ブログの調子を変えてみる

文体を、変えることにした。
いままでは「〜です」だったのを、「〜だ」にする。
なぜかというと、苦手だから。
「〜だ」と書くことに抵抗があるから、あえてやってみる。

ブログを続けてきて、書くスピードも早くなったし、文体なんて言うとえらそうだけど自分が気持ちいい文章の調子・リズムのようなものも、つかめてきた。
考えたことを、気持ちいい調子で、会ったことない誰かに向かって書くことが、スラスラできるようになった。
もうこれはできる。
できることをやっても、意味がない。

いままでは、誰かに向かって書いていた。
それも、やめようと思う。
いや、そこまでキチッとやめるって決めるんじゃないけど、他人じゃなくて自分自身に向けて書きたい。
誰にでもわかりやすい説明なんてなしにして、自分の感情を、もっと生のままに書きつけたい。
それは、たぶん日記のようなものなのかもしれない。
わからないけど、やってみる。


最近読んだ都築響一「圏外編集者」がすばらしかった。
「東京スタイル」とかで名前は知ってるけど、いまいちどんな人か知らなかった。
自身のキャリアを振り返って語った内容を、書き起こした本。
ロックなひとだ。かっこいい。
媚びちゃいけない。
顔色なんてうかがっちゃいけない。
こんなに揺さぶられてインスパイアされた本は、ひさしぶりだ。

「日本のZINEについて知ってることすべて」もよかった。
ミニコミ、同人誌、リトルプレス、ZINE。
そういうの作るのって、情熱しかない。
特にネットが普及する以前は、1冊を作るのにたいへんな労力を必要とするわけで、やりたい!という熱量がすごい。
そして、編者たちの、シーンへの愛情にも感動する。
好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌い。
そう言い切れる人間でいたい。

誰かの期待にこたえるなんて、くだらない。
自分の中に情熱がなきゃ、どんなに上手くやったって、そんなのクソだよ意味ねーよ。
そういう大事なことを思い出した。

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