2017年4月28日金曜日

平和な家庭にロックは似合うか

駅のロータリーで、ガンガンに激しいロックが聞こえてきたので振り返ると、乗用車から小学生の子供と母親が降りてくるところでした。
運転席にいるのは、スーツを着た40代くらいの男性。
ごく普通のサラリーマン一家に見えます。
車から流れるハードなロックと平和そうな家族の姿の組み合わせに、どうにも違和感を感じてしまいました。

ロックの好きな40代サラリーマン。
学生時代には、バンドやってたのかもしれない。
ちょっとモテたりして。
そこそこいい大学からそこそこいい会社に就職して、悪くない暮らしをしてる。
友達の中にはいまでも音楽やってるやつもいて、年一回くらい一緒に飲むこともある。
子供がロックよりもアンパンマンやポケモンに興味を持つのが、ちょっと不満。

そういう人は、きっとたくさんいるはず。
でも、妻と子供を送る車でロックをガンガンかけるのは、めずらしいんじゃないか。

じゃあ小さな音なら、いいのか。
想像してみると、それでもまだ引っかかる。
たしかに、大音量ってことも気になるけど、それが問題ではないのかもしれない。
これがジャズやクラシックやJpopだったら、音が大きくても、ここまでの違和感はないんじゃないか。
つまり、激しいロックは、平和なサラリーマン家庭には似合わない、っていうことなのか。

僕なんか、会社に勤めた経験もないし、サラリーマンの友達も多くはない。
会社勤めの人たちがどんな音楽聞いてどんなふうに生活してるのか、何も知らない。 
かわりに、ロックには詳しいです。
詳しいので、ロック=不良みたいなステレオタイプのイメージは、持っていません。
ロックやパンクを聞いてる人にだって、常識と社会性のあるマジメな人たちは多いってことも、知ってます。

そんな僕でも、平和なサラリーマン家庭のイメージとロックの組み合わせに、違和感を感じてしまう。
なんてことだ。
俺もしょせん偏見まみれなのか。
あらゆるバイアスや偏見から自由になりたいと、ずっとやってきたのに。

そして、そう思ってる自分ですら偏見から逃れられないんだから、そんなこと考えてないたくさんの人たちが、ミュージシャンを白い目で見ることは、とっても当たり前のことなんだよなー。
と、あらためて気づいたのでした。

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