味が、僕にとってはある。
だって、借りたCDを前にしてこうして書いているこの瞬間も、ものすごく楽しいですからね。
故郷に帰ったような気分です。
音楽を聴くときに、何を思うか。
そういう思いによって、続けることができるわけですから。

JANIS、最高です!